忠烈図を配信している動画配信サービス

『忠烈図』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

忠烈図
動画配信は2025年2月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『忠烈図』に投稿された感想・評価

4.2
キン・フー監督作品!

香港映画発展探究⑤

キン・フー監督版・七人の侍❗️

16世紀の日本の海賊集団・和冦が猛威を奮っている困り果てた漁民を救うべく将軍から命を受け立ち上がる7人の武侠集団!

それぞれのキャラがとても個性的でユニークなんで楽しいんですが敵役のサモ・ハンが白塗りのヘンテコ侍役で暴れまわるし、『蛇拳』『酔拳』のお師匠さんのあの人やホンコン、若き日のユンピョウまでしれっと出てたのでなんか楽しくてしょうがない笑😎

大陸の海岸線、マジックアワー、山々の美しい風景がダイナミックに描かれて迫力があるし、縦横無尽のカメラワークに目が回りまくりで戸惑うがアクションシーンがいちいち凝っていて素晴らしい!
4k リマスターで映像も綺麗だったので更に満足度が高かった(^^)

良か映画!
3.7
【心の底から安心しろ 俺はお前より強い!!】
もうすぐ『鬼滅の刃 無限列車編』が公開される。ジャンプの大人気漫画の映画化で、コロナ禍の損失をカバーしようと意気込んでいるのか、多くの映画館で複数のスクリーンを本作にあてており、TOHOシネマズ新宿では1日42回上映される異様な事態となっている。私が行く予定のTOHOシネマズ海老名も1日33回上映である。さて、そんな『鬼滅の刃』。漫画は1巻、アニメは1話とアクションシーンつまみ食い程度にしか観られていないのですが、ある特徴を感じ取った。それは胡金銓アクションである。胡金銓のアクション映画は他の香港カンフー映画とは一線を画している。ワイヤーを用いた浮遊感のあるアクションなのだ。俊敏に、林の中で戦う『侠女』の要素を『鬼滅の刃』に感じるのです。折角、映画に合わせて予習するなら胡金銓を観ておこうと思い、今回『忠烈図』を観ました。本作は、香港版『七人の侍』と呼ばれている作品。胡金銓作品の中ではマイナーな作品ですがこれが面白かった。

本作は確かに『侠女』と比べると序盤のアクションにおいて手数の少なさ、似たような構図の連続にガッカリするかもしれない。『七人の侍』の看板を背負える程の重厚な物語はなく、30分程度で仲間集めは完了する上、物語上機能するのがウー夫婦しかいない欠点がある。だが、それでも胡金銓のアイデアに満ちた狂気のアクションに感動を覚える。

何と言っても、仲間が集まった時に魅せる華の戦闘シーン。笛男が、敵の位置を笛で伝えると、碁盤に碁石を配置していく。これで敵の位置を表現し、これからどのようなフォーメーションで戦うのかを物語る。そして、次々と繰り出される弓矢を盾や剣ではじき返し、敵を次々と討ち取って行くスペクタクルは圧巻だ。そして、勢いがついたらそのまま最後まで突っ走る。笑顔でのらりくらりと裏切る仙人のような男の策略に嵌り、敵に包囲されるウー。

「心の底から安心しろ 俺はお前より強い!!」

と手ぶらで突っ立っているウーに対して、右から左から上から猛攻が繰り出されるのだが、ゆらりふらりと交わし、サッとカウンターを入れる。あまりの強さに逃げようとする仙人男を夫人が阻止する。チームプレイとしての鮮やかさがそこにあります。

そうこうしているうちに、アジトへたどり着く。大ボスに強さをみせつけるためにやってきた夫人に、手下が襲いかかる。ウーに一本入ったかと思うと、ボスが「もう座りなさい」と試合終了を伝える。不満げな部下が背を向けると、衣類が破れていた。「お前はもう死んでいる」攻撃で、彼が一本取る前にウーに仕留められていたのだ。夫人は、弓矢バトルを、折角弓を渡されたにもかかわらず素手で投げ始める。日本のお侍さんとの死闘も慌てず騒がずさばいていく。その軽やかさに心奪われます。

