サンズ・オブ・ザ・デッドの作品情報・感想・評価・動画配信

「サンズ・オブ・ザ・デッド」に投稿された感想・評価

WestRiver

WestRiverの感想・評価

3.5
砂漠で1体のゾンビにひたすらストーキングされる女性。成れの果てにはゾンビを調教し、友情まで芽生えてゆく。これは中々に面白い!ゾンビに同情を覚えたのは初めてかもしれない。
サバイバルホラー感は希薄なので、ハラハラを求めてる人には合わないかも。
何も無い灼熱の荒野を彼氏をゾンビに殺されたヤク中の女性が1人のゾンビから逃げながら遠く離れた目的地に向かう作品で、だんだんゾンビに愛着が湧いてくる変わったゾンビ映画でした!😆
登場人物がほとんど主人公とゾンビの二人だけだったのもゾンビ映画としては珍しかったです!!
ウホ

ウホの感想・評価

4.8
孤独な女と孤独なゾンビのタイマン砂漠散歩ゾンビ映画。途中のゾンビへの愚痴だったり、シュールなシーンもあるし、感動する所もあったりと詰め込み過ぎた感じはあるけど、もっと評価されていいと思う。真面目にレビューするほど面白かった、最高。
♪ 誰もいないから きみしかいない
  誰もいないから きみがこの世でいちばん

新感覚のゾンビ映画でした。
諦めなければ、未開拓の世界は見つかるんですね。この挑戦精神に感服です。

思うに、本作の主人公は製作者の分身。
前へ、前へ、と歩みを止めない気丈な姿が格好良かったです。確かに「ステイ」と言われて留まっていたら、新世界なんて行けないですよね。

さて、物語の方ですけれども。
端的に言えば、ゾンビと砂漠を旅する映画。
何を言っているか分からないですよね。何しろ、相手は意思疎通が出来ないゾンビ。油断すればガブリと噛み付いてくるのです。

でも、考えてみれば。
最近流行りのスマートモデル(全速力疾走型)でなければ落ち着いて対処が可能。勿論、相手が一人(一匹と数えるのが正しいの?)に限りますけど。

しかも、砂漠を彷徨うのは苦行を超えた地獄。
それは名作『眼には眼を』を引っ張りだす必要もないほどに明瞭な話ですから、相棒がいれば心強いのです。とは言っても相手はゾンビなんですけれども。

また、本作は“ゆとり”を忘れていません。
ゾンビに追われる理由、ゾンビから距離を取る方法、そしてゾンビ以外の脅威に対する姿勢(ヒーロー映画も真っ青な展開)。それらに笑いのエッセンスが混じっているのです。このセンスは見事でした。

ただ、ラストは少し冗長だった気がします。
“あえて見せない”のも技術のひとつ。折角、想像力を喚起する方向で描いているのですから、地平線に向かうだけでカタルシスは十分にあったと思います。

それと、一応、B級映画の括りですからね。
冷静に捉えるとツッコミどころは多いです(特に時間と距離の問題について)。でも、映画で大切なのは整合性ではなく製作者の意図を如何に掴むか。そう考えれば見逃すのが吉ですね。

まあ、そんなわけで。
新感覚(と言っても2016年の作品ですが)のゾンビ映画。一欠けらの想像力で物語は大いに面白くなると教えられた気がします。御馳走様でした。
真砂

真砂の感想・評価

3.0
主人公の変化が見どころ。主人公とゾンビとの関係が面白い。ゾンビものとしては多少異彩を放っているか。好みが分れそう。
かなり良いパートもあるけどその分かなり蛇足に感じる時間もある
八雲

八雲の感想・評価

2.5
あんまり面白くなかったけど嫌いじゃない
指のシーンめっちゃ痛かったよぉ
 わたしの六月はゾンビ月間。
 この一本前に「サンズ SUN OF THE DEAD」という邦画を鑑賞。
 これがアメリカでリメイクされたのか!なんて思ったわけではないけれど、邦画と洋画でほぼ同じタイトルのゾンビ作品ってのが面白くて両方続けて鑑賞。
 まぁ原題は「IT STAINS THE SANDS RED」だけどね。

 国外逃亡を図るカップル。
 どうもアメリカにゾンビが出現したらしい。
 まぁこんな映画なので、女性の方が何とか命をつなぎ、逃走。
 砂漠の真ん中で。
 追ってゾンビは1体。
 逃げる女も一人。
 ゾンビは歩いて追いかける。
 女も歩いて逃げる。
 そんなんで、一緒にひたすら砂漠を歩くふたり。

 まぁバカ。
 行動がいちいちバカ。
 ただ、設定上もこの女性は頭悪そうな役なので、映画的にバカなのか、バカが主役のまじめな映画なのかは微妙。 
 ジャケットに書いてあるキャッチコピーは「類を見ない驚愕設定」だが、このバカさ加減は確かに類を見ないかもしれない。
 ゾンビ映画で、バカはまず間違いなく死ぬわけで。
 ここまでバカなのに主役で生きるのはなかなか確かに類を見ない。

 これね。
 変にシリアスな話だから、バカが浮いちゃったのよね。
 これコメディに徹したら意外と化けたかもしれない。
 主人公の成長がテーマと思うが、路線をコメディにしてもそのテーマは活きると思うし。
ざべす

ざべすの感想・評価

4.1
変則ゾンビ映画。

導入がツマランかったけど、
この映画の傾向を把握してからは面白く。

その舵取りが、1対1の冴えないゾンビおっさんと人間のクソ女の情の物語かと思いきや、
ゾンビは女の自己投影またはイマジナリーフレンドな道具扱いだったのが小気味よく。

砂漠横断の道中に会話させたり着いてこさせたりするから
ゾンビに情が湧いたと見せかけておいて、
実際は女の独り言(鏡への語りかけみたいなもん)だったのが、生産性がなくて良い。
ゾンビという存在も、生産性ないからね。
上手いこと絡めたなと思った。

そして最終的には、「子どもを置いていけない」という想いに辿り着く。

子どもって、1+1が3になるわけですから、伴侶の存在が不可欠。
なのに、「夫」の描写はされず。
これまた生産性のなさと重ねて、歪(いびつ)。

そして個人的に、親が「子ども」に一番与えるべきものって、“愛情”よりも“対話”だと思ってる。
愛情は独りよがりにもなるけど、対話は経験値の積み重ねと真実を写すと思ってる。
主人公は冒頭から道中も、人間関係を築いてこなかった。孤独だった。

クズ女がちょっとはマシな人間になるきっかけが全く与えられなかった。

それを踏まえるとラスト以後は自分の中では二通り。
「die」か「こっから成長するか」だ。
頑張れ、母ちゃん。
ゾンビが蔓延した街から逃げる途中主人公達のもとに一体のゾンビが現れ彼氏があっさり食われてしまい…1対1なのも斬新すぎるし逃げても隠れてもずーーーっと追いかけてくる図が激シュール。追われるなかで今までの人生を振り返ったり情が湧いてきたりとかなり面白かった!!

ずーっと気になってたけどありがちだからなって先延ばしにしてた『デーモン・インサイド』を観てめっちゃくちゃおもしろくて。ありがちな物語に絶妙な一捻りを入れるのが上手なオタク気質な人なのかもってコリン・ミニハン監督がすごく気になったので。その絶妙さがやってる感ないのも好感持てる。
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