第七の十字架の作品情報・感想・評価

『第七の十字架』に投稿された感想・評価

名匠ジンネマン監督の第三作で出世作。ナチスドイツを舞台に強制収容所から脱走したドイツ人政治犯の運命を描く。戦時中に強制収容所の存在を扱った数少ない映画の一つ。原作はドイツからの亡命作家アンナ・ゼーガ…

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ドイツの収容所から脱走した政治犯7人を追うナチ。所長が7つの十字架を建てて怒り狂う。そして最後の一人、スペンサー・トレイシーは逃げ切れるか。まだ、ジンネマンらしさはうかがえない。
3.7

前半の反ナチスで捕らえられた囚人たちが収容所から脱走して逃げようとするサスペンスと彼らを助ける人たちのヒューマニストを絡ませたドラマは結構面白かったのに、後半はなぜか主人公のスペンサー・トレイシーと…

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22.01.17 シネマヴェーラ渋谷

(日記より)
午後観た映画はジンネマンというF.ラングなどと同時期にドイツからアメリカ亡命した監督の作品で、たぶんこの監督の作ったものを初めて観たと思う。かな…

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yuzu
-

ブッチブチの大傑作。

第二次世界大戦前夜、ナチスが台頭していた時代。収容所から脱獄した七人の政治犯。見せしめとして収容所に立てられた七つの十字架。追手たちに、一人、また一人と捕らえられ…という地獄…

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mh
5.0
このレビューはネタバレを含みます

ナチスドイツの強制収容所から脱走する話。
戦争真っ只中の1944年7月24日公開。フリッツ・ラングも、反ナチ映画(「マン・ハント(1941)」「死刑執行人もまた死す(1943)」「恐怖省(1944)…

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mingo
4.1

ど傑作。面白い。44年制作にもかかわらず現代映画のような丁寧な起承転結。当時だからこそ切実な想いも痛烈に受け取ったが、本作を下敷きにしたゲシュタポ現代劇も多いのでは。ジンネマンの映画は試みの面白さも…

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こ
4.0
このレビューはネタバレを含みます

こんなの善を信じたくなってしまう
昔馴染みさ話をしよう
我々はいつの時代でも常に正しい行動を考えなければ
つかのまが人生のすべて
愛に気づかないで、
死者との対話が終わるとき
タイトルから結末は出て…

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ギリギリ戦中に描かれた戦争映画。
最初に殺された脱獄者の天からの視点による語りによって進められていく。

かろうじて与えられるラストの救いは1944年ゆえなのだろうか。
前半の冗長すぎるナレーションが説明的すぎて、眠くなったが、
後半のたたみかけるストーリーの展開の連続に唸る。
カフェの女との別れが切ない。

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