クリシーの静かな日々の作品情報・感想・評価・動画配信

「クリシーの静かな日々」に投稿された感想・評価

muscle

muscleの感想・評価

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マンコではじまりマンコで終わる。ラストの嘘っぽい陽の光の感じとか、コスプレみたいなタバコとか『ニュートンボーイズ』みたいで楽しい。あんまりアルターエゴなコンビじゃないし、BLなふたりにはならないのが珍しいのだけれど『マリー』の数倍の予算に見える壮大な現場を役者が救っていつつ、娼館での切り返しの語りの経済性も忘れてないっぽいのが嬉しい。プルーストの神格化っていつからはじまったんすか。文学談義と同様に「永遠」にまつわる話がまたいで引き継がれていて、直球でプルースト考えてるっぽい(?)。乳首吸いまくるシーンでオッパブ濃厚接触思い出した。
マンコをボカすな!マンコから太ももにカメラが下がってく(『マリー』のアンダーグラウンドへを思い出す)。「封印映像4」で心霊ビデオ特有の顔に粗いモザイクをかけられた裸の女がパンツを脱いだ瞬間にマンコにモザイクがかけられていて興奮したのを思い出す。マンコは顔と同じ価値を、マンコだけが持っている。シャブロルもきっとそう。だからラストカットも…。
しっかし弛緩しきったときめかないパーティー、打ち捨てられるうまそうな飯、主人公のキャラ造形ともどもなんかすごく『いとこ同士』。ショットとショットはうまく行ってるんだけど一体何がなんだかわからんシーンが多い。単に俺の教養がないだけの気がする。
原作はヘンリー・ミラーの自伝小説。30年代のパリを舞台に、色欲と退廃に満ちた日々が描かれる。ストーリー自体には大きな起伏もなく退屈に感じるかもしれないけど、甘ったるい雰囲気に浸れるので悪くない。東洋的なモチーフが多かったり、クリムトの『乙女たち』が登場するなど、視覚的に楽しめるポイントも少なくなかった。「うひひひ」しか言わない日本娘がスカートをたくし上げるシーンは笑ってしまったな…。
冒頭、書き割りセットにわざとらしい老けメイクの老人の記憶は、絵画と写真と花と人で一杯の娼館での30年代へと。退廃と享楽の都パリを謳歌するアメリカ人作家ジョーイ、写真家カール、そして蠱惑的な少女コレット。どちらも禍々しく過剰な虚構じみている(アンドリュー・マッカーシーのフランス語も吹き替えだ)。彼らは夜毎美しい娼婦たちと戯れ続ける。
それは死を恐れる男の、過去も未来もない現実逃避の日々。パリにはいつしかナチスの影が迫り、老いた作家の元には死者たちの影が徐々に近寄ってくる。「暴力の真の恐ろしさは伝染すること」。やがて甘い一夜には銃が持ち込まれ、ジョーイとカールはファシストとレジスタンスの行進に挟まれ、道を分かつ。過去を持つ娼婦たちはある意味亡霊、作家が嫌う「ゾンビ」であり、ジョーイはコレットに自由な生命の象徴を追うが彼女は去る。そしてユダヤ人の血を引くプルーストを研究するヤンキー作家は、行き場をなくした娼婦に囲まれ、永遠の美の館に引き篭もるのだった。
伝説の娼婦の死で始まり、若い裸の女が寄り添った作家の死で終わるこの映画。エロ老人の妄想、いや表裏一体の性と死が如何にもヘンリー・ミラー原作らしい気が。とはいえ、シャブロル映画はいつも食事シーンが印象的で、本作でもアンドリュー・マッカーシーが実に美味そうに生牡蠣を食べてた。
鎖園

