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アフタースクール(原題)
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『アフタースクール(原題)』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.9
臭いものには蓋!!

有名人の亡くなった後に、メディアが故人の善良さや偉大さを全力で周囲に植えつけ神格化しようとする「現象」の高校バージョン。学校で有名人だった双子美女が薬物摂取で亡くなり、その2人のメモリアルビデオの製作を任された主人公ロブが、残された者たちの「ありのままの反応」を撮ったら、先生に怒られて「編集」されちゃう話。

最近話題の『悪魔はいつもそこに』が『The Devil All the Time』だってことに最近やっと気づいて、今更ながら予習中。本作はアントニオカンポス監督の長編デビュー作らしい。まだまだ日本に入ってくるの先だと思って油断してた…😅あとエズラミラーくんの初主演作?でもあるらしい!

ネットに転がってるホームビデオなり、首吊りや殴り合い等々の残酷な映像だったり、ポルノだったり。そういったものが意図をもって製作された創作物なのか、リアルをそのままに映し出した「本物」なのか。PC画面の向こう側にある(はずの)アングラな現実に惹かれるロブは、校内を撮影してる時に偶然にも有名人双子美女が血を吐いて死亡する凄惨な現場に居合わせてしまう…。そしてその出来事が彼の心にある「直視を避けてきた感情・自分」と向き合うきっかけとなってしまう。

暴力なのか、死の気配なのか、それとも死そのものなのか。そういったことにロブが性的興奮を覚えているかのような描写が冒頭からなされ、ついにはリアルな「死」を目の当たりにすることで、「性」へと行動を移し、それは「生」であることの病的な快楽へと転嫁する。「自分が良い人間だとは思えない」と母親に溢すロブは、自身の中にある「悪」を自覚している。そのロブが、カメラ越しに死が齎した結果や反応を撮り続けることで「ありのまま」を作り上げるわけだけど、それは自身の内面を写し鏡のように覗き込むことでフィルムに焼き付ける行為という側面も持ち合わせている。

その完成したメモリアルビデオは結局校長によって「なんやこれ!こんなもん全校生徒に見せれるわけないやん!」って否定されるのだけど、彼にとってはカウンセラーにも親にも打ち明けられなかった内面の吐露でもあるわけで、内面のリアルな悪を無自覚のままに当然のものとして蓋をする人間のリアクションの気持ち悪さをとことんまでに植えつけてくる。だから彼は蓋がされずに内面から漏れ出てきた「ノンフィクション」を捉えた(かもしれない)映像に惹かれ続けてきたのでしょうね。そして自分もそれを撮ろうとしたんやろね。

全体的に固定カメラによる長回しが多用されているために、キャラクターたちの繊細なリアクションがダイレクトに伝わってくるから造形に説得力があるし、画面外にいる人物との会話や、スクリーンの枠で人物を切り取り体の一部しか映さないような映像が多く、普段自分の視界が捉えているものの背後に更なる全容が広がっているのだという人間に対する視野の狭窄が感じ取れてずっと面白かった。これはマジで『悪魔はいつもそこに』も期待できそう👍というかコレ完全にホラーだと思う。怖すぎるし気持ち悪い…😱
犬

犬の感想・評価

3.2
薬物

高校生のロバートは、インターネット上に溢れる過激な動画に心惹かれ、自分でも撮影をするように
しかしある日、偶然2人の女子生徒の悲劇的な死をカメラに収めてしまい……

思春期

動画がたくさん流れる

変わった雰囲気
ミステリー感も楽しめます

学校側
いろんな問題があります

ネット時代だからこそ

終わり方〜
[氾濫する"他人の記憶"の中で] 80点

紙を破って喜ぶ赤ちゃん、男女の取っ組み合いの大喧嘩、自転車ワザの顔面着地、絞首刑のスナッフフィルム、ピアノを弾く猫、血まみれの戦地、そしてAV。主人公ロバートが画面越しに眺めているそれらの情報は、(当時から考えて)一昔前なら考えられないほど過激で過剰で、しかもワンクリックで得ることが出来る。全寮制の名門私立高校に通うロブはそんな動画が大好きで、存在しなかったビデオ部なるクラブを一人で始めるほど。彼には友人もいるが、十代の学生らしく孤独感もあり、二言で形容すれば"混乱してるが無害"な生徒である(これは先生が彼を評した言葉)。果たして本当にそうなのだろうか?動画投稿サイトのサーフィンが好きな、ただの高校生なのだろうか?この疑問から一般的に導き出されるのは有害なネットによって青春や人格すら毒された人間を観察して、ネットを規制するかどうかという話かと思ってたが、そこは病的な人々を描き続けるアントニオ・カンポスなのでそんなことは起こらない(安心)。

廊下を撮影していたある日、ロブは学校のマドンナ的存在だった双子のタルバート姉妹が血を吐きながら倒れ込む姿を撮影してしまう。廊下には彼しかおらず、廊下でのたうち回る姉妹に近付くロブの後ろ姿をビデオは撮影し続ける。彼はついに人が死ぬ瞬間をカメラに収めたのだ。そして、それが縁で同じビデオクラブに所属するエイミーと共にタルバート姉妹のメモリアル動画の撮影を任されることになり、普段どおり無気力に任務を遂行する。しかし、彼が経験することとなった現実としての人間の死や初体験は、"画面越しに"経験した疑似記憶の再現でもあり、同時にそれらは(映画として/映画内映像として)映像化されることでロブ以外の人間の疑似記憶にも連なっていくという不可思議な構造を持っている。だからこそ、冒頭からずっと分けられていた映画としてロブを観察する我々の"目"とビデオカメラを使って人々を観察するロブの"目"が、最終的に同化していくのは必然とも言える。

劇中に二度登場する"完成版追悼ビデオ"は、ロブ編集版と校長再編集版の二種類があるのだが、後者が一般的なものであるのに対して前者のエグり方が凄まじい。追悼の言葉を述べる生徒の顔はピンぼけ、全く関係のない言葉を紡ぐ生徒、言葉を発さない両親に写りを気にして撮り直しを要求する校長、と人々の"本当の姿"のオンパレードだ。しかし、体の一部分か極端な望遠で全体を小さく写すショットによって、人間の二面性以上に強調されるのは、それらすらも一部分に過ぎないということを示しているのだろう。過剰に供給される情報たちのそれぞれに、そういった複雑な事情まで付いて回り、我々はそれと共に生きていかねばならないのだ。

無気力で無軌道だが欲望には忠実、次作『Simon Killer』のサイモン青年との共通点を探すのには苦労しない。最終的に真実か妄想かも分からない映像が差し込まれるとこまでとことん似ている。私は同作が本作品の精神的続編であると信じて疑わない。

ロブは姉妹の片割れの口を塞いだのだろうか?最終的に同化していく我々の"目"とロブの"目"が訴えかけるのは、本作品自体もロブの、或いは監督や役者たちの疑似記憶として機能しており、写っている以上後者には真実かもしれないが、映画である以上ロブにとって真実とは言い切れないのだ。

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