麻薬組織の犯罪を調査中のトム刑事は組織がよみがえらせたキョンシーたちによって殺害されてしまった。
しかし上司のはからいでトムはロボット刑事として復活し・・・・。

ロボットとしてよみがえった刑事がキョンシーや犯罪組織に立ち向かうD級ホラーアクション映画。
ロボ道士と同じ会社が制作しているだけあって相変わらず支離滅裂な展開や脚本、便乗感溢れる設定、しょぼい特撮、唐突なラストなどどれをとっても微妙な感じの作品であった。
個人的にロボコップを学芸会レベルで再現したようなロボハンターのチープな造形は好きであったが、全体的によっぽどのマニアでない限りは見る必要は無いであろう駄作であった。

―――「ロボコップ」vs「キョンシー」！！☆
最先端テクノロジーvs東洋の呪術！
不死身のサイボーグvs不死身のモンスター！
この熱きシチュエーションに、燃えろ！震えろ！酔い痴れろ！
世紀のドリームマッチを見逃すなッッ！！
香港電影博'88特別招待作品。

お届けするのは、香港の悪名高き製作会社、FILMARK INTERNATIONAL。
…ぶははは！コレが噂の、フィルマーク製ニコイチ映画ですか～。☆
“フィルマーク”なんて、もう音の響きからしてアヤしさ爆発ですな。(笑)

ロボコップ対キョンシーのバトル(フィルマーク内製)と、女性捜査官救出劇(タイ映画流用)が“同時進行”。
二つのストーリは、果たしてどの様にクロスオーバーしていくのか…？
これは絶対に…絶対に最後まで見逃せないぜ！(笑)

ゴリラキョンシーのハンドミサイル攻撃(！←笑)に殺られた、腕利き麻薬捜査官のトム。即決でロボットとして蘇らせる事に。
改造シーンは必見！ブリキだかトタンだかの雨どいみたいなヤツを、バチバチ溶接していきます。
アーク溶接じゃなくて、どう見てもただの花火だね。

―――見よ！誕生したロボコップの雄姿を！
アメリカの子供達が憧れる職業、“消防士”がモチーフだぞぉ！？ぶははは☆(笑)

しかし、パワー重視の鈍重なロボコップ。アクロバティックなキョンシー軍団にどう立ち向かうのか？
…そんなくだらない心配をしている暇などありませんぞ！

ハイジャンプで屋根に飛び上がり、花火噴射で空も飛ぶ！
マシンガンも火炎攻撃も、屁っちゃら屁の字！
唯一の武器である、ショットマシンガン。ハジき飛ばされても、謎の念動力で手元にキャッチ！
…おぉ、コイツは無敵だぜ！

―――と思ったら、バズーカでドッカーン！！(笑)
爆炎に包まれてロボコップ大破！木っ端微塵！
何じゃああそらああああ！！☆

だが心配ご無用。
例の花火と電ドラで、チョチョイのチョイ♪と瞬く間に一発復活！
おぉ、これが科学のチカラかッ！スゴイ。スゴすぎるぜ！！

…こうしてロボコップとキョンシー、双方不死身なもんだから、いつ決着が付くとも知れぬ、果てしなきバトルがグダグダ延々と続くのです。

キョンシーを倒すには、それを使役する道士を倒すしかない。
だがヤツは強い！勝てるのか？
クライマックスで、ロボコップ最後の切り札である“必殺兵器”が炸裂するぞ！！

もろちん、お色気パートもあるよ！♪(流用映画パートで(笑))
村人達が逆さ磔り付けで銃殺されてたり手榴弾を持った少年が自爆を図ったりと重い緊張感の中、何故かいきなり裸で泳ぎ出し、ハシャギまくっておっ始める男女とかな。(笑)

…呆気にとられていてはダメだぞ？いつの間にか「THE END」になって、置いてけぼりを食っちまうぜ！！ぶははは☆

• #ゾンビ＠超空間コベ
• #ニコイチ
• #ピックUP_超空間コベ

噂に聞いていた珍味を遂に待望の鑑賞。一応、香港とアメリカの合作らしい。
キョンシー(銃撃したり消えたりする)、悪の道士、女幽霊、麻薬組織とロボコップのパチモン、捜査官が入り乱れて戦うっていう文章で見たら異様に情報量が多いっつー支離滅裂馬鹿映画。よって採点不能。
これまたツッコミ入れたら負けなやつ。

本作は音楽で例えると、各国のハードコアパンクやScumなGRIND COREとかdigってると時たま遭遇する、どうしようもないゴミみたいなポンコツな音を出すバンドに対して抱くある種のいとおしさに通じる物がある。

こういう頭の悪い衝動丸出しな馬鹿映画を死ぬまでに出来るだけ沢山見たいと改めて思った。