愛のエマニエルの作品情報・感想・評価

「愛のエマニエル」に投稿された感想・評価

アフリカへとやって来たフリーカメラマンの女性が、自由恋愛の思想を貫いている夫妻と劇的な出会いを遂げる。「黒いエマニエル」と称されることになるラウラ・ジェムサー主演のエロティック・ドラマ。製作国はイタリア。

本作のエマニエルは、褐色の肌が魅力的なアメリカ人女性。男女同権を信条としている夫妻に干渉するうち、放蕩の歓びを湧き上がらせていく。「エマニエル夫人」のエッセンスを多分に取り入れているが、正当な続編ではない。いわゆる、便乗作品のひとつ。

エマニエルのヌード・シーンでは、女体特有の滑らかな曲線美を十分に堪能することが可能。セックス・シーンになると、露骨に下腹部が写し出されて、アダルトビデオさながらのモザイク処理(海外版は無修正?)が施されるのだが、明らかにボディダブルと思われる。

本家と比べるとエキゾチックな風情が希薄だけども、大自然のサファリ映像とトライバル系のイタリア音楽が狂ったようにオーバーラップするので、謎のサイケデリック空間が構築されている。登場人物では「ゴーギャン幻想(南の島への逃避行動)」に取り憑かれているかのような、中年芸術家のキャラが面白い。
普通に観たらゴミ映画なんでしょうね,これ。イタリアで量産された「黒いエマニエル」シリーズの第一作。ラウラ・ジェムサーの代名詞的ソフト・コア・シリーズですな。
後年ジョー・ダマトが食人映画として製作したりしたのでキワモノ的印象が強いのですが,この第一作は本家エマニエルを強く意識したドラマティックなソフトポルノであり,冗漫な展開と稚拙な演出があいまって非常に苦痛な出来となっている。シリーズ中でもそれほど人気のある作品ではないはず。
それでも,ラウラ・ジェムサーのしなやかな肢体を眺めるためだけにDVDを買う価値はあった。とくにカリン・シューベルトとのレズ・シーンは特筆に値する。まだ慣れてなくて,ラウラ・ジェムサーの表情が心なしか緊張しているのがイイんですよね。なんて下世話なレビューなんだろ。
ちなみにさっきからシリーズと書いているけど,実は権利的には本作の続編は一本だけで,しかも日本未公開未ソフト化。その理由は主演がラウラ・ジェムサーでないからだと思われる。今から考えると信じられないよね。ラウラ・ジェムサー以外の"黒いエマニエル"なんて。