沖縄列島を配信している動画配信サービス

『沖縄列島』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

沖縄列島
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『沖縄列島』に投稿された感想・評価

菩薩
4.2
冒頭のアメリカ製のガラス瓶を溶かし「オキナワ産」として再利用するシーンがこの映画の全てを物語っている気がする。金網に囲まれた自由・平和・民主主義=米軍基地、そして金網で閉ざされた自由・平和・民主主義=少年院、基地≒刑務所≒沖縄。上空を爆音で飛び交うB52のインパクト、あれが今はオスプレイへと姿を変えているわけか。沖縄は遊郭へ売られた娘、娘を売って越える本土は恥晒し、復帰後もさして変わらぬ状況が今もある訳だが、同時に基地がもたらす恩恵もあるのが悲しき事実。オキナワ、ヒロシマ、フクシマと、なぜだかこの国は時にカタカナで表記される地域がある、日本国のあるべき姿とは、かなり直球なメッセージ作品。
3.4
沖縄問題に言及したドキュメンタリー映画は数多いが、この時代特有の厭世的なムードで小川プロほどラジカルではない東陽一の「問題提起」。如何にもATG映画っぽいが、どこかATG映画とは違う感触があって歯痒いムードがある。

最終的に東陽一は大島渚にも今村昌平にもなりきれない半端さの方が際立っていて完全に風化してるドキュメンタリー映画と言える。ナレーションも直接的でダサい事この上なし。『新聞記者』や『PLAN75』みたいなセンセーショナル性で商売してる感じが今の映画界と大して変わらない。
良いドキュメンタリーだ。コカコーラの空き瓶を砕いてガラスを再利用する工場の場面で始まり、沖縄の現状を淡々と語るナレーションとほぼ聞き取れない土地の人の語りが重ねられるなか、米軍の支配下を生きる様々な位相の人々の姿が映される。当時の沖縄人がかなり日本に帰属意識を持っていることには驚かされた。だいぶストレートに支配を告発する立場ではあるものの、そういうのを超えて「個」を捉えるのには監督自身も言う通り成功している。映像の説得力がとにかくすごい。沖縄を現に生きる一人一人の活き活きした振る舞いと冷酷に爆音を響かせる米軍機との対比は見事だし、マラソンする少年たちの集団から遅れて走ってる奴が映る少年院のシーンなど細部が生々しい。ナレーションも白々しくならずに相乗的に効果を上げている。

『沖縄列島』に似ている作品

百年と希望

上映日:

2022年06月18日

製作国:

上映時間:

107分
3.5

あらすじ

2022年7月15日に創立百周年を迎える日本共産党。経済最優先の新自由主義をおし進める自由民主党が長く政権を担う日本において、左派政党として独自の立ち位置を貫いてきた。 コロナ禍が続く20…

>>続きを読む

シン・ちむどんどん

上映日:

2023年08月19日

製作国:

上映時間:

98分

ジャンル:

配給:

  • ネツゲン
3.8

あらすじ

選挙は最高のお祭りだ!を合言葉に、全国の選挙戦に野次馬参戦するダースレイダーとプチ鹿島。今年2月に公開した『劇場版 センキョナンデス』は、全国およそ50館に広がり、観客動員数は1万人を突破…

>>続きを読む

沖縄狂想曲

上映日:

2024年02月03日

製作国:

上映時間:

115分

ジャンル:

配給:

  • 渋谷プロダクション
3.7

あらすじ

沖縄で起こる数々の問題。辺野古基地-問題。国際大学ヘリコプター墜落事故。オスプレー騒音、墜落問題。古くはコザ蜂起(暴動)、由美子ちゃん事件等。多くの日本人が、それら県民の苦悩を知る機会は少…

>>続きを読む

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶

上映日:

2020年07月25日

製作国:

上映時間:

105分
3.7

あらすじ

日本で唯一の地上戦が行われた沖縄。その凄惨な戦闘をほとんどの日本人が知ることなく、77年の年月が経とうとしている。本土への疎開のため多くの子供達が乗った対馬丸がアメリカの潜水艦によって撃沈…

>>続きを読む

ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実

上映日:

2015年04月25日

製作国:

上映時間:

110分
3.8

あらすじ

アカデミー賞(R)最優秀長編ドキュメンタリー映画賞に輝くドキュメンタリー映画の最高傑作がリバイバル公開!

米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー

上映日:

2017年08月26日

製作国:

上映時間:

107分
3.8

あらすじ

男は、ガジュマルをこよなく愛した。「どんな嵐にも倒れない。沖縄の生き方そのもの」だと。那覇市を、かつてたった11ヶ月だけ率いた、その男が好んで使った言葉がある。それは「不屈」。 1945…

>>続きを読む