ドキュメント 路上の作品情報・感想・評価

ドキュメント 路上1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:54分

3.5

「ドキュメント 路上」に投稿された感想・評価

ササキ

ササキの感想・評価

3.5
走行車から都市の景観を映し取り、その車体や車輪の隣接ショットが随所に挟まれるという点で『カメラを持った男』に代表されるロシア・アヴァンギャルド映画を連想したが、本作はタクシー運転手の事故と隣り合わせの日常を、不安定に素早く運動するカメラ、極端な隣接ショット、不穏な車のエンジン音等とともに提示していて、その点で人間の眼を映画的に視覚拡張させることが目的であった『カメラを持った男』とは異なっている。路上のモンタージュという言葉が自然と出てくるような特異な映画。交通事故発生地図に突き刺された夥しい数の針が気持ち悪かった。
極端すぎる寄りの画面。車の車輪やクレーン、エンジン、歯車、人の手、顔のモンタージュ。胃袋のレントゲンまで見せてくる。胃袋のレントゲン→赤ちゃん→胃袋のレントゲン越しのごはんっていうモンタージュがあったが、あれはどういうことなのか。広角で撮ってるものもあるが、カメラを持って近づく時には、被写体の皮膚に触れる寸前まで近づく。特に序盤の車のすぐ横を走る大型トラックのタイヤがめちゃくちゃ怖い。そのあと事故になりかけるし。かなり演出してないと撮れないような画がある。白バイのあれは無理じゃないかな笑。協力に警察の名前もあったし、手伝ってんのかな。