スヌープ・ドッグが誘うオムニバス・ホラー

あの激駄作『バイバイマン』監督作品コンプリートしてしまったよ(笑)

でもこれはスタイリッシュなバイオレンスホラーとラップで、まあまあ楽しめました♪

みんな大好きダニー・トレホやリン・シェイもいるし！！



みんなを誘う役目を負うこととなったスヌープ・ドッグ。
まずは3人をご紹介。

①
ダニー・トレホ悪魔から能力を授かった女。
町のゴミをこれでぶち殺したるぁ！と意気込むが……

｢DEATH NOTE｣的な話。
ビールやスプレー缶が頭に刺さるとんでも仕様w
でもトレホの説明不足も良くないと思う(笑)

②
親父の遺産を相続することになったアホとそのビッチ。
が、退役軍人たちと同居することが条件で、耐えられず彼らをこき使うのだが……

キャビア責め(* ﾟ∀ﾟ)ﾉｼ
自業自得なお話。

③
ラッパーとしてのしあがってきた男。
が、リン・シェイ悪魔に過去を暴かれ……

リン・シェイなのに大人しめw
もっと派手に暴れて欲しかった！



冒頭はアニメ。
いかにもアメリカらしいギャングでバイオレンスなやつ。

からのオムニバスでした～

どれも怖いとかではなく、教訓めいた作品。
なので、ちょいとグロはあるけど子どもに見せるべきかと(笑)

しかしこの監督は、撮るたびにセンスが消えていくのだなw

ショ〜タ〜イム！

『パプリカ』『パーフェクトブルー』『Death Note』『HUNTER×HUNTER』等の日本アニメーション製作会社マッドハウスとスヌープドッグのヒップホップという謎タッグにより生まれた、語り部タモリさん風スヌープドッグによる人間達の魂を地獄に送る世にも奇妙なオムニバスホラー。

序盤からスヌープドッグ先生が、なんでタモリになったかという経緯が延々アニメーションで流れ、割と長くて掴みはあまり良くない。

しかし侮るなかれ、あのクソポンコツホラー『バイバイマン』のステイシータイトル監督の割にはなかなか面白いポンコツホラーぞ！


1話目

口が臭いダニートレホに不思議な力を与えられた女がグラフィティアートで町一番になるためにラクガキ集団を目の敵にするアートってなんぞや？ホラー。

見るからに口が臭そうなダニー・トレホに壁に名前を落書きするとその人物を殺せるというデスノートもびっくりな力を与えられた少女は、何故か町一番の落書きアート師になるという、すげぇ小せぇ野望の為にヤンキーどもをちまちま名前消して根絶やしにしていくというね。笑


フェラチオ中にジッパー下がらんくてポケットに入れた銃が暴発してちん子爆破して死んだり、

ズッコケてビール瓶頭に突き刺さってビールと血が一緒に吹き出て死んだり、

電話ボックスで受話器のコードが首に絡まって窒息死したりとアホなピタゴラ死が楽しい！

ダニートレホは今回はリュークの様な立ち回りだけど非常に口が臭そうで良いですね！

先日たまたまネットニュースでダニートレホが交通事故で乳児を救ったニュース見てほっこりしたけどトレホは子供には優しいなぁってのが映画でも体現されとる様な？

ま、全然そんなことは無いラストやったけどね笑


2話目

戦う時が来た！
老いぼれ退役軍人のじーさん達によるリベンジホラー！

親父の屋敷を相続するため足腰弱った退役軍人のじーさん達が住む屋敷に一年住むことを条件に愛人と移り住んできたクズ野郎テックス。

しかしこのテックスって野郎が父親に勘当されて父親ぶっ殺したり、住み込みで働く家政婦ぶっ殺したり、ジジイどもの年金搾取したりと鬼畜の限りを尽くすやんちゃ坊主。

遂に食事も治療もろくに与えない生活にジジイの1人が死亡。

今まで従うだけでもうろくしてたじーさん達が遂にブチ切れて復讐の狼煙をあげるリベンジっぷりが痛快やったね〜

自分達だけ至福を肥やすテックスと愛人と愛犬のチワワ。

キャビアの食い過ぎでオナラばっかする愛人にはキャビア自動食わせ機でたらふく食わせてボテ腹爆破！

破裂した腹から滴るキャビアはチワワに喰わせるというかなり良い感じのグロさで楽しいリベンジでしたわぁ


3話目

有名MCになるためマブダチも蹴落としてスターへの栄光を掴んだ男がマブダチのゾンビに襲われる因果応報ホラー。
リンシェイが謎の女性を怪演しているくらいしか特に面白みは無かったかな。


最後に全ての話で報いを受けた人間達がスヌープドッグ先生に地獄送りにされゲロ吐き小人のゲロッパとともにスヌープドッグ先生による地獄節ラップでお説教という謎のエンドロールで終了するバカホラーでしたね。

