沖縄スパイ戦史の作品情報・感想・評価・動画配信

「沖縄スパイ戦史」に投稿された感想・評価

MAAAAA

MAAAAAの感想・評価

4.5
沖縄戦の事はあまり知らなかったので
関連するものを見てみようと見た1本目

言葉になりません。
悲しみやツラさを通り越して
怒りのような感情が。。。

スパイ学校?
スパイ?
理解できない出来事ばかりで

まだまだ知らない事多いので
色々と見てみようと思います。

すごく見やすいドキュメンタリー
見る価値あります。
「沖縄戦の事忘れないで下さいね。
忘れたらまた地獄がきます。」
エンドロールで流れた言葉が耳から
離れません。
勝沼悠

勝沼悠の感想・評価

4.0
 沖縄戦の中で日本軍によって追い詰められた人々を追ったドキュメンタリー。

 ただの戦争の被害者ではない。日本軍によって邪魔にならないように捕虜にならないようにと従軍させられた人々や移住させられた離島の人々の声を聴く。離島には身分を偽りその時が来たら島民を先導するスパイの様な軍人までいたのだ。沖縄の人々は守られるどころか戦争の邪魔者として処分されている。
 当時、子どもだった人達や10代半ばの人達の証言を数多く集めている。もうすぐこんなことはできなくなるのだ。貴重なドキュメンタリー。

 これは沖縄だけの問題ではない。軍隊は市民をも守らない。非情に戦争における最善手を選択し続けるのだ。そのことをしっかりと意識しなければならない。
あさり

あさりの感想・評価

5.0
素晴らしいドキュメンタリーだった。
沖縄戦はどういうメカニズムで、どんな犠牲の上に遂行されたのかを改めて考えることができた。軍人の遺体写真や映像もあり事実として胸に迫った。やはり本物の映像というのは強い。
テーマのよさに加え、取材者と島の人々の距離が近く、落ち着いたコミュニケーションを取っている印象で、私は呼吸を合わせるように観ていた。
映像がきれいだった。小学時代に訪ねた八重山諸島の記憶が蘇り、こんな美しい場所で何故?という率直な感想を抱いた。

メモ
・米軍に殺されれば補償があるのに「スパイ容疑」で日本軍人に殺された場合はなぜか支払われない
・「国体」とは国の体裁のことであって民の暮らしではない
・軍隊は民衆を利用しこそすれ、守ることはない。自衛隊が守るのは基地だけ。
・先の大戦では各地に配置した情報兵を通じて民間組織が作られ、軍のもとで監視体制を敷いていた
Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.2
文京シビックホールで鑑賞。

キネマ旬報2018年公開の文化映画ベストワン作品。
キネマ旬報ベストワン上映会(@文京シビックホール)で鑑賞。

第二次世界大戦末期に戦場となった沖縄を綿密に取材した映像記録。
序盤は「戦時中の日本軍の作戦と米軍攻撃の大枠」を描き、中盤では「日本軍が住民を守ることよりも機密優先した事実」を描きながら日本軍が日本国民を処刑したという衝撃的な事実も綴られる。
そして終盤は、「現代の自衛隊も沖縄戦と同様の定めがあり、戦争始まったら国民よりも国や権力者優先の論理になっている恐ろしさ」まで描かれる。

ドキュメンタリー映画なので、リアルな戦場シーンなどに戦慄!
特に、前半の戦死者を撮った写真は凄過ぎて、眼を背けたくなった。…が、しっかり観た。

戦争は起こさない、戦争に巻き込まれないで欲しい!
ほぼ明かされていない新事実の数々。
赴任してきた優しい2枚目の先生が突然、
豹変して日本刀を振り回し、強制移住を住民に促す、
この世の地獄を見る思いだ。後半若干思想が見える。
創

創の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

陸軍中野学校出身の青年将校達が沖縄で何をしたか。
住民の何が変わりそれによってどうなったのか。

ある者は招集した少年たちを率い、遊撃隊として戦闘終結後もゲリラ戦を展開した。
現地招集の成人前の少年たちに武器を与え戦術を説き、敵前に送り出した。
歩けなくなった者、精神の均衡を保てなくなった者、スパイと疑わしき者は次々にその手にかけた。
とうとう行き詰まり仮初の部隊は解散し、少年たちは文字通り死に物狂いで母の待つ故郷に帰る。もちろん、帰り着けなかった者も多い。

