タフガイは踊らないの作品情報・感想・評価

「タフガイは踊らない」に投稿された感想・評価

すっかり忘れていたけど禿げオヤジが出てきて再見だと気が付いた。人物(セリフ)の呆れるほどの軽薄さセックスと暴力、最高のイザベラ・ロッセリーニ。悪夢のなかの現実のような、映画がぐんにゃりと捻じれている。デヴィット・リンチの匂いは確かにする。タランティーノが『トゥルー・ロマンス』のシナリオを書き上げた際に見た映画らしいが、なんとなくそれもわかる。死ぬまでに一度は見ておいた方が良いアメリカ映画だと思う。
MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

3.3

誰が正気で、誰がmaniac(=狂人、変態)なのか。
ノーマン・メイラーが不条理な狂気の世界に誘います。

このレビューはネタバレを含みます

10代の頃にビデオで観て「安いデヴィッド・リンチ」っぷりに衝撃を受けライフタイムベスト上位だった作品。現在でもありそうでないデヴィッド・リンチフォロワー映画でしょう、これは。というか本家以上のハッタリで今なら断然こちらに軍配。近年のどうしようもないリンチと比べたら千倍優秀。原作自作の映画化なのにリンチしちゃう根性も賞賛に値。(*)
一応謎解きの話だけど、そこにフォーカスし損なっているところも最高! 脇見運転のようなサスペンス!
ロケ地のプロヴィデンスタウンに行ったくらい好きな映画で、今回が日本では初スクリーン上映(のはず)なので嬉しいかったけど、残念な画質、小さなスクリーンだったので劇場では感動までにはたどり着けず。少しウトウトさえも。
それでもやはりマイ映画史にとっての重要作ということを再確認。

*『ブルーベルベット』に影響を受けてメイラーが本作を監督し、さらにデヴィッド・リンチが本作の影響を『ツインピークス』にぶっ込んだと思っています。
作家が自作を監督しちゃった、己の表現の端折りを許さないクドい仕上がり。とにかく全員が如何わしくて安くてくだらないストーリーにひたすら感動する。音楽も編集もヘンすぎる。

あなたにおすすめの記事