首相官邸の前での作品情報・感想・評価

首相官邸の前で2015年製作の映画)

上映日:2015年09月02日

製作国:

上映時間:109分

3.5

あらすじ

「首相官邸の前で」に投稿された感想・評価

milagros

milagrosの感想・評価

4.0
インタビューと他の人が撮った映像が集まってつくられたこの映画は、反原発デモと同じように、ゆるやかな連帯がやがて、大きな歴史になっていく。みんな正直で、慎ましくて、しかし必死なのが胸を打つ。
映像の記録としての力、そしてそれ自体の表現の力を、シンプルだが丁寧に引き出している。
11/33
活動家お疲れさん的な内容
監督のトークショーを見ずに退館
最後の上映会とトークショー。記録映画という観点が強いと本人談。
主に2011-12年の脱原発運動の流れがわかりやすくまとめられてる。知り合いの顔もちらほら、自分の行った現場とか懐かしいなとか思って、ついこないだのこととばかり思っていたけれどもう懐かしいと感じてしまうほどの時間が経ってるんだなあ、とはっと気付いた。今もう2016年。放射能にあいかわらずぼくらの身体はヤラれてるだろうし、ある友人は「東京で生きるのはもはやギャンブルのようなものだ」と言っていた。日常がすっかり日常らしくあるおかげで、東京でのロシアンルーレットは6分の1じゃなく1000分の1ぐらいだろみたいな感じですっかり慣らされてしまっているようだけど、これは実は未曾有の終わりなき戦い。このころの勢いと熱気は忘れないようにしなくちゃね。
みみる

みみるの感想・評価

3.6
渋谷アップリンクで涙がとまらなくなって抜け殻みたいになりながら井の頭線に乗ったのを忘れられない。自分への戒め
ほたて

ほたての感想・評価

5.0
ゴホン、ゴホン。
書きます!

⚫︎札幌エルプラザにてイルコモンズこと小田マサノリさんのトークショー付きで鑑賞。小田マサノリさんの話し方、雰囲気ドストライク。聡明ってこの事を言うのだと!
いくつもの側面を持ち、素直にその場に合った自分でいること。
いやぁ、、、本当にかっこいい!

⚫︎数人の国民と菅元総理の対話のように話が進んで引き込まれた。
こんなん実現するわけないからな。でもこの映画で実現したわけだ。

⚫︎喉を詰まらせながら訴える数えきれない姿は、身に迫るものがあった。
すべて印象的だけれど、その中からひとつを紹介する。福島で給食を作る団体の訴え。めっちゃ泣いた。
60歳オーバーの女性が農林水産相の方に対する訴えだったんだけれど、覚えてる範囲で書く。
「私達は震災前と変わらずに子供達に給食を作っています。ですが今は、放射線基準の緩和により子供達に高い放射線量を含んだ食べ物を子供達に食べさせています。毎日です。基準内と言うでしょうが、震災前よりも緩和された基準の食べ物を安心して食べさせられるでしょうか?私はこの仕事に誇りを感じて仲間と働いております。ですが、最近私がわからない事が多すぎて、その誇りも崩れそうです。私は本来こういった意見を述べるような性格ではありませんが、我慢できません。基準の緩和を元に戻してください。」
基準を緩和した判断が大変頭の悪いご都合主義だというのは掘り下げるまでもない。ただ、この内容をきいて感じたのは個人の誇りまでも崩すのかと。この訴えが実を結んだかどうかは残念なところだけれど、こうしたジレンマを感じている声を上げただけできっと全身だ、力だ、意思表示だ!

⚫︎私も社会活動がしたい。
いま生きている命は私だけのものではないのだと、あなたがいるから私がいるのだと、、、。(なんか宗教っぽくなっちゃった笑)
ボランティアなのかなぁ、、デモ参加なのかなぁ、、私の身の丈にあった事はなんなのかなぁ、、。
デザインも好きだしなぁ、、、。
会社に所属して微々たながらお金を生み出しして他人様の為になる事をするけれどさ、上に書いたような事を考えると大変つまらなく物足りなさを感じてしまう。
つまらないと言うと批判を生みそうだね、私が感じている事はなんというか、、、
んんんん、その、、、せっかく生きてるんだからもう少しダイレクトに社会へ世界へ出来る事があるんじゃないかって、、、。
最も社会だ世界だと言うのであればまず自分の足元を固めなさいと言われそうではある、、、。
んん私はいま迷っている、迷っているよ。
踏み出せるのだろうか、そして踏み出すのだろうか。