少年たちの部隊の名は護郷隊。

ある者は教師を装い波照間島に降り立つ。
若くてイケメンで優しくて面白い先生はすぐさま人気者になる。
ところがある日突然仮面を剥ぎ、有無を言わせぬ強さで住民を強制疎開させる。
疎開先は当時マラリア蔓延る西表島。何人もの島民が戦闘ではなく飢えとマラリアで死んだ。
波照間島の家畜も全て住民ではなく日本軍の食糧になった。
墓を掘る人手も足りないほどに飢えとマラリアで次々に死んだ。

住民の疎開理由は作戦遂行上、戦力にならない住民は邪魔だから。

ある者はスパイリストを作成する。
住民の中にアメリカに通じている者は居ないか、疑わしい者はいないか。
リストにあがった住民には何が起こったのか。
住民をスパイリストにリストアップしたのは誰なのか。
スパイを始末したのは誰なのか。

ここまでは言い方悪いけど、めちゃくちゃ面白い。
悪い言い方だけど本当に面白いのだ。
共感を得やすい表現にするなら興味深い。

善悪を定めるのではなく、わりと淡々と証言を集めていく。
何が起こったか、何を見たのか、何を思っていたのか。
ドキュメンタリーで実際に語り手の言葉で聞くと、衝撃も大きいし、言葉の重みもまるで違う。
多くの証言が意外にどちらかというと静かな語り口で、強い感情を出す人は少ない。
静かな語り口でも強い語り口でも、根本的な部分は同じだからこそ、面白くて辛くて悲しくてやるせない。

ドキュメンタリーを観る度、貴重な証言。と表現される事に慣れないしそれ自体が怖い。
もう本当に戦争を知る世代が居なくなる時が目の前に迫ってる。
そうなった時、我々世代は戦争を知る世代に恥じない時代を作れるんだろうか。
若い世代に何かを残せるんだろうか。
一方でこのタイミングだからこそ得られる証言もあって、戦争の影がどれだけ濃く長いものなのかを改めて知る。


ただやはり、現代の自衛隊に繋げるのはいただけない。
言いたいことや伝えたい事はすごくすごくよく分かる。
軍の職務は住民保護ではなく国の護衛。
市井の人々なんてそんな扱いしか受けられないし、軍や国は悪びれもしない。
それでも、それは今の自衛隊の本質とは違うと思う。思いたい。
感情に頼らずもっとフラットにまとめて欲しかったし、その方が万人に伝わるものになったのではないかと思ってしまう。
ちょっと左に寄りすぎ。


人はどの時点から市井の人では無くなるんだろうか。
末端の末端の末端の、市井ど真ん中の私にとって、国家とは国民そのものであり、
日本軍が蔑ろにした市井の人たちそのものなのに陸軍中野学校出身者にとって、当時の日本にとってはそうでは無かったんだろうか。
当時、個人の思想を持つ事も難しく今とは発想も違うだろうけど、時間を経ても良心が少しも痛まない様を見ると不思議に思う。

彼らの言う皇国日本ってなんだったんだろう。
国土?独立?経済?天皇?

分からないな。
分からないことがあの戦争の結果と現在ありきなせいなのかもよく分からないな。
TKSHATS

TKSHATSの感想・評価

3.5
恥ずかしながら知らない事が多かった。
かなり左寄りのドキュメンタリー作品。
色々考えさせられる点がある。
基地反対する人達の思考回路が少し理解できた気がする。
ただ、この作品を観て感情的になって基地反対するのは非常に危険だと思う。
いざとなったら民衆は利用されるだけで、守ってはくれない。現在の自衛隊も、戦時中の日本軍と本質的には何も変わっていないことを知れて良かった。戦争反対
強烈な内容で敵味方がよくわからなくなった。しかもそれが事実だから何とも言えない気持ちになった。
戦争という物を改めて考えさせられた!
誰も悪くない、ただ戦争という狂気に侵された…
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