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首相官邸の前で
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目次

首相官邸の前での作品紹介

首相官邸の前でのあらすじ

2012年夏、東京。約20万の人々が、首相官邸前を埋めた。NYの「ウォール街占拠」の翌年、香港の「雨傘革命」の2年まえのことだった。しかしこの運動は、その全貌が報道されることも、世界に知られることもなかった。人びとが集まったのは、福島第一原発事故直後の、原発対策に抗議するためだった。事故前はまったく別々の立場にいた8人が、危機と変転を経て、やがて首相官邸前という一つの場につどう。彼らに唯一共通していた言葉は、「脱原発」と「民主主義の危機」だった。はたして、民主主義の再建は可能なのか。現代日本に実在した、希望の瞬間の歴史を記録。

首相官邸の前での監督

小熊英二

原題
製作年
2015年
製作国
日本
上映時間
109分

『首相官邸の前で』に投稿された感想・評価

また柄にもなくお堅い映画見ちゃいましたよ。DVD化されなそうなので。(スマホで見ると関連商品に青田典子主演『首相官邸の女』というトンデモなさそうな映画が出てるがスルーしよう。。)

私は今、明治通り沿いに住んでいて、日曜になると何かしらの抗議デモみたいなのがやっててうるせーってらありゃしねー。その騒音に抗議ですよ。

そんなデモ運動にスポットを当てた映画である。
まず見るまでずっと[集団的自衛権]の映画だと思ってました。。反原発の方なのですね。。
どっちにせよ、ちょっと危なっかしい映画だと思って距離置いてました。行ったらまた完全アウェイになる予感がしたので。
上映からだいぶたったのでさすがにスカスカでした。安心。

映画は震災当時の映像からちゃんと振り返ってくれます。
福島から避難したオバサン、自称アナーキスト、全身タトゥーの女、外国の方、真面目そうな男性、大人しそうな女性など7人のデモ参加者に加え、当時の総理・菅直人のインタビューを交えながら当時のデモ活動の映像を順を追って紹介していきます。

2011年4月10日高円寺に15000人規模のデモ運動があったですと?駅から90秒の場所に住んでたのに全く知らない、そんなの。何してたっけ?

反原発のデモ活動は一瞬小さくなっていくが、小団体でやってた活動家達が1つになる事で3万人、5万人、2012年には首相官邸前に20万人の人々が集まるほど増大した。

やがては野田首相と直に会談するまで上り詰めて…この人たちのパワーはマジで計り知れないと思いました。。

これら全てはテレビでは全く報道されなかったらしい。

感想としてはデモがどうこうというより原発問題の資料映像としてすごくよく出来てると思いました。ただ、ちょっと一方的過ぎるので原発賛成側のインタビューも取り入れたら映画として深みがましていたでしょう。。。
4.0
川内原発が再稼働し、反原発/脱原発運動が拡大していった 2011 年から 2012 年のあのころの空気すらもはや忘れられてしまったような 2015 年のいま。ネット上の当時の映像を編集してあの小熊英二がはじめて映画をつくったと聞いて、どんなふうなのだろう、多少訝しみながらこの『首相官邸の前で』を観てみたのだけれど、予想をはるかに越えたいい映画だった。

それまで社会運動に参加したこともなかったひとびとが路上に出、声をあげ、インターネットを駆使し、マスメディアから無視されながらも大きなうねりとなり、それまでの“市民運動”や“社会運動”といった言葉からは想像もできないような新しいストリートと政治のありかたをつくりあげた、 2011 年から 2012 年のあのころの空気を映画は再び再生しようとしている。映画の中盤、それぞれ異なる立場からデモをおこなっていた市井の活動家たちが、たがいの差異を乗り越え、反原連へと結束するさまがとてもいい。これこそ、理想的な“ユナイト”のありかたでしょう。運動が反原連という“ユナイト”へと向かっていくことで、映画は“物語”の様相すら帯びはじめる。

映画としてはかなり荒削りで、丁寧さや客観性に欠け、センチメンタルにすぎるところもある。だが、被災者が自身の苦しみや悲しみ、怒りを路上で語る姿に幾度となく視界がぼやけ、ひとびとが路上を占拠する運動のパワフルなありように勇気づけられた(じぶんが参加したデモの映像もあった)。あの時にはじまった反原発運動がなければ、その後の特定秘密保護法や安保関連法案に対する反対運動も、おそらくは大規模なものとしてはありえず、さらに言えば SEALDs だって存在していなかったのではないだろうか。日本における今日的なカウンターデモクラシーの芽が大樹へと育っていく記録がここにある。わたしたちはこれから先おそらくなん度でも負けるが、しかしこの大樹が枯れることはないだろう。
5.0
この国のマスメディアがこぞって無視し続けてきた光景の貴重な映像記録。3.11直後に体験した不安や不快感、怒りが蘇ってきた。SNSやネット投稿動画が報道機能を果たす新たな社会変動の真っ只中にいることを実感した。

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