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5-25-77 あの日の映画少年たちへ

5-25-77 あの日の映画少年たちへの作品紹介

5-25-77 あの日の映画少年たちへのあらすじ

1968年、イリノイ州の田舎町。両親と映画館で初めて観た『2001年宇宙の旅』に衝撃を受けた幼いパトリックは、その影響で兄弟や親友たちと自主映画製作に熱中する映画少年に成長。恋人リンダとも巡り会い、学校生活と映画作り、青春を謳歌していたパトリックの中で、映画の世界への憧れは日増しに強くなっていく。そんな息子の姿を見かねた母親の協力を得て、パトリックは憧れのハリウッドを訪問できることに。そこで、『未知との遭遇』を制作中のスティーヴン・スピルバーグに出会い、さらに『スター・ウォーズ』の制作現場も目撃。すっかり『スター・ウォーズ』に心奪われた彼は、周囲にその凄さを語るが、誰もまだその名を知らない。そしてついに、1977年5月25日の全米公開日を迎えるのだが…。

5-25-77 あの日の映画少年たちへの監督

パトリック・リード・ジョンソン

原題
5-25-77/'77
製作年
2007年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
113分
ジャンル
ドラマ青春

『5-25-77 あの日の映画少年たちへ』に投稿された感想・評価

5.0
パトリック・リード・ジョンソン監督作。

ハリウッド映画監督のパトリック・リード・ジョンソンが自身の実体験を基に映画に憧れる少年の青春を瑞々しく描いた00年代青春ドラマの埋もれた傑作で、日本ではBS10プレミアムで視聴することができます。

イリノイ州の人口750人の小さな田舎町ワズワースで家族と暮らす少年・パトリックが、1968年に映画館で観た『2001年宇宙の旅』に衝撃を受け、友人たちと共に自主映画の制作に没頭するようになり、やがて時が経ち1977年、幼少期から映画への想いが尽きることなくそのまま成長した少年は映画の都ハリウッドのスタジオで劇場公開前のまだ誰もその存在を知らない『スター・ウォーズ』第1作の制作現場に遭遇する…というノスタルジックでSF&映画愛溢れる青春ドラマの傑作であります。

『2001年宇宙の旅』、『サイレント・ランニング』、『未知との遭遇』、『スター・ウォーズ』…と時代を彩ったSFの名作たちとの出会いに多大な刺激を受けながら、ハリウッドで映画監督として成功することを夢見るナードなSFオタク少年の奮闘と成長を、少年が敬愛する伝説的な特撮監督ダグラス・トランブルやスティーヴン・スピルバーグとの出会い、映画仲間である親友との友情&別れ、アジア系の少女との淡いロマンス、女手一つで家族を支える厳しくも温かなシングルマザーの母親との親子愛を交え、70年代中西部郊外のノスタルジックな時代の空気感覚の中に映し出した青春映画となっています。

アニエス・ヴァルダの名作『ジャック・ドゥミの少年期』(1991)や、本作にも若き日の姿が登場するスピルバーグの自伝的ドラマ『フェイブルマンズ』(2022)等に連なる、映画監督を夢見る田舎少年の青春模様を70年代を再現した粗いフィルム映像と、少年の脳内に広がるSF的事象と現実の世界を融合させたユニークでイマジネーション溢れる映像の奔流でノスタルジックに描き出した傑作青春ドラマです。映画が娯楽の中心だった時代における地方の映画館の雰囲気や、CGではなくミニチュアを用いた特撮中心のSF撮影技法等、作り手と観客双方から見た70年代映画産業の表と裏の詳細な再現にリード・ジョンソン監督の限りなき映画愛が感じ取れますし、『スター・ウォーズ』第1作の全米公開日を意味する「5-25-77」の小粋な原題も心憎い傑作であります。
pherim
3.7
“2001年宇宙の旅”に衝撃を受けた少年は順調に映画青年へと成長、憧れのハリウッドでまだ無名のスピルバーグと遭遇する。

BONES他のジョン・フランシス・デイリーが凄まじい若作りで赤い頬の主人公を好演。“未知との遭遇”現場やスターウォーズ公開日(1977/5/25)再現アツい。

🎥

『500ページの夢の束』https://x.com/pherim/status/1037651287754461184
映画が好きで好きで堪らなくて、自主制作映画作りに熱中する少年が、周囲の協力を得て『未知との遭遇』と『スター・ウォーズ』製作中のスピルバーグと出会いハリウッドのリアルに心が揺らぐ…ティーンエイジの頃、何かに夢中になったことがある人には堪らない青春映画(もちろんですが、映画作りに夢中になった人はドンピシャ!)。

心象シーンが『映像研には手を出すな!』のように具象化されるのも10代の衝動を描いていていい!

音楽や美術なども当時をリアルに再現していて、こだわりがハンパないですよ。

SFコメディ『ハロウィン・インベーダー/火星人襲来!?』や『赤ちゃんのおでかけ』などを手掛けたパトリック・リード・ジョンソン監督が2001年から製作開始、2022年にアメリカで公開と、約20年の歳月を掛けて完成させた、映画への熱意と、執念と、愛情がぎっしりと詰まった青春映画で胸が熱くなりました。

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