望み

暴君的なプロデューサーとその助手の歪んだ関係を通して、ハリウッド映画業界の醜い裏側をあぶりだしたブラックコメディ

パートナー

なかなかな話

回想シーンなど構成も変わってる

ケヴィン・スペイシーがウザい
口が悪い

映画ネタもありです

映画業界のボスを演じたケビン・スペイシーの演技が必見。
後に公開される「モンスター上司」が可愛く見える程、ケビン・スペイシーの嫌な上司ぶりが半端ない。映画会社の重役に座った彼の暴君ぶりが凄まじいのだが、もう身勝手かつ粘質系の極致で、あの男の下なら24時間でも耐えがたいと私は思った。その元で働き始める青年の運命やいかに。という話。

現在と過去を行き来するスリリングな構成もうまい。
執拗にケビンスペイシーに青年がいびられる過去と、
その青年がケビンスペイシーを縛り上げ、銃口を向けている現在だ。

そして、ラストははっきりいって、全く予想だにしないオチが待っている。
この作品おそらく15年前位に観たが、その時の衝撃は残っている。「アメリカン・ビューティ」でファンになったケビン・スペイシーの作品を追って行き当たり、やっぱり彼は凄かったと唸らされた。

日本でケビン・スペイシー的な立ち位置は、香川照之だろうか。
いっそ、日米、嫌らしい上司役で対決して欲しい。
続編あるか知らないけれど「半沢直樹２」でアメリカから来たエグゼクティブ役とかで（笑）

かなりブラック。
ケビン・スペイシーは最低な上司のイメージにピッタリだ。

• #tulpen+1999