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二世部隊
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目次

『二世部隊』に投稿された感想・評価

DVD鑑賞

第二次世界大戦で活躍した米陸軍第442歩兵連隊は日系アメリカ人二世の志願兵で編成された部隊。
通称「二世部隊」の活躍を描く戦争ドラマ。

1951年度アカデミー賞脚本部門ノミネート。

母国アメリカへの忠誠を示す為、多大な犠牲を払いながらもヨーロッパ戦線で戦った彼らの活躍は、アメリカ合衆国史上最も多くの勲章を授与された部隊として有名。

1951年米作品
監督・原作・脚本
ロバート・ピロシュ(『戦場』1949年)
美術 セドリック・ギボンズ/エディ・イマズ
出演 ヴァン・ジョンソン ジャンナ・マリア・カナーレ ワーナー・アンダーソン レーン・ナカノ ジョージ・ミキ

日系兵士役は実際に442部隊に所属した元隊員達が演じており、
作品では、米国内での訓練を経て、イタリア戦線(ナポリ、サレルノ、モンテ・カッシーノ)、フランス戦線(アルザス、ブリュエール)での激戦を描く。
ブリュエールの山岳地帯では、独軍に包囲されたテキサス大隊の救出に多くの犠牲を払う。
211名の救出に442連隊は、216名の戦死者、600名以上の負傷者を出した。
作品の原題『Go for broke!』は、第442連隊のスローガン。
意味は「当たって砕けろ!」

連隊内にはハワイ出身者も多く、作品内でも、ウクレレの伴奏で踊ったり、歌ったりと陽気な人柄が描かれるが、戦闘場面では小柄な日系兵士達がぶかぶかのヘルメットやユニフォームに身を包み、大きすぎるライフル銃を抱えて突撃するシーンが印象深い。

最初に部隊に赴任してくるヴァン・ジョンソン演じる新任少尉が日系兵士に馴染んでくるところや、他の師団の白人兵からジャップと呼ぶのを諌めて殴り合いの喧嘩をするなどのエピソードも良いシーン。
連隊の小柄な兵士が大事に育てた豚のマスコットをフランス戦線で飢えた一家に差し出した後に見せる悲しみの表情も良かった。

日本語のわからない上官や白人兵に、日本語で「ばかたれ!」と言って憂さ晴らしするシーンが印象的。

第二次世界大戦終結後6年で、日系人部隊の活躍を描いた作品を製作できるアメリカの懐の深さを観た作品。

余談
小学生の頃、望月三起也原作の漫画『最前線』で初めて日系二世部隊のことを知り、それからは本、映画、ドラマ、ドキュメンタリー番組など色々知るにつれ、日系人の強制収容、苦労、犠牲でアメリカ国内での日系人の地位向上に大きく貢献した事実は憶えておきたい。

キーワード
日系アメリカ人強制収容
米大統領令9006号
マンザナール強制収容所

追記
二世部隊が見晴らしの良い道を行軍中に敵の飛行機が来て一斉に脇に退避するシーン。
実際の元兵士達が演じているのがよくわかるシーン。
退避行動が無茶速い‼️

他の戦争映画でも良くあるシーンだが、二世部隊の凄さを感じた!
第二次大戦中、
米軍には日系二世らで構成された442部隊があった。

そんな442部隊に配属された新任の将校グレイスン。
彼は、部隊の身体の小ささや、米国人では理解できない習慣などで日系人を卑下している部分があった。

そんな442部隊の兵隊たちは志願兵。
他の部隊から、「ジャップ」と罵られようが、
米国への愛国心で彼らは戦った。

グレイスンも次第に彼らの愛国心に心を許すようになっていく。

442部隊は、世界各地の戦場へ送られ、いつも最前線で戦うことになる・・・

イデオロギーを超えて、人種差別とはいかに馬鹿げているかを告発した力作です。
体格の劣る日系人にわざと大きな軍服を着せている演出など、一見、東洋人を馬鹿にしている描写ですが、物語が進んでいくにあたって、ほんとうにそんなことはどうでもよくなってくる。

442部隊の兵士の家族が、日本人収容所でひどい扱いを受けていることを知っても、自分たちの活躍がそんな行為をやめさせる手段なんだと言い聞かせながら戦う。

コメディタッチのシーンもみられ、言葉が通じないのを逆手に取った、
『バカタレ』のシーンはホッとする。
この、『バカタレ』がクライマックスで重要なキーワードになっている。

なかなか勇ましいシーンもあるが、我々日本人が鑑賞するには、少し複雑な気持ちを感じました。

このムズムズした感覚は、
観ていただかないとわからないと思います。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.2
伝説の日系二世米軍442部隊を描いた映画。
日系部隊創設の経緯は実のところパフォーマンスに過ぎなかった訳で、結局収容所は継続したアメリカの欺瞞の象徴とも言える。しかしながら、移民国家アメリカにとっては嬉しい誤算となる。それは欺瞞を隠すほどの功績を残し、アメリカの教科書に記載される「模範的マイノリティ」としてベストケースとなったから。

ラストのテキサス隊救出…テキサス隊より日系部隊の死傷者が多いという…功績というかなんというかもう…
日系二世を"日本人"ということはおそらくすべきではなく(彼らは"日系アメリカ人"として忠誠を誓っている訳です)、しかしそれでも胸が熱くなります。
土地に根付くということへの日本人の誠意を知る。

日本では知名度が低いかもですが、日米ともに多く映像化されており、その第一作目。1951年制作というのは嬉しいもんだ。こういうとこアメリカ嫌いになれないんだよなぁ。まぁ冷戦期だから例によってCIAが投資したのかもだけど。
戦後も偏見にあいつづけ、広く模範と評価されるのは公民権運動の60年代まで待たなければならなかったのだから、51年に既にこの映画があったことはコミュニティにとって大きなことだったのではないかと!

日系部隊それぞれはあまり個人にフィーチャーされない。主にアメリカ人数名の黄色人種への意識の変化を辿る流れ。この辺り、アメリカ人にも感情移入しやすいよう上手におさえてますな。、

『二世部隊』に似ている作品

グローリー

上映日:

1990年04月20日

製作国:

上映時間:

122分

ジャンル:

配給:

  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
3.8

あらすじ

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製作国:

上映時間:

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ジャンル:

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