キャプラ監督×脚本家ロバート・リスキンの名タッグが最初に本格コラボした社会派ドラマ。デマと大衆ヒステリーによる銀行破綻の危機を描く。撮影監督はキャプラ監督の常連ジョセフ・ウォーカー。原題「Ameri…
>>続きを読むデマと人情
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📍あらすじ
ユニオン・ナショナル銀行は気前の良すぎる頭取ディクソンのワンマンだ。融資は彼の信念に基づき決…
【詳述は、『希望の星』2024-8-9欄で 】融資は担保より人間間信頼から、金自体に固執なく、世界を愛し活かす手段としての夢と手応え、だからつい疎かになった家庭はそれらの核ゆえ、危うさには何よりも動…
>>続きを読む銀行の頭取ディクソン(ウォルター・ヒューストン)は顧客との信頼関係を重んじる一方で役員たちと対立していた。ある日、銀行支配人の手引きで強盗が発生し、それをきっかけに取り付け騒ぎが起きてしまう。捜査の…
>>続きを読むこれぞキャプラ!
ほんとさすがだよな。人間の愚かさと群衆のエネルギーを描きつつ、それでいて結局大切なのは人間同士の信頼だよって題材は、後々の作品たちにもつながる。
てか、題材が銀行の取り付け騒ぎな…
顧客の信頼を第一に考える男が頭取を務める銀行が、銀行強盗を発端に危機に陥ってゆく中での、立て直そうとする頭取の姿を描く社会派ドラマ。面白かった。短尺の映画だが一気に観せる。いかにもキャプラ監督が扱う…
>>続きを読む切り返しや会話の早さ、モブシーンのダイナミックさ、それに反して銀行強盗のシーンをとても静かにしているのが印象的。
当時の不景気を反映したであろう大衆のパニックさと、銀行の頭取が積み重ねた「信頼」への…
大恐慌渦下でも自己犠牲に徹するキャプラ映画の主人公にはある種の強迫観念さえ感じてしまう。窓口に押しかける預金者共の波をかき分け進んでいく支援者を捉えた俯瞰はさながら十戒で、善意の波が波及していく様も…
>>続きを読むフランク・キャプラ監督による、1930年代に起こった大恐慌を背景にある銀行の取り付け騒ぎを描く社会派ドラマ。
広範な社会不安、小さな噂に扇動されパニックを引き起こす大衆を描きながら最後には信用や人徳…