オランダ発のファミリードラマ。プロのサッカー選手を目指し、父親と二人三脚で日々努力する主人公のレムコ。ある日父親のエリックが心臓発作で突然亡くなり、茫然自失になってしまう。しかしその父が幻となってレムコの前に現れ、再び夢に向かって共に走り出す物語。

たまたま中古DVDで見かけた作品ですが、オランダのアカデミー賞にあたる賞を受賞している事から間違いは無さそうと、直感で購入を決めました。

あらすじだけ見たら、もう確実に王道だろと思っていましたが、やはり王道でした。笑
他の映画で言うと「パパは雪だるま」に近い感じ。結末はある程度分かっててもやっぱりジーンと胸に響いてきましたね。

スポーツに励む青春時代に父親を亡くすというショッキングな出来事に見舞われたレムコ。彼の苦しみが伝わってくる前半と、幽霊となった父との再会からもう一度サッカーに打ち込み、夢を掴み取る後半。彼の成長が感じられる流れで、どんな困難が押し寄せても決して諦めない姿にグッときます。

僕自身サッカーの選手についてはそこまで詳しくないですが、後半のスタジアムでのシーンはサッカーファンなら要注目の場面かと思います。

基本的にはストレートに良い映画と呼べる部類ですが、個人的にはレムコの母親には少しイラッとしましたね。父親亡くした子供たちの事考えたら、すぐ他の男を家に迎え入れるか？と思ったし、主人公の話を一切聞こうとしない姿勢もマイナスでした。

とは言えファンタジー要素も含めた親子愛に焦点を当てたドラマが見たい方なら間違いない作品だと思いますし、どこかで本作を見かけたら注目しておいた方が良いかと。このマーク数とクリップ数の少なさからすると、かなりレアな作品でしょうし。笑

ファイル②

パパの熱量。

サッカーをやっていたからか、今までに何十回も観ました。
ありがちな展開だけど、泣ける。

オランダ国家めちゃくちゃ良くない？笑