夢と狂気の王国を配信している動画配信サービス

『夢と狂気の王国』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

夢と狂気の王国
動画配信は2025年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

夢と狂気の王国の作品紹介

夢と狂気の王国のあらすじ

『エンディングノート』で注目を集めた砂田麻美監督が、スタジオジブリの中心人物に迫ったドキュメンタリー。宮崎駿監督、高畑勲監督、2人の間で奔走する鈴木敏夫プロデューサー。3人の作品制作にかける想い、創作の秘密を追う。

夢と狂気の王国の監督

砂田麻美

夢と狂気の王国の出演者

鈴木敏夫

宮崎駿

高畑勲

原題
製作年
2013年
製作国
日本
上映時間
118分
ジャンル
ドキュメンタリー

『夢と狂気の王国』に投稿された感想・評価

OSHO
4.0
『風立ちぬ』制作のころの宮崎駿監督、
NHKも『「風立ちぬ」1000日の記録』というドキュメンタリー番組を制作していたけど、
同時期にドキュメンタリー監督の砂田麻美さんも撮っていたのですね。

ポスターをみると、高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫の3人のドキュメンタリーのようですが、この映画の9割は宮崎駿監督。(高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーもちゃんと出演しています)

宮崎駿さんは週6日、11:00から21:00まで、『風立ちぬ』の絵コンテを描いていて、およそ2年間かけて描き上げる。

それをたくさんの優秀なスタッフたちがアニメにするけど、
宮崎駿監督は、口うるさくて、面倒くさくて、でも、実績のあるおじいさん。
こんな人がいちいち口出しする現場は、映画内でも言われていたけど、神経をすり減らすだけと思いました。
そこから名画が生まれるわけですが…

『風立ちぬ』の主人公の声は、頭が良すぎて、口数が少ない、何を考えてるかわからない、おしゃべりが苦手…
ということで庵野秀明さんが選ばれたのですね。
庵野秀明さんが選ばれる過程が面白かった。
そして、庵野秀明さんも宮崎駿さんの頼みは断れない。

その庵野秀明さんが、この映画内で、宮崎駿監督は『風立ちぬ』で引退すると言っているけど、あの人は、映画を作ってないときは死に向かうだけだけど、映画を作り始めたらいきいきする。きっとまた映画を作り始める…と言っていたのは印象的でした。

貴重な映像を観られた点が、4.7点
ドキュメンタリーのクオリティが、3.3点
間をとって、4.0点にしました。
ryusan
3.6
日本人なら知らない人はいないだろうジブリの宮崎駿監督。
その宮崎監督を「風立ちぬ」の制作を通して見つめたドキュメンタリー。監督が普段何を考え、どうやって映画を作るのかを、スタジオジブリの日常と高畑監督や鈴木プロデューサーとの交流を通じて描く。
宮崎監督がいかに芸術家として抜きんでているかはよく分かる。がタイトルの夢や狂気については思ったほどあまり描かれていない。実際は内面にたぎるほど存在してるのでしょうが、1年くらいの取材でそれをえぐり取るのはやはり難しいのでしょう。

作品を作るのと生きているのは同じこと、引退宣言してもまた作らざる負えないのは芸術家の宿命。もう一作宜しくお願いします。

タイムトラベル・映画情報のブログもやってますので宜しく。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
KUBO
4.0
ジブリ美術館か〜、久しく行ってないな〜。

2012年の秋、か。私にとっても初めてぴあフィルムフェスティバルで審査員をして、本格的に映画と向き合うようになった節目の時だ。

鈴木さんって「アニメージュ」立ち上げた人だったのか! 知らなかった〜。創刊以来、毎月買ってた。お世話になってたわけだ。

鈴木さんって言えば、2014年に東京国際映画祭で審査員やった年に、オープニング作品の「ベイマックス」終映後、スクリーン7から出る時、私のすぐ後ろで「これはヒットするね」と断言している人が鈴木さんだったんでビックリしたのを覚えている。たしか作務衣を着ていたな。同じ会場にエヴァの庵野秀明もいたっけ。

黄昏時にアニメーターたちは屋上で夕陽を見る。いいな〜。私も吉祥寺勤務のころ、屋上で夕陽を見たりしてたけど、三鷹まで行くと東京とは言っても空が広くて美しいマジックアワーだったりするんだよね〜。

『呪われた夢』by 宮崎駿。

「今の人類の夢はみーんな呪われている。美しく呪われた夢」

「映画は素晴らしい(?)。映画は素晴らしいかどうか、本当はわからないじゃない? 本当にきちんと考えたら、映画が好きっていうのは、単なる趣味でしょ。かつてそういう映画が作られたことがあったかもしれないけど、今も映画の価値があるわけじゃない。多くはくだらないんですよ。僕らのこの世界は。難しいんだよ。」

