盲目ながらも居合斬りの達人である渡世人の生き様を描いた「座頭市」シリーズの第17弾。
勝新太郎が主演、高田美和がヒロインを演じ、近衛十四郎、小池朝雄、朝丘雪路、中尾ミエ、坪内ミキ子らが共演。
伊福部昭が音楽を担当。

盲目の渡世人である座頭市（勝新太郎）は、飯塚の宿で幼い息子を連れた病床の母親と相部屋になるが彼女は息を引き取ってしまう。彼女から忌の際に頼まれて、男児を前原にいる絵描きの父親のところに連れて行くことになる。道中で旅芸人の一行と知り合い、途中の箕輪の宿まで同行する。
旅芸人と別れて前原に着いた座頭市は、男児の父親が働いていたという窯元を訪ねるが...　　　

勝新太郎の代表作である盲目の渡世人・座頭市の活躍を描いた時代劇。
「座頭　なかなかやるな」
オープニングは、敵討ちとして襲ってきた五人の渡世人たちを座頭市が居合斬りで返り討ちにするシーンで始まり、その後、勝新太郎が唄う主題歌が流れて盛り上がる。
冒頭の返り討ちに加えて、座頭市は眉毛斬りや飛んでいる蜂斬りなど沢山の居合斬りを魅せてくれる。
ヒロインは高田美和が演じる窯元の娘おみつでとても優しい。他にも朝丘雪路が演じる旅芸人のともえ太夫や中尾ミエ演じる歌娘みゆきが華を添える。中尾ミエが若くて可愛らしく、素晴らしい歌声を披露している。
悪人はオニゴンこと金井の権造親分（小池朝雄）と代官所の役人達。　
好敵手は謎の剣豪・赤塚多汁郎（近衛十四郎）。彼の正体が明らかになると、座頭市との決斗では赤塚も応援したくなり、歯がゆい思いをさせられる。赤塚の仲間が座頭市に斬られてしまうのが不憫でならない。
終盤では座頭市が権造一家と大立ち回りを繰り広げて悪人たちをバッサバッサと斬りまくる。
クライマックスは粉雪が舞うなか凄腕の剣豪・赤塚との差しの勝負で緊張感が高まる。
最後は子供を置いてどこともなく去っていく座頭市が哀愁を誘う。
「おじちゃんの馬鹿野郎！」　　

2024.5　BS12で鑑賞

• #宿屋とらやの相部屋
• #旅芸人の一行
• #窯元
• #土取場
• #ご禁制の春画
• #子供が描いた座頭市の似顔絵
• #岩間の切通し
• #公儀隠密

順番ハチャメチャ座頭市鑑賞3作目

こちらは近衛十四郎との一騎討ちが拝めるとお聞きして鑑賞しました！
大統領オススメ有難うございます(*‘ω‘ *)

って、三隅監督じゃないですか！
子連れだし(笑)

そしてとっても今さらなのですが、音楽がゴジラっぽいよなぁ～と調べたらゴジラの方でしたw



病死した女性に、息子を父親・庄吉に会わせてやってくれと頼まれてしまった座頭市(勝新太郎)。

旅芸人に助けられつつ子連れ狼と化した座頭市は、なんとか情報を仕入れ庄吉を見つけ出す。

しかし庄吉は、ヤクザ権造や裏でつるむ役人に捕らわれていた。

さらにそんな役人たちを暗殺しようと、公儀隠密の赤塚(近衛十四郎)までやって来て……



ガキがウザい
中尾ミエ可愛い
朝丘雪路カッコいい

三隅監督らしく、1対多数の殺陣もたんまり！！
泥臭くてイイなぁ～

そして何より楽しみにしていた近衛とのバトル！
雪の降る中、静かにとんでもない斬り合いが始まる……

二人とも信じられない速さ
勝新の太刀筋読めない
近衛の残心も美しい

あぁ、素晴らしい。
こんな殺陣もう見られないだろうな。

ストーリィも殺陣も存分に楽しめる物凄い時代劇でした！！

『座頭市』series第17作目🎬です。

キャスト陣が凄い・・近衛十四郎、高田美和、朝丘雪路、中尾ミエ、小池朝雄、坪内ミキ子、伊藤孝雄、小沢栄太郎、松村達雄と豪華です。


市は旅籠で相部屋になった病に臥せるおみねと云う女から前原の宿にいる夫の庄吉の処まで一緒にいる良太と云う子供を連れて行って欲しいと言って息を引き取る。


仕方無く市は、子連れ旅となる・・途中、旅芸人一座と供になったり、興行の邪魔をする土地のヤクザ一家と一悶着起こしたりして、前原宿へやって来るが、庄吉の居所が掴めない。


公儀役人の近衛十四郎と市との雪のシーンでの対決はseries中でも傑出した名シーンのひとつです。