鎖園の感想・評価

1.0

このレビューはネタバレを含みます

号外/

退屈な時代を過ごした人々を描いただけあって

タダタダ退屈な映画


って言うか

このアールヌーヴォーな時代

ヘアスタイル、衣装、音楽と言い

苦手なヤツ・・

登場人物は固定した二人だし

舞台でやるべきのことを映画で観せられる

「退屈」

そして

「苦痛」。
菩薩

菩薩の感想・評価

1.5
絶望的につまらないしシャブロルって二人いるんか?ってくらいシャブロルみも皆無。おっぱいのゲシュタルト崩壊とコレット役のステファニー・コッタが可愛いってだけでまるで中身も無い。プルーストの名前が頻出するのは「失われた時を求めて」って事なのかもしれんが、死の床にあるジジイが、若い頃は好き勝手女抱いたが一番抱きたかった相手は抱けんかった、だって16歳やし…って回想してく様な話、知らんしどーでもいい。ちなみにステファニー・コッタはこの作品で懲りたのか、その後は「やなコッタ!」と頑なに映画出演を拒んだらしい、ってのは嘘、知らん。
やん

やんの感想・評価

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ん、ん、ん、、、

わたしは
害虫駆除係の天使なのよ
が1番グッときてしまいました、、
akrutm

akrutmの感想・評価

3.2
ヘンリー・ミラーの同名小説の映画化。小説そのものがヘンリー・ミラーの経験を元にした官能小説であり、彼が1930年代に滞在していたパリでの奔放な女性関係を描いている。ヘンリー・ミラーをモデルとするアメリカの作家ジョーイが、パリで知り合った写真家カールの所有する娼館に入り浸り、女性との淫らな関係を楽しんでいくというだけのストーリー。

クロード・シャブロル監督作品ということで期待して観たが、正直言って退屈であった。レンピッカの絵に出てくるような女性の髪型やファッションは雰囲気があったが、シャブロルがなぜこんな単調な映画を撮影したのかがよくわからない。娼館の持ち主であった亡き女性の孫を自称する美少女コレットが登場したあたりでストーリーが大きく展開するかと思ったが、相変わらずダラダラとした女性関係の描写が続くだけ。ナチや戦争の影がパリにも忍び寄ってきているという雰囲気もちょっと出ているが、それもストーリーにはつながらない。プルーストもしかり。ジョーイを演じたアンドリュー・マッカーシーもイマイチ。退廃的な生活を送る主人公役としては、少し爽やか過ぎるのかもしれない。

ちなみに、この小説は本作の前に1970年にデンマークで映画化されている。Filmarksで本作のジャケ写として掲載されている写真は間違っていて、正しくは1970年の同名映画のものである。1970年版は未鑑賞だが、性描写がかなりどぎついそうである。
浮き草

浮き草の感想・評価

5.0
少し落ち着いた官能退廃もの。
アメリカ的視線、ということと、1990年的なフラット感。フェリーニやベルトルッチとの比較。

プルースト。
アメリカ人がヨーロッパに憧れている、という図がなぜか好きである。

古すぎず新しすぎない映像。街の微熱と陰影がまた残っている感じ。

このレビューはネタバレを含みます

GYAO無料放送
「ふくろうの叫び」が好きなので鑑賞
年老いても色あせる事のなく
遠く淡い想い出に浸り続ける男の性
夢見心地なのは案外男の方なのかもね。
自分好みの作風とは少し違いましたが
作品の中で上映されている作品の
車を運転するオッサンの形相と彼を追う亡霊
彩り鮮やかな娼婦館が印象的。
(彼の他作品観たいのにレンタルなくて残念、レンタル店さん置いて下さい)


*評価が分かれている作品なので
色んな方のレビューを参考になさる事をお勧めします。
さとう

さとうの感想・評価

2.8
たまには退廃的でかったるい気分に浸ってみる。

娼館通いのダンディなメンズ2人は、いつもエロチックな女性たちに囲まれて、無駄話に花を咲かせている。
この空間にまだナイーブな少女という、違和感を生み出す妙。この少女が男たちの心を捉える小悪魔で、不思議な魅力を持ち合わせています。

小説に出てくるヨボヨボのじいさんが、孫ほど離れた少女を相手にしていて、その衰えぬ性欲に感服致しました。
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