物欲の化身アリスちゃん（8歳の幼女）が気に入らないやつを無邪気にぶっ殺して行く子供怖い系サイコホラー。火曜サスペンス劇場で放送されたものですが、テレビ用とは思えないほど内容がエゲツなくて最高です♫

あらすじ…
アリスが住む自宅は山奥にある豪邸。そこでアリスの母親、その弟（アリスの叔父）とアリスの3人暮らし。ある日、精神病院から退院したばかりのリョウコ（主人公）を、叔父が自宅に連れてくる。リョウコは家庭教師としてアリスと交流を深めるが、ある日、アリスが通う学校の先生が転落死してしまう。その付近でアリスを見たという証言があり…という話。

『エスター』との類似性がよく指摘されてて、確かに似てる部分はありますけど、『エスター』というより完全に『悪い種子』。

ローダもアリスも8歳だし、過去を除いた現在での最初の殺人は、ともに学校の課外授業。欲しがってたものは違いますが、どちらも学校内での催しの順位に起因するものだし、水への落下という点も同じ。そしてオタクの存在。気味の悪い男に秘密を握られるという展開も同じだし、火というのも同じ。間違いなく本作は『悪い種子』を下敷きにしてると思われます。

欲しいもののためなら、文字通り手段を選ばないアリスちゃんの冷酷極まりない殺人の数々。つい魔が差して…とかじゃないんです。しっかり計画を練って、自作の凶器まで作っちゃうガチもんのサイコキラー。まさに物欲の化身！

アリスちゃんのサイコぶりはローダと良い勝負ですね！互いの欲しいものを賭けたローダvsアリスのガチマッチが見てみたいです^_^

そして、怖いシーンでもシュールな笑いを同時に提供してくれる遊び心に溢れた演出も素晴らしい。中でも金魚鉢？はマジで笑いました。いつまで回ってんだと（笑）あと吹き矢？も面白いですね。かなり怖くてハラハラするシーンなんですけど、威力凄すぎだし、その顛末がまた笑える。そんで、どうしても役者が目を閉じちゃうからという理由で、瞼に目を描いて撮影して、しっかり本編に採用しちゃうセンス！

そして本作が素晴らしいのはラスト！今だと放送できないくらいエグい…もちろん私は大歓迎ですけどね（笑）これは伝説になるのも納得！今とは違って本当に良い時代だな〜と羨ましく思いました。

あとどうでも良いですが、火サスのOP前のBGMが、私が馴染みがあったものと若干違ってビックリ！私が良く見てたのは、高橋真梨子『ごめんね…』とか沢田知可子『Day by day』が主題歌だった頃で、本作よりだいぶ後だから仕方ないですね(^_^;)ちなみにこの二曲は未だにカラオケで良く歌います（笑）

• #ホラー映画と怖い映画

死んじゃえ〜！
以前にフォロワーさんにオススメして頂いた大林宣彦が監督を務める火曜サスペンス劇場作品です。テーテーテー！テーテーテー！のヤツです。
見た目は子供、頭脳は大人な8歳の殺人鬼アリスちゃんがバンバンブチ殺していくという愉快痛快スリラーでした！面白かったです！
まさにタイトル通りで、可愛い顔して殺しの手段が中々エゲツないのが最高！どんどんエスカレートしていく終盤なんて楽しかったですね〜！大林監督らしいクセ強演出も随所で見られて良かったです！
根本の設定は違いますけど『エスター』とかにも似てますかね。アリスちゃん役の女の子とっても可愛かった〜！

映画では無くTVの2時間ドラマ「火曜サスペンス劇場」で放映された作品。
大林宣彦が監督を務め円谷プロダクションが製作に関わった、火サスシリーズ中の異色作。

ストーリーはオリジナルでは無く、海外作品の翻案らしいが元ネタ作品は観ていない。

製作時期や制作費、制作期間の関係も有るのだろうがツッコミどころ満載のカルト作（笑）

他者レビューでも言われているが、当時は規制が今と違い「毛は駄目だけど、毛が無い子供なら良いよ」みたいな感じだったので………脈絡も無く脱がしてますね。全裸？で靴トントン（笑）
監督の趣味かな、他の作品でも脱がしてたし（笑）

エンドロールではテーマ曲「聖母(マドンナ)たちのララバイ」とクレジットされているが、版権の関係か「橋」に差替えられているのが一寸残念。
年代的に火サスのラストは、🎶さ〜眠りなさい〜疲れきぃった〜　なもんでね。

画面がワイドに引き伸ばされているから、登場人物がマルちっこくて誰が誰やら（笑）
そんな中で変態おじさんだけがまともな顔に見える。よっぽど痩せてたんだね。

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