スヌープドッグはチワワぶち殺すくらいしか大した仕事もしてへんけど、その他のキャストやコメディに振り切ったグロっぷりが楽しいオムニバスものでしたね。

ステイシータイトル監督、こんな楽しい作品も作れんのにどうして次作はあんなショボいカスホラーになったのか実に謎やでぇ

あと殆どギャング感は無くって、基本スベりまくったギャグかましたスヌープドッグ先生が観れるのでこれ『ギャング・オブ・ホラー』やなくて『ギャグ・サブ・ホラー』やったね。

• #ちん子破壊

幼い妹を誤って射殺してしまった男。彼は妹を生き返らせるために悪魔と契約し、彼の為に犯罪を犯す者達を地獄に落とせと命令される…というストーリー。
ラッパーのスヌープ・ドッグが製作総指揮と主演を務めたホラー・アンソロジーです。「パプリカ」や「パーフェクトブルー」「DEATHNOTE」のマッドハウスがアニメーションパートを製作してます。
スヌープ・ドッグが演じるギャングの男が誤って射殺してしまった妹を蘇らせるために悪魔と契約し、罪を犯した者達の魂を地獄に連れていく役割を与えられますが、ここからスヌープ・ドッグがダークヒーローの様に悪党を成敗していく話かと思いきや、スヌープ・ドッグは「世にも奇妙な物語」のタモさんのようなストーリーテラーで、彼によって地獄に送られる者達の3つのショートストーリーを描いたオムニバス物になっています。
1話目は、スプレーアーティストの少女が、ダニー・トレホ演じる口臭そうな謎の男から腕にタトゥーを施され、壁に名前を書いたものの上からバツ印をつけるとその人間が死んでしまう能力を与えられ、敵対するスプレーアーティストのギャングを葬っていくという話ですが、ジッパーが中々下がらなくてポケットに入れた銃が暴発してチ〇コ吹き飛ばされたり、床にまいたビールで滑って転んでビール瓶が後頭部貫通したり、電話ボックスで電話のコードが首に巻き付いて首切り裂かれて血を噴き上げて死んだりとそれなりにグロくてアホな感じの死に様が楽しいですね。町一番のスプレーアーティストになるために他のアーティストを次々殺していった少女に裁きが下されますが、ちゃんと説明してないトレホも悪いのでは(笑)牧師と約束していた壁画になるオチはチョイ洒落た感じで好きですね。ギャング役で「シティ・オブ・ザ・デッド」や「バトル・オブ・ザ・リビングデッド」でもギャング役してたノエルGが出演してます。
二話目は、父親の遺産の屋敷を相続する為に退役軍人の老人たちが暮らす屋敷に一年住むことを条件に愛人と移り住んだテックス。老人たちをこき使って屋敷を回想したり、食費削ったりとやりたい放題した結果、老人の一人が死に、残った老人たちの復讐が始まるというストーリーで、とにかくこのテックスが筋金入りのクソ野郎ですね。自分を感動した父親を車ではねて殺すわ、住み込みの黒人の看護師をレイプしようとして騒がれたから愛人と一緒になって殺すわ、老人たちに自分と愛人が暮らすように部屋改装させて、年金搾取して食事も殆ど与えないなど鬼畜の限り尽くすので、復讐される最後の展開はスッキリできるのでは。チワワにキャビア喰わせてる愛人に掃除機を改造した？キャビア喰わせ機で強制的にキャビア喰わせて腹を破裂させてそれをチワワに食わせるシーンはいい感じのグロさでした。老人たちのリーダー格で「ゴーストバスターズ」のアーニー・ハドソンが出演してます。
三話目は富と名声を手に入れるために自分に尽くしてくれてた友人を裏切って死に追いやった男が、ゾンビとなって復活した友人に復讐される話で、まあ、二話目と同じく典型的な因果応報のストーリーですね。こちらは特に注目するようなグロ描写もなかったかな。主人公の前に現れて彼の過去の悪行をテレビに映して見させる謎の女性役でリン・シェイが出演してます。
冒頭のスヌープ・ドッグが地獄の番人になるまでの話と各エピソードの合間、そしてエンディングでアニメパートが挟まれますが、こちらをマッドハウスが手掛けていて、アメコミ長のアニメのクオリティ高くてこちらも楽しめます。実際作ったのはアメリカ人のスタッフみたいですが。
スヌープ・ドッグは合間に説明したり、チワワ銃で射殺するくらいしか活躍しませんが、ラストは地獄の連れていった罪人たちといつも一緒に行動してる小人の悪魔とともに本作書下ろしのラップを披露するというエンディングになってます。
まあノリは軽いですが、3つともそれぞれ因果応報のストーリーとなっていて、悪人たちがゴアな死に方して地獄に落ちていくのでオムニバスホラーとしては軽く楽しめる作品になっていると思います。