⚫︎野田元総理との対話でミサオレッドウルフさんの「承服しかねます」に痺れた。ビリリ!
相手に意見を述べるときにはどうすべきかを学んだ。私ならムカついてムカついてどうなる事やら笑
小田マサノリさんの「かつての社会とは確実に変わり始めています。私達は決して決して決して決して、諦めません。」に泣いた。こうした心の臓から出る言葉を官邸内で時の総理大臣にぶつけたいってコンセプトも魅力的。

⚫︎これはわからない事だし、むしろ信じたい事なんだけれど、表では推進している方々もしがらみや帳簿上の理由で口を動かしているだけだと思う。
心こそから推進してるのなんて一部でしかないって信じたい。

⚫︎個人的に札幌エルプラザには胸がズルムケになる思い出があったんだけれど、塗り替えられました。゚(゚´ω`゚)゚。
ぐすん、、、

⚫︎最後になりましたが、自主上映会を企画してくださった方々にスペシャルサンクス!Facebookでシェアしてくださった中島洋さんにもスペシャルサンクス!!!あ、映画にもスペシャルサンクス!!!
MinC

MinCの感想・評価

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3.11から5年
新聞やTVなどのいわゆるマスメディアで殆ど無視/異常なくらい報道されなかった、反原発、脱原発を求める最大20万人規模のデモ。
インターネット上にあった自主映像を無償提供してもらい、デモ参加者のインタビューと時系列的に編集された貴重な記録。
日本のマスメディアが報じない大事なことを伝えるメディアとしてのドキュメンタリーの意義を改めて感じた。

上映後に残った観客でのグループセッションがあり(この作品は上映後のグループセッションを推奨している)、実際にデモに参加した方々の生の話を聞く事ができた。やはり現場にいた方々の話は静かに熱く重い。
興味深かったのが、「再稼働反対」とかの「コール」が進化し過ぎていまやハイレベルのラップになっているらしいこと。
わたしの固定観念でデモ=巨大サウンドシステムと思ってしまうけれど、コスプレだったり楽器だったり看板だったり各々の参加のしかたがクリエイティブで素晴らしい。
あお

あおの感想・評価

4.6
立誠小学校にて
反原発運動を追ったドキュメンタリー
ただ賛成、反対ではなく
なぜ自然災害(地震)の多い日本に原発があるのか?
原発がなくても電力は足りてるのか?

それを考えるきっかけになる映画。

反原発運動は最終的に20万人デモにまでふくれあがり、当時の野田首相と直接会談するところまでいくが、テレビでは一切報道されない。
わたしも知らなかった。

そして日本全ての原発が停止する。

デモとか運動というと
こわいイメージがあるけれど
その場所にいかなければわからないことがある と感じた。
反原発のデモが、政府方針にどれだけ影響を与えたかは甚だ疑問だ。

デモをしようがしまいが、安全に対する設計条件が変わったのだから、原発は止めざるを得ないし、再稼働もそう簡単に出来る訳がない。経済的論理で言えば、原発ゼロは自明の帰結なのだ。

ネゴシエーションとしても失格だ。反原発を合唱し感情に訴えるだけでは、政府は動かないし動けない。

その証拠に、昨今の安保関連法案のデモが政府方針に影響を与えたという実態は見えない。

映画後半の連合と政府の会談がこの映画のクライマックスとなっているが、これはデモのガス抜きと当時与党の人気取りの様相が強く、本当に勝ち取ったものと言えるだろうか。

正直、デモの現状は自己陶酔型で、知的な戦略が決定的に欠如してるように見える。

今後、世の中を変えるデモのあり方として、提言しておきたい。課題は、如何にして実権力を有する人々に効果的に訴えを届けるかという点だという事を。
えみ

えみの感想・評価

3.9
小熊先生と舞台トークで色々話させていただいて非常に勉強になった。
記録として残すこと自体に意味があるデモだった。いろんなことの始まり。市民の闘いの始まり。
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