そして、終いには飛び蹴り10連発男、空中回転男が待ち受ける。あれだけ強かったウー夫人が苦戦し始めるあたりに脚本のガバガバさがあるのだが、もうここまでくればアドレナリン全開である。『鬼滅の刃』的、重厚な空中戦闘を味わえてとても面白かったです。
3.8
これぞ香港アクション映画の真骨頂、全編にわたり工夫されたアクションと二転三転するドラマ展開に見終わってお腹いっぱいの気分に(プラス4Kで処理された流麗な映像の美しさが格調の高さをもたらす)。あと敵が和寇のためか日本刀をメイン武器にしているので拳法&中国剣VS拳法&日本刀というご馳走のような仕様になっていて、さらに手裏剣や弓矢、爆薬まで加わってそのテンションの高さにアドレナリン全開になり気分がハイになってくる。日本刀の使い方もそれなりにちゃんとしているし。キン・フーのサービス精神がこれでもかと爆発しているのが痛快な面白さを引き出している。

主人公たち和寇討伐グループ(七人!)は最初からメンツが固定されていて『七人の侍』や『十三人の刺客』などメンバーが次々と加わるRPGのような醍醐味は無いけれど、その分を物語に使うまどろっこしさがないので序盤からアクションに次ぐアクションが楽しめる。ただ七人のキャラクターがあまり深く描かれないので、三人くらいは記憶に残らず「誰だっけ?」状態のまま映画が終了することに注意。そのなかでろくに台詞もないのにインパクトを残すのが実質的な主人公『一陣之風』ウー(チームの参謀役にして武道の達人という美味しい役どころ)の奥さん、ターバンなどインド系の服を着こなし(モデルは孔明夫人?)弓矢や格闘も男勝りにこなすクールな美人ぶりは他の女性キャラが出てこないのもあって際立つ。

敵の和寇グループもそれなりに個性が描かれているので強敵としての存在感を発揮する、日本の笠を被って襲撃する手下たち、坂本龍馬や宮本武蔵などを意識したかのような格好の幹部など他の映画にはないビジュアルもかなりのインパクト。でも一番記憶に残るのがボス・博多津を演じるサモ・ハン、白塗りの顔(ドラゴンボールに出てきそう)に新撰組のような衣装は舞台設定となる戦国時代の人間には見えず思わず苦笑しそうになった。

主人公たちと和寇が激戦を繰り広げるラストも巧妙なカット割(主人公のウーが猛スピードで戦うシーンは本当に分身しているのかと思ってしまうほど素早く描かれる)と、創意工夫されたアクションで気分がマックスに。ボスの倒し方は一風変わっているけどね、まさか石という原始的な武器が使われるとは…。

物語はアクションを優先しているためかちょっと雑な印象に、物語の肝である裏切り者は勘のいい人ならばすぐにわかるし、その裏切り者は途中から説明もなく物語からこつぜんと消えてしまう。あと将軍は本当に無能だったのか、彼の行動も伏線だと思っていたのに。それと中盤ウー夫妻が和寇のいる島を訪れて道場で敵と立ち会うシーンが異様に長いのは何の意味があったのか理解できない、まあ工夫されたアクションの数々は堪能できたので鑑賞時はさして気にはしなかったけど。

ユン・ピョウやジャッキー・チェン(スパルタンXの三人が揃い踏み)が端役で出ているようだけれど確認できず。それよりも個人的には海賊の道場にあった日本人の名札に「梅宮辰夫」や「室田日出男」、「神田隆」の名前があったことに驚き、日本映画ファンのスタッフのお遊びだろうか。あとサモ・ハンの刀やとんぼ返りを駆使したアクションには若山富三郎の影響を感じずにはいられなかった。

『忠烈図』に似ている作品

大酔侠

製作国:

上映時間:

91分

ジャンル:

3.7

あらすじ

“香港のクロサワ”と呼ばれた巨匠キン・フーが手掛けた武侠アクションの伝説的傑作。

残酷ドラゴン 血斗竜門の宿

製作国:

上映時間:

111分

配給:

  • 松竹
3.8

あらすじ

中国・明の時代。暴政を繰り返す宦官のツァオは、無実の罪でユイ大臣を処刑し彼の子供たちを流刑とした。さらに、復讐を恐れたツァオは刺客を送る。刺客が待ち伏せした宿には凄腕の剣客チュウ兄弟が子供…

>>続きを読む

女必殺拳

製作国:

上映時間:

86分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.4

あらすじ

日本人と香港人のハーフ・李紅竜は、謎の失踪を遂げた兄・万青の安否を調べるべく東京へやってきた。万青は麻薬Gメンで、日本の麻薬組織を捜査するために派遣されていたのだ。香港の捜査員から情報を得…

>>続きを読む