数学的に完璧な町。
ここに入り込んで国のモデルとなるように、
利用しようとする主人公（🤔？）。

物語が全然わからない😂。
アホなのか！おれは😣。


前半、町をよくしたいと訴える女性に対して、
大反対する連中が、
国のモデルの町として有名になり、
観光業で一儲けできそうと思うや否や、
コロっと態度変えるあたり滑稽でした😅。

ジミーさんジェーンワイマンの、
恋愛模様も繰り広げられる。
バスケのシーンはわかっていながら、
ドキドキするねえ🥴。

内容がイマイチわからなかった。
クライマックスは皆幸せに向かい突き進む（？）。

フランク・キャプラ作品の筆頭脚本家ロバート・リスキンによる、キャプラ不在のキャプラ映画。監督はウィリアム・ウェルマンだが、内容は限りなくキャプラ的。結果、見事に失敗している感じだ。
しかし、リスキンがキャプラ映画の「心臓部」だとは伺える。
民主主義の理想を描いたのがキャプラ映画。
今回は正にキャプラ的な「世論」をテーマにした話。
世論調査会社の主人公が、国の縮図を体現している小さな町を発見する。ここで調査すれば、国全体の世論が解る。

主人公は、正体を隠して町に潜入する。
だが、恋の相手である女性記者は町を発展させたい派。
町が変わればデータが狂うため、主人公は現状維持を望む。
愛と仕事、理想と打算の間で綱渡りをすることになる。

発想は奇抜で面白いが、映画的説得力に欠ける。
町の特異性が映像で伝わらず、台詞で延々と補足されるのだ。
主人公の目的も“現状維持”だから発展がない。
もっと二面性を示し、町の発展を妨害しながら恋に落ちる構図なら、葛藤と喜劇性の両方が深まっただろう。

やがてヒロインが真相を暴露し、「ミラクルタウン」として大騒ぎ。
住民がデータを売り物にしようと狂乱するが、人気が高まるほど国の縮図のバランスが崩れて、町の価値は下がる。
結局、町は寂れ、二人は「私たちで町を殺してしまった」と呟く。
だが実際の犯人は“民衆”だ。彼らの煽られやすさ、欲望の暴走が町を崩壊させたのだ。
映画『群衆』でもそうだったように、リスキンは「民衆の二面性」を描こうとする。
煽られやすい愚かさと、信念に呼応する善良さ。
それはキャプラ作品が掲げた民主主義の理想そのものだ。
しかし本作では、そのテーマが前面に出すぎた。
主人公たちのドラマが背景に追いやられ、「民衆の動き」という観念的な政治劇に変質してしまう。

民主主義の魔法が最も効かなかった一本。
「キャプラ映画からキャプラを抜くと何が残るか」を証明した、貴重なサンプルである。

アメリカ全体の世論調査と奇跡的に結果が一致する小さな町をめぐる一騒動を描く、ウィリアム・Ａ・ウェルマン監督1947年のドタバタコメディ。ジェームス・スチュアートの私利私欲に始まりやがて公正な意識に目覚めていく終盤の姿に、まさに彼が「アメリカの良心」と呼ばれるにふさわしいキャラクターが刻印されてた。「失われた週末」（1945年）で献身的に夫を支えたジェーン・ワイマンの凛とした佇まいが、スミスと対立しつつも惹かれ合う役柄にぴったりだったね。新聞記事に踊らされる大衆という図式に教訓的な要素も滲み、クライマックスが胸熱だったけど、そこにいたるまでの過程がちょっと退屈に感じた。

自身の経営する世論調査会社が苦境に陥っているリップ・スミスが、ある日グランドビューという小さな町の世論調査結果がアメリカ全体の世論調査結果と完全に一致していることを発見する。スミスがこの調査結果を利用してグランドビューで一旗揚げようとする中で、町の新聞記者のメアリーに出会い、惹かれ合っていく様子がボーイ・ミーツ・ガールとして展開する。地元の住民が町の特異性に無自覚で、現状の生活に満足してることが奇跡の世論調査結果に繋がってるのが皮肉で、町を改革しようとするメアリーと町の現状維持を望むスミスの思惑がぶつかり合う様子がハラハラさせる。

本作は世論調査を題材にしているのが珍しく、アメリカの人々が少しでも良い暮らしをしようと世論調査に敏感になっているところに戦勝国としてのアメリカの勢いが感じられた。メアリーの暴露記事から大衆の狂乱と町の荒廃を経て、終盤に訪れるスミスの義侠心の目覚めは胸熱。彼のスミスという役名には、過去にジェームス・スチュアート自身が演じた名作「スミス都へ行く」（1939年）を思い出さずにはいられない。