羊を追う遊牧民の一家。ひとり娘の幼いヤンチェン・ラモは、自分のあとに赤ちゃんが生まれたら、両親が自分にかまってくれなくなるのではないかと不安になっている。父のグルは村人たちと接することなく暮らしている。かつて祖父が家を出て僧侶になったため、グルは親から十分な愛情を与えられなかったという思いが強い。祖父と父、父と娘はそれぞれぎくしゃくした関係のなかで生きている。やがてその関係が変化する時がやってくる…。幼い女児の目を通して描く、チベット遊牧民一家の物語。
神秘の地・チベットの大草原。牧畜をしながら暮らす、祖父・若夫婦・3人の息子の三世代の家族。昔ながらの素朴で穏やかな生活をしていたが、近代化によって受け継がれてきた伝統や価値観は少しづつ変わ…
>>続きを読む両親が放牧する土地を求め、より奥地の草原に移住しているため、兄のバーテルは祖父のもとで暮らし、弟アディカーは学校の寮に住んでいる。兄は弟が母親の愛情を独り占めしていると思い込み、弟は兄ばか…
>>続きを読むグアテマラの高地。マリアは、火山のふもとで農業を営む両親と共に暮らすマヤ人の少女。父親は生活苦から、マリアを地主の後妻に嫁がせようとしていた。ところがマリアは、農園で働く青年の子を身籠って…
>>続きを読む第76回カンヌ国際映画祭「監督週間 」正式出品 ロシア南⻄部の辺境、乾いた風が吹きつけるコーカサスの険しい山道。無愛想な目をした16歳の娘と寡黙な父親。二人は移動映画館で野外上映をし、ポル…
>>続きを読む夏の牧草地、草の匂いが混じった乾いた風、馬のいななく声。広大な空に抱かれた草原の小さな家に、少年オルジャスは家族とともに住んでいる。ある日、馬飼いの父親が、市場に行ったきり戻らない。雷鳴が…
>>続きを読む(C)GARUDA FILM