非常にマニアックな内容ながらも、かいつまんで紹介すると、まずはステイプル・シンガーズのメイヴィス・ステイプルのヴォーカルの素晴らしさ。そして、最も古いファンク・バンドといわれる、バーケイズのド派手なパフォーマンス。バーケイズの初期メンバーのうち5人は、1967年、オーティス・レディングとともに飛行機事故で亡くなっている。その悲劇から5年後の本作では、後継メンバーが加入して、見事に復活している様子がうかがえる。ライヴ外でのインタビューで印象的だったのは、ブラック・ピープルの中でも、古臭いとか、暗いとか、悲しいとか、諸々の理由で、ブルーズが嫌いな人も多かったこと。そんな中、唯一の生粋のブルーズ・マンとして、愛用のギブソン・フライングVをキュインキュインとむせび泣かせて歌うアルバート・キングは、やはり最高だ。そしてそして、パステルピンク色のマントとスーツで登場したルーファス・トーマスの存在感! 代表曲「Do the Funky Chicken」のちょいユルなグルーヴ感は、まさに彼ならでは。フェンスを越えてフィールドに入ってくる観客たちを、ユーモアを交えて、ゴスペル風の口調で注意していたのが印象的だった。ルーサー・イングラムのソウルフルな渋ヴォイスもたまらない。そしてコンサートのトリは、当時スタックスの看板アーティストで、映画『黒いジャガー』のサントラを大ヒットさせて間もない頃のアイザック・ヘイズ。この方も一見ハデハデだが、元々はサム&デイヴらに楽曲を提供していた裏方職人。めちゃ低いトーンの歌声が印象的だ。
“I Am Somebody!”のCall and Responseと共に拳を上げる。 ザ・バーケイズ、アルバート・キング、ルーファス・トーマス、めちゃかっこいい。 ルーサー・イングラムがガッツリ泣かせてから、大御所アイザック・ヘイズの登場! 🕵🏿♂️帽子とってキャー!最高!
正直、もっとライブ映像が観たかった。
【セットリスト】 1.What You See Is What You Get ザ・ドラマティックス 2.Oh La De Da/We The People/Respect Yourself ザ・ステイプル・シンガーズ 3.Star Spangled Banner/Lift Every Voice & Sing キム・ウェストン 4.Someone Greater Than You & I ジミー・ジョーンズ 5.Lying On The Truth ランス・アレン・グループ 6.Old Time Religion ウィリアム・ベル/ソウル・チルドレン/ニューカマーズ/エディ・フロイド/テンプリーズ/フレデリック・ナイト 7.Peace Be Still ジ・エモーションズ 8.Son Of Shaft ザ・バーケイズ 9.I’ll Play The Blues For You アルバート・キング 10.Walking The Backstreet & Crying リトル・ミルトン 11.Jody ジョニー・テイラー 12.I May Not Be What You Want メル・アンド・ティム 13.Picking Up The Pieces カーラ・トーマス 14.Breakdown/Funky Chicken ルーファス・トーマス 15.If Lovin You Is Wrong I Don’t Want To Be Right ルーサー・イングラム 16.God Is On Our Side アイザック・ヘイズ
⬜︎2023/09/30 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU 第45回ぴあフィルムフェスティバル2023 「ブラック&ブラック」にて鑑賞 2日限りのデジタル上映、字幕はブラッシュアップされて別投影してるのだそう。 とにかく、音が良かった。明らかに奥行きがあって幸せ。2度目なのに初めてみたいに新鮮。ピーター・バラカン氏監修の字幕のせいか。 ♪If Lovin You Is Wrong I Don’t Want To Be Right どっかで聴いたと思ったら、Rod Stewart⚽️のカバーだった。