No.4293

2024年2月2日、衛星劇場にて視聴。

大林監督25歳、8ミリ作品。

父を失った母子が墓参に来たが、そこで2人は夢とも現ともつかない不思議な体験をする。

子供が紙ヒコーキを追いかけて、白昼の墓地を走り回るのを見てると、

なぜだか私はスピルバーグの『太陽の帝国』を思い出す。

太陽の光と死の匂いは親和性が高い。

紙飛行機に導かれ死から遠ざけられた少年はこの後きっと母すらも失い天涯孤独の身となる。

紙飛行機を追いかける少年のシーンが映画的。他のシーンは、イロイロ背景あるんでしょうが、こういうのやってみるという大林宣彦の実験精神な気がしますね。

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