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ドキュメント 路上
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『ドキュメント 路上』に投稿された感想・評価

菩薩
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確かにこれを免許試験場で見せられたら「気をつけよう!」よりも「やはり帰ろう…」と思ってしまうかもだが、本来これくらい強烈に時には簡単に死にも直結する自動車運転ってものを印象付けておくべきとも思う。かなり際立った「すれすれ」感、攻めてるとしか言い様の無い荒々しい撮影で混沌とした開発途中の東京を削り取っていく。タクシー運転手の愚痴は印象的だが、現代にも通ずるある種の「荒さ」はこの頃から健在、都市の記録映像としての価値も十二分にあるだろう。
RIO
4.0
土本典昭の時代を鋭く切り取る視線
路上戦争
反権力・反体制の立場を貫いた映像作家としては映像記録を超えて 生きている今の時代を捉えるための思想的な装置として機能していた

60年代の路上は広い
朝誰も起きていない道路の表情が余韻ある
土本典昭のカメラを通して見えてくる動きながら考え 感じるダイナミズムがあった
タクシードライバーから見る路上の視点に近い動きを再現するために自転車に乗って撮影していたような彼の目線や感覚が生きているものみたい

監督の視点からそれを感じ取れる被写体との距離感が絶妙です
音の消し方や赤信号待ちをしている人のジリジリした足踏み
中平卓馬にあった写真のようなモノクロームの連続がカッコ良い

彼は特に1960年代から70年代にかけて「ドキュメント路上」「水俣病」において社会運動や環境問題を取り上げ記録する
映像を通じて社会構造の闇奥深くを掘り下げて戦後日本の高度経済成長の中で取り残されるものが映されてました
忙しいお役所のオートマチックな雰囲気を強調するように夥しい数の判子とか川の脇に溜まった汚染なんかもリアルで見過ごされるものにも向けられていた

車の排気ガスに工場から出る光化学スモッグ
時間の流れもどんどんと速まる体感に失われる静寂
それらが傷んでいく草木や汚れる空気やガタガタになる路に語らせる撮り方が印象的です
「水俣」シリーズ17本で知られる土本典昭監督の初期作。警視庁の交通安全PR映画として制作されたが、ナレーションも劇伴もない実験的な手法のためにクレームがつき上映されなかった。後に映画作品として再評価されるようになった。撮影は後に「薔薇の葬列」(1969)などATG映画で活躍する鈴木達夫。東洋シネマ制作。

1964年、五輪を控えた東京。タクシー運転手の川崎喜三男さん(29)が夜明けの営業所を出発する。子供が生まれ一家を背負って工事だらけの道路を走る。渋滞の交差点ではミキサー車の運転手とどなりあい、カミナリ運転や乗車拒否もやる。その平凡な日常は、実は生命の危険に直面している。夜の京葉道路を100キロで疾走するダンプ群。ゴウ音の中でタイヤがきしみ。。。

タクシーの車窓から高度経済成長期の東京がたっぷりと記録されていて、風景映画好きとしてはかなり楽しめた。道路の半分は日比谷線と東西線の地下鉄工事で占められ、日本橋の上にはまだ高速道路が通っていない。かつて南千住にあった東京スタジアムが真新しい。

額に汗して車を走らせる川崎さんに切り返して赤ん坊と新妻の姿が挿入される。昼食や手渡しの給与支給など昭和の労働者のリアルな生活風景は、当時を知らない自分にとって辰巳ヨシヒロの劇画の本物実写版を見ているようで、都市の映画としてとても好みな一本だった。。

終盤の夜の車窓カット。道路に落ちているゴミから振り上げ「死」と書かれた看板を押さえるカメラワークが秀逸。他にも印象深いイメージカットが続出し、鈴木達夫のカメラと土本典昭の編集の非凡さが感じられた。

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