わが道の作品情報・感想・評価

わが道1974年製作の映画)

製作国:

上映時間:129分

ジャンル:

3.7

『わが道』に投稿された感想・評価

非常に面白かった。乙羽信子の熱演に圧倒されて2時間10分があっという間。夫の死について不信を抱く年老いた妻の闘争の日々を描く。警察、病院、役所による日本国憲法が保証する国民の人権をないがしろにする行…

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2025.01.29
監督.脚本:新藤兼人
出演乙羽信子(河村ミノ)
  殿山泰司(河村芳造)
  戸浦六宏(地元新聞記者 斉藤)
  金村大(河村清)
  河原崎長一郎(小早川由美)
  岡田英次…

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出稼ぎ労働者の殿山泰司が、行倒れで亡くなる。身元が分かるものを持っているのに、身元不明として処理、医大の解剖材料に使われてしまう。妻の乙羽信子は、協力者の尽力により、それを知り、裁判を起こす。実話を…

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今から57年前の昭和41年(1966)に起きた事件を描いた作品。

青森から東京に出稼ぎに行った男(殿山泰司)が街で行き倒れ、身分を証明する物を持っていたにも関わらず身元不明者として扱われ解剖実験材…

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mh
-
このレビューはネタバレを含みます

身元がわかるはずなのに行旅死亡人とされた出稼ぎ労働者が大学で使う解剖用の死体にされた事件が題材。
製作委員会には近代映画協会、川村セノさんを守る会、青法協弁護士学者合同部会の名前が並んでいる。
土台…

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Omizu
4.7

【1974年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
青森出身の出稼ぎ労働者、川村由松が行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料として扱われたという衝撃の事件の裁判記録『ある告発――出稼ぎ裁…

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新藤兼人だなあ!とことん弱者に寄り添う視点ととことん権力者側の怠慢を糾弾する姿勢。出稼ぎ行方不明者となった夫が知らない間に身元不明者として処理され医大の解剖実験材料にされていた実話の映画化。雪深い寒…

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前半☆2つだが、後半の裁判シーンが結構畳み掛けるので見入ってしまう。確かに貧困により売春に走る家族姉妹がるとは思うが、なんか東北の人は、みんなこうなのかと言わんばかりでかなり差別チック。そういうシー…

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Roca
4.0

昭和40年前半、東北の出稼ぎ労働者の背景にある貧困、家族・教育の問題などを前半で描き、後半では裁判を通して一人の出稼ぎ労働者の死、命の重さと真相を明らかにしたい妻の執念を描いている。
全編を通して妻…

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otom
4.5
久々の鑑賞。新藤兼人の裁判もの。とにかくまぁ色んな意味で心が寒くなる一本ではある。殿山泰司の棺の一瞬のシーンだけで映画自体に強烈な印象を残さざるを得ない新藤兼人の凄さ。良作。

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