100匹目のサルの作品情報・感想・評価

「100匹目のサル」に投稿された感想・評価

n0701

n0701の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

日本語を知っている男とその男から日本語を習う女。二人は廃墟でいちゃこきながら写真を撮りあう。

そこで見つけた「入口」と「出口」と書かれた壁の落書き。落書きには奇妙なポーズが書かれていた。

ある日、写真を現像すると、その奇妙なポーズが映し出された一枚を女が見つける。

女が「入口」と書かれたポーズをすると、急に「生命と文明の本質は何か」と日本語を喋りだす。そして、脈絡のない日本語を語りだしたかと思えば、奇怪な行動を取る。

女は「出口」のポーズを取ると、その奇怪な現象はなくなる。

これは「チャンネル」とか「口寄せ」とかその手の類の通信手段だった。

消えた女を追って謎の日本人「ヨコシマ」に会うことを望む男は、引き寄せられるように
女の格好をした男の声の持ち主に出会う。

だが、男は謎の力を得ることは出来なかった。人の心にある文明的な制御が、新たな価値観や世界を無意識に拒否したのだ。

男は「生命の本質はなく、文明の本質は制御」と言われ、物語は終焉する。

彼は女の言葉をどのように受け止め、どのように昇華したのか誰にも分からない。
前の職場にひとりの先輩がいた
全く仕事が出来ず
同僚達から戦力と見なされることはなく
僕たち後輩から怒られることもしばしば
言うなれば人数合わせ要員

しかし彼には別の顔があった
コンテンポラリーダンサー
単独でショーをする程のダンサーだった彼は会社の忘年会などでは必ずパフォーマンスの時間が与えられた
上半身は裸で下半身はタイツ
ただでさえエガちゃん似の彼のエガちゃん化が加速する
オマケに乳首には驚くほど長い毛が数本…
そんな彼が神秘的な音楽に合わせクネクネクネクネ踊る
みんなビールを片手に会話に夢中だが彼はただただクネクネクネクネ踊っていた

そんな彼は節約家でめったに僕らと昼ごはんを食べに行くことはなかった
僕が別の先輩と一緒に馴染みの定食屋から戻るとそこには木片を齧るダンサーの姿が…
え?っと思いよく見てみればスーパーで買ったと思われる柵のままのカツオのたたき
カツオのたたきを切らずにまんま噛り付いているその姿はキチガイか?はたまた野生児か?

はい、そんな映画でした
ストーリー?いや全く意味わかんないから
テーマ?メッセージ?なんなんだろうね?
とりあえず僕は本作をコンテンポラリー映画と分類しようと思います
4423

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5.0
ざらざらに色褪せた映像にふと昔から知っていたような懐かしさを感じる。同時に英語と日本語が飛び交う様はどこか知らない架空の町に連れて来られ置き去りにされたような不安を感じてしまう。

正直なところストーリーは全く持って意味不明。しかしこの意味不明でいきあたりばったりな雰囲気と8ミリ映画ならではの古ぼけた映像が羅列されていく様はブニュエルの『アンダルシアの犬』とマヤ・デレンの作品群を彷彿とさせるようであった。

観終わった後はこれを撮った伊刀嘉紘とやらは一体何者なんだ…と誰しもが思うはずだ。
「伊刀嘉絋初期傑作選」というDVDに収録されている。
TSUTAYAのホラーコーナーにあったので、聞いたことのない名前の監督だが妙に気になるので借りてみた。

変な映画だった。アマチュア映画感が満載なので親近感が湧いたが、まさしく誰も観ていなさそうで、おそらく今後も観る人はいないであろうこういった映画を観るのも良い。
全体的に間抜けだが、でも不思議とゾッとする所がいくつかある映画であった。