座頭市物語の作品情報・感想・評価

座頭市物語1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

ジャンル:

4.0

「座頭市物語」に投稿された感想・評価

座頭市ってヤクザの話だったんスねえ。知らなかった。まあ一作しか見てないんでこっからおもしろチャンバラ珍道中になるんかも知んないっすけど。
「善vs悪」みたいな洋画かぶれの価値観ないのが昔の邦画のいいところだと思う。なんやかんや市さん金でごねたり博打で人ハメたりしてて綺麗ではないんだけど筋通すところは通す。女も袖にする。ほんでむっちゃ強い。いいっすねえ… 強き男になりたいっすねえ…
takopom

takopomの感想・評価

3.0
どうしてもRGがちらつく自分が悲しい…
天知茂がカッコよかったし、ちゃんバラもよかった。
古い映画はどんなもんかねぇと最初だけでも観てみようと思ったらあれあれ...市さんに完全に釘付けになった。勝新太郎演じる市さんの一言一言がずっしりと重たく、一切の無駄がない、これが約60年前の映画なのかと圧倒された1時間半でした。
時を超える名作ってこういう事なんでしょうね、続編も是非観てみたいと思った。
光と影の使い方が素晴らしい。

滅多に出会えぬ達人同士
分かり合えると思いしが
何の因果か
敵味方

市も平手造酒もはまり役だねぇ。
1962年といえば「椿三十郎」と同年の上映作品。
どちらも鑑賞したけど、私の好みとしては、圧倒的に座頭の市さんに軍配を上げたい。
「用心棒」「椿三十郎」の三船敏郎の三十郎はライオンのようだ。
とにかく強そうだし孤高だし、存在だけで華がある。
一方で、同じ孤高で強い勝新太郎の座頭市は、まるで狼のよう。
同じヒーローでも陰と陽のような違った存在感があり、どちらも魅力的なキャラクターだ。
どちらのキャラも観ていてスカっとする。
それでも市さんには、三十郎には無い「憂い」がある。
背負っているハンデからくるのか、その存在の過去を想像させる「キャラの幅」を感じる。
だからこそ沢山の続編が作られたのだと思う。
ストーリーとしては、よくある「やくざの抗争に巻き込まれる系」なのだが、これも「用心棒」だと「まぁ俺が助けてやるから見てろよ!」とばかりに自分から飛び込んでいく三十郎とは違い
座頭市はなるべく戦いに巻き込まれないように立ち回る。
しかしやむを得ない事情でその仕込み刀を抜かねばならなくなる、という所が最大の違いかも知れない。
登場人物の描き方も丁寧で、コンパクトな時間のハードボイルドなストーリーの中でちょっとしたロマンスまで入れ込んでいるのもニクい。
そして何より「座頭市といえば勝新太郎・勝新太郎といえば座頭市」と言えるくらいの役への入り込み方が物凄く大好きだ。
最後の所で親分に説教をする場面は「椿三十郎」の最後の「ばかやろう!」と対比すると面白い。
座頭の市が、ハンデを持って生きる人間の抱えているものの重さがあのセリフに込められている気がする。
なむ

なむの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

20170227:通じ合う漢と漢。鉄砲なんか使うな、鉄砲は卑怯だ。代わりに俺が出る。と病をおして刀を取る姿に惚れる。市は市で自分との斬り合いを望む心情を理解し、斬り合いに応じる。漢と漢。名作である。
きび

きびの感想・評価

3.0
いぶし銀、という言葉がぴったりの物語、そして登場人物達。主人公の殺陣シーンは合計でも3分以内なんじゃないでしょうか。その短さだからこそ鋭く印象に残りました。
目は口ほどにとは言いますが、その目を閉じたままの勝新の演技の緊迫感と、一切説明無しで目配せや所作、光の陰影で各々の立場や心情を見事に表現する他の役者陣のシーンの数々。
最大の見所の勝新の殺陣は合計しても3秒くらいですがw、全体をとおして「目が見えないだけに研ぎ澄まされた感」が観るものをグイグイひきつけます。
johnnie0

johnnie0の感想・評価

3.5
瞽と薄命の剣士の戦いがすごい静かで凄みがある。
ただ家のテレビだと少したるんでしまう。ホームシアターで見たいなぁ。
勝新の存在感はさすが。
主人公の賢さ、鋭さ、優しさなどが終始光る映画だった。めくらで差別するのが当たり前の時代に不快感を感じたが、そんな事を物ともしない主人公に釘付けになっていた。
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