多分この世の中を描きたいというよりは彼の未知な”精神的な思考”を描きたかったんだと思う、もっとそこに重点おいて描けばよかったのにとちょっと思ってしまうが、クリエバのムキムキタトゥーとひたすら薬物にたばこにっていうキャプテンアメリカと真逆なことしてる彼がかっこよかった。
合衆国の陰謀…?よくわからん邦題だな。
ドラッグに酒にたばこに溺れながら正義を貫く彼、でもその本心をしる人はいなかった、だれもが「面倒な奴」と思いながら付き合い、最終的に彼の最期を見届ける
ひとつの人生が簡単に終わっていく様子がよく描かれている
いくら暴れまわっても人は死ぬ
タバコについての語りもよかった。
タバコが人を殺してるんじゃない、人が死んでるだけだ
10代はタバコを吸い始め、そのまま吸い続けて、死ぬだけだって
こんなに簡単なことに、理由なんかないって
自伝というより他の人が彼を描き伝えたかった、という印象があるが、やっぱり本人が何を考えていたか、あまりにもその描写が少なくて何とも言えない。でもよい作品であることは確か。
アメリカとは、正義とは、いったいどこにあって、実際どこにもないのかもしれない、なんて思えるラストだった。