宮崎駿の実家って「宮崎飛行機」だったんだ。それで「風立ちぬ」だったのか〜。それで宮崎アニメは空を飛ぶのか! 知らなかった。

庵野のアフレコ問題ね。

私は大反対だったな〜。きっと庵野秀明を全然知らない人の方が受け入れられたんだと思うんだ。私にはアニメを見ながら裏でアフレコ当ててるヒゲ面の男の顔が目に浮かんじゃって、ダメでしたね。

「声に何考えてるのかわからないところがあるからいいよ」by 宮崎駿。まあ、確かにね。

ナウシカのラストで巨神兵を描いた庵野がエヴァを経て堀越二郎の声を担当し、この数年後に「シン・ゴジラ」を作る。一度きりの人生で人の巡り合いっていうのは、やはり奇跡かな。

「宮崎駿は他人(ひと)のエネルギーを自分のエネルギーに変える天才」by 鈴木

「宮さんにとってはスタッフはみんな下駄だから」by 庵野秀明

なんですと⁉︎ 二郎が亡き奈穂子に呼ばれるシーンの台本が「あなた きて」から「あなた 生きて」に変わってる! 真逆じゃないか! ギリギリのところで宮崎駿は「風立ちぬ」を生きる映画に変えたんだ!

「もう一本やりそうですよ」by 庵野。予言的中(^^)

日本の先行きを憂うる影像に安倍総理の街頭演説の映像を重ね、ジブリとして「改憲 もってのほか」(東京新聞)と平和憲法の大切さをうったえる。

引退会見の際に持っていた紙には「僕はあと10年は仕事がしたいと思っています」と書かれていたという。

作品を通して父としての顔、家庭人としての顔は一切見えてこない。宮崎吾朗は出ていても。

高畑勲もちょろっとしか出てこない。作品内で人格破綻者とまで言われているが、よほど「かぐや姫の物語」の制作が切羽詰まっていてドキュメンタリー映像を撮っている余裕なんてなかったんだろうな。でもこっちの泥沼の制作現場のドキュメンタリーも見てみたかったけど。

宮崎駿の、最後のジブリのドキュメンタリーであると共に「風立ちぬ」のメイキングでもある。忙しいはずの影像なんだけど、ジブリ美術館や三鷹の森や猫のウシコの影像と共に語られる宮崎駿の時間は、意外にもゆったりと感じられる作品に仕上がっている。

私にとって「風立ちぬ」は、2013年、日本アカデミー賞の特別会員として、協会HPにレヴューを書かせていただいた思い出の作品。それだけに格別の思い入れで本作を見ることができた。

一旦、引退を決めたところまでで本作は終わるが、日本中のファンが宮崎駿の新作を待っている。



*ウシコはまだ元気にしてるのかな?

*千吉、かわいいけど、いつもスカーフしてるね。撮影用?

*なんでヤクルトおばさんがこんなに何度も写ってるの?

『夢と狂気の王国』に似ている作品

園子温という生きもの

上映日:

2016年05月14日

製作国:

上映時間:

97分

ジャンル:

配給:

  • 日活
3.3

あらすじ

時間がない!生きることを出し惜しみするな。映画監督・園子温その人を捉えたドキュメンタリー映画が登場!

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事

上映日:

2019年12月13日

製作国:

上映時間:

95分
3.9

あらすじ

2016年11月に始まった『この世界の片隅に』の公開からの約3年間、片渕須直監督は日本全国で行われた舞台挨拶や海外映画祭に参加していた。同時に、長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に…

>>続きを読む

ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる

上映日:

2019年03月23日

製作国:

上映時間:

109分
3.3

あらすじ

ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン。『話の話』『霧の中のハリネズミ』など数々の名作を生み出し、手塚治虫、宮崎駿、高畑勲監督ら日本の巨匠をはじめ世界中のアニメーション…

>>続きを読む

We Love Television?

上映日:

2017年11月03日

製作国:

上映時間:

120分
3.6

あらすじ

ある日突然、土屋敏男がカメラを抱えて萩本欽一の自宅に訪れる。「視聴率30%超えの番組を作りましょう。」その一言から、萩本欽一と土屋敏男の番組作りが始まる。番組に出演する演者との顔合わせ、番…

>>続きを読む

キューティー&ボクサー

上映日:

2013年12月21日

製作国:

上映時間:

82分
3.8

あらすじ

1932年生まれの「ギュウちゃん」こと篠原有司男は、絵の具を付けたボクシング・グローブでキャンバスを殴る「ボクシング・ペインティング」で名を挙げ、69年に渡米。そこで美術学生だった乃り子と…

>>続きを読む

香川1区

上映日:

2021年12月24日

製作国:

上映時間:

156分
4.1

あらすじ

衆議院議員・小川淳也氏(50歳・当選5期)の初出馬からの17年間を追った『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020年公開)は、ドキュメンタリー映画としては異例の観客動員35,000人を超…

>>続きを読む

監督

関連記事

なぜ宮崎駿は引退を撤回してまで、長編アニメに再び挑戦しようとするのか?

映画1本が8ユーロ!上映中に休憩がある?イタリアの映画館ってどんな感じ?