ホラー寄りのサスペンス作品。

登場人物の殆どが（子供達も）怪し気（笑）

曰く有る洋館。狂気に囚われてゆく主人公。
まるで『シャイニング』の様な感じでした。

登場人物達のバックボーンが今一判り辛い所が一寸物足りなく感じたが、嫌いじゃない系統の作品でした。

後から『回転』のリメイクだと知った（笑）

いいおっぱい見た…(ジャケの巨乳でなく女秘書の方)。"回転"('61)リメイクとか今度こそ世紀の蛇足だな…けっ…中々面白いじゃないですか…(･_･;またもやアレレ。
"回転"はコンテクストの余地が見事な秀作なので、個々の感性でいろんな見方ができる。だからこれもその一つと思えば…わぉ結構攻めるね！！こう来たかー！感心しちゃった。

舞台が現代なのでヴィクトリアンな性の抑圧をどう映すのかと思ったら…家庭教師の過去設定を置き、さらに女秘書という原作のメイドに当たるような位置付けを兼ねた新しいキャラクター造形を置くことで、"性"の匂い、その抑圧を出すことにしちゃっています。
女教師がなぜ死んだ二人に執着するのか…そこにはやっぱり性の問題があると思うのだけど、これもそれなりに面白い。

いや"回転"の完成度があまりに高いから蛇足は蛇足です。でも本家が秀作だからこそ観てるうちに、細かいファクターや登場人物それぞれをどう新しく作っていくのかが気になってくる。あれこういう意味なの？もしかして？とか、秘書妙にエロいぞ…？なるほどこの秘書はこういう要素をもたせてるのか！とか、とにかくリメイク製作陣の意図を探りたくて一生懸命見てしまった。

文句はひとつ。申し訳ないが子役がかわいくない！！！本当にごめんなさい。でも本家の子役が美子役すぎるんだもん！ついでにいえば家庭教師も女秘書ももっと美人にしてくれ。でも女秘書のヴァイオリンシーンとオナニーシーンは素敵だったので彼女はやっぱり据え置きでお願いします！

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「似て非なるもの也」

1898年発表のヘンリー・ジェイムズの小説「ねじの回転」の設定を現代にして映画化

この原作、筋だけ追っても何が何だか、何が怖いのかって話だと思うんですよ
なので映像化する場合は作り手がどう解釈しているかが重要で…
本作なんですけど、設定だけ「ねじの回転」後は意味不明
中盤に何故か熟女のエロいシーンがあって、だからこんな邦題にしたんでしょうけど
確かに冒頭から微エロでした

当時出演作が多かったリリー・ソビエスキーのファンだったら観て損はないかもしれませんが
他の映画好きの方々には時間の無駄使い作品でございます