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第七の十字架
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『第七の十字架』に投稿された感想・評価

lemmon
3.7
そうあってほしいなと思わせる人間ドラマ。
戦時下に疑心暗鬼に成らざるを得ない状況の中で、それでも信じる心と、あと周りの暖かさを感じた主人公がどこか解放されていく姿に心が洗われる思い。

終始静かに演じるスペンサートレイシーが良かった!
こちらにいろいろ考えされてくれて、彼の心情もなかなかはっきり読めないが、なんかわかるのだ😊。説明できないけど😎。

ヒュームクローニン、ジェシカタンディ演じる主人公を助ける夫妻も印象的。
この時代、脱獄囚=罪人でないとこも興味深かったなあ。そんなふうに思ったことなかったから。その辺歩いている警官の方がよっぽど恐いよ。戦争を知らない自分には想像もつかんなあ😓。


作風は、前半は特に囁くようなナレーションも相まって印象派なイメージ。後半クリアになってきた途端のメロドラマ。





後半のメロドラマ、、、これがなあ、自分には不要だった。たしかにないと映画としては地味なのかもしれない。。。冒頭印象的だったタイトルの意図も終わってみてあまり活きてはいなかった、と言うよりメロドラマに喰われた感。
メロドラマ前までは軽く4点台だったなあ。
名匠ジンネマン監督の第三作で出世作。ナチスドイツを舞台に強制収容所から脱走したドイツ人政治犯の運命を描く。戦時中に強制収容所の存在を扱った数少ない映画の一つ。原作はドイツからの亡命作家アンナ・ゼーガースの同名小説(1942)。撮影は「メトロポリス」(1927)「魔人ドラキュラ」(1931)のカール・フロイント

1936年ドイツ。強制収容所から7人の政治犯が脱走した。彼らは作家、サーカス芸人、学校教師、農夫、ユダヤ人など一般人だった面々である。最初に捕まったワラウは拷問されたが口を割らずに死んだ(※以降映画は彼の天からの視点による語りで進行する)。収容所長は十字架を7本並べ脱走犯を全部に架けることを誓う。脱走犯の一人で食料品店員のジョージ(スペンサー・トレイシー)は故郷マインツに向かう。実家は見張られているため恋人レニの家を訪ねるが、彼女は既にナチス党員と結婚していて助けることを拒否。次々と脱走者が捕まり殺される中、ジョージは古い友人の工員ローダーの家を訪ねる。貧しいが幸せそうなローダーの家庭を見て、彼らがトラブルに巻き込まれないよう立ち去ろうとするジョージ。しかしローダーはジョージを助けるため危険を冒す。。。

ジンネマン監督が「ハリウッドの良心」と称される理由を痛感した。監督が強制収容所での両親の死を知ったのは戦後になってからであり、戦時中に手掛けられた本作は彼の作家としてのまごう事無き本質を表すもの言える。

冒頭、殺されて十字架にかけられた脱走兵たちの映像に「人間と動物を区別する魂のありかを教えてくれる物語」とナレーションが入る。映画は、脱走し町をさまよう主人公を通して恐怖政治に支配されたドイツ国民の様子を描いていく。ナチスに洗脳され、あるいは迎合し、あるいは怯えて、主人公を通報しようとする市民たち。しかし、一握りの人々が内なる善意に従って主人公に手を差し伸べる。名もなき庶民たちの誠実さと勇気ある姿に終盤はしみじみと感涙してしまった。

収容所の存在を背景に街をさまよい逡巡する描写は「暴力行為」(1948)で、ナチス支配エリアを恐怖と疑心暗鬼に包まれながら逃走するサスペンスは「ジュリア」(1977)で用いられた演出であり、本作はその後のジンネマン監督のベースとなっていることがわかる。

題名に「十字架」と付けながら、本作で描かれる良心の拠り所にキリスト教を引用していないことは注目しておきたい。「尼僧物語」(1959)ではヘップバーンが信仰を捨てる女性を演じていた。ジンネマン監督はウィーン生まれのユダヤ系ドイツ人で、実家はユダヤ教徒だが熱心な信仰者ではなかったようだ。妻レネー・バートレットはキリスト教徒である。
moon
3.6
強制収容所から脱走した7人の男たち、あれよあれよという間に6人捕まり磔刑にかけられるが最後の1人を待つ十字架がタイトルのそれという訳

脱走した主人公を助ける友人パウルのキャラクターから当時の時代性を感じることができて良かった。戦争前のドイツに暮らす一般市民の目線から見た映画を始めて見たかもしれない

終盤で唐突に入ってきたラブ要素はthe アメリカ映画!という感じで少々びっくり

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