うーん、いまいち何が伝えたいのか私には分からなかった🧐
なんか、ムダにエロエロて感じだった。
アンドリュー・マッカーシーの若い頃カッコ良かったんだとくらいにしか思わない映画だった🎬

• #2021年s子が鑑賞したもの
• #2021年s子_5月
• #s子_1990年

ヘンリー·ミラーの自伝的小説を映画化。まあフィルマのスコア2.8ですから、そんなに面白くは無いです。ぶっちゃけ、アンドリュー·マッカーシーが観たかっただけ…。内容は、老いたヘンリーが昔を振り返り、心に残っている美少女を思い出し、今でも思っているみたいな感じ。セリフが詩的と言うか、難しく話すので疲れました。娼婦との絡みとか多いんだけど、エロさは感じず、不快感の少ない不思議な作品。

第二次世界大戦前夜にN.Y.からパリ·クリシーにやって来たアメリカの新進作家ジョーイは、写真家のカールと知り合い、彼の案内で娼婦館“メロディ”の常連となる。昼はカールの家で居候し、夜は女達に溺れる毎日。そして、ある少女の出現で2人の生活が変わって行く。




ネタバレ　↓




冒頭、伝説的娼婦の葬式から始まるのですが、その孫娘だと言う少女コレットが現れ、カールは夢中になり、ジョーイも表に出さないけど気になって仕方ない。結局、3人で結婚式を挙げます。
その後、3人で田舎で暮らしますが、コレットとの一時的な逃避のような生活も長くは続かず、彼女は突然姿を消します。
2人はパリに戻り、前の様に女達と遊びますが、ナチスの影が忍び寄り、ジョーイとカールはファシストとレジスタンスの行進に挟まれ、離れ離れに。
ジョーイは、ユダヤ人の血を引くプルーストを研究する為、行き場をなくした娼婦に囲まれ、娼館に引き篭もるのだった。

性に奔放な小説家を爽やかなアンドリューが演じる違和感(笑)。冒頭とラストでは、雑な特殊メイクでエロじいさんになってたけど、これも出来が良くないので、違うおじいさん俳優で良かった気がする。とりあえず、アンドリュー·マッカーシーを拝みたかっただけなので、満足でしたが、そもそもヘンリー·ミラーを良く知らず、観賞後にググったら、映画「ヘンリー&ジューン」のヘンリーで、この作品の時代にはジューンと籍が入っていた様子(笑)。その後、離婚してますが、作家のアナイス·ニンとも出会った頃で彼女はヘンリーの愛人として有名。元気なオッサンだった模様。アンドリューじゃなきゃ、寝てたと思う。

たまには退廃的でかったるい気分に浸ってみる。

娼館通いのダンディなメンズ2人は、いつもエロチックな女性たちに囲まれて、無駄話に花を咲かせている。
この空間にまだナイーブな少女という、違和感を生み出す妙。この少女が男たちの心を捉える小悪魔で、不思議な魅力を持ち合わせています。

小説に出てくるヨボヨボのじいさんが、孫ほど離れた少女を相手にしていて、その衰えぬ性欲に感服致しました。