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沖縄 うりずんの雨
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目次

『沖縄 うりずんの雨』に投稿された感想・評価

沖縄のイメージは美しい海と澄みわたる空のリゾート地。
独特の琉球文化、美味しい食べ物ばかりが思い浮かぶ。
でもそれは沖縄に住み、育っていないから。
ニュースで米軍基地や普天間や辺野古の地名は耳にするし、反対活動も知っているけど対岸の火事程度。
沖縄戦が悲惨だったのも知識だけ。
その溝を埋める事ができる作品でした。

「うりずん」とは「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とされ草木が芽吹く3月頃から沖縄が梅雨に入ると5月頃までの時期を指しています。
4月1日から始まった沖縄地上戦がうりずんの季節と重なり、今でもこの時期になると当時の記憶が蘇り体調を崩す人がいると。

沖縄戦、占領、陵辱、明日への4部構成で作られている。


沖縄戦での集団自決があったガマの中は今でも当時の生活が垣間見られます。
証言では母が子を殺し、首を切り合い、石油ランプで火を点けたり。
何でこんな事が起こったのだろう。
「当時はそうゆう教えだったんだよ。」


1995年に起こった米軍兵士による12歳の少女のレイプ事件。
当時大きく取り上げられていて印象に残ってる。
その犯人の1人がインタビューに答えていて、
心から反省をしていて許して欲しいと。
大きく取り上げられて事件は上澄みだけで戦後間もない頃は強姦殺人はよくあり大きな罪には問われなかったようだ。


現在、普天間のフェンスにガムテープやビニールテープで飾りたて基地反対の意思表示をする人達がいる。
反対にフェンスを綺麗にする人達がいる。
どちらも日本人。
清掃をする人の中にも米軍基地反対の人もいる。
どちら側の人も沖縄を愛し、平和を望んでいる人達。

そして、基地の建設が予定されている辺野古。
美しいサンゴの海。
その海を埋め立てて運用年数40年、耐用年数200年の基地を作ろうとしているます。
結局、沖縄から基地は無くならないと強く実感させられる。


私は沖縄の人達から言わせると大和民だから沖縄の人々の本当の苦しみや悲しみは分からない。
だけど、本作を観る事で苦しみや悲しみを知る事ができる。
第二次世界大戦の沖縄戦から現代に至るまで断片的だった知識が一つに繋がった。
初めて、教科書の文脈から外れた、本当の沖縄の姿を見た気がした。外国人監督のこのドキュメンタリーには、戦後の沖縄が、主権を奪われ、日本本土からも見捨てられて植民地化していく様が生々しく描かれている。彼らの屈託のない笑顔の裏に、こんなにもたくさんのことがあったのかと思うと、胸が苦しい。

「うりずんの 雨は血の雨 涙雨 礎の魂 呼び起こす雨」
mura
4.3
結局僕は沖縄のことを何も知らないんだということを痛感させられる。

日本語も堪能なアメリカ人監督のドキュメンタリー。「沖縄戦」「占領」「凌辱」「明日へ」という4つのテーマのもと、沖縄の戦後70年が時代を追って描かれる。

アメリカ人監督だけあって、インタビューの対象は日米両国におよぶ。沖縄戦を経験した日本・アメリカ両国の兵士、占領を経験したアメリカの軍人と沖縄の民間人。そしてなんと、1995年の米軍少女暴行事件の実行犯まで…

冒頭に「何も知らない」と言ったのは、結局沖縄がずっと抱えてきたのは「戦争と平和」という問題の前に「差別」という問題なんだと気づかされたから。

沖縄にやって来た本土の兵士は、文化が違うということで沖縄の人たちを蔑み、結果として多くの民間人が戦争の矢面に立たされた。一方で沖縄にやって来たアメリカの兵士は、何をやっても許されるということで沖縄の人たちを軽視し、結果として多くの女性が性欲のはけ口となった。

本作が伝えようとしているのは、戦時下であろうがなかろうが、沖縄の状況はこの70年、基本的には何も変わっていないということか。

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