団鬼六 幻想夫人絵図の作品情報・感想・評価

団鬼六 幻想夫人絵図1977年製作の映画)

製作国:

上映時間:66分

3.8

「団鬼六 幻想夫人絵図」に投稿された感想・評価

絵画評論家の夫(大河内稔)との不満足な性生活に悩まされている夫人(谷ナオミ)が、夫の弟子(別所立木)が描いた責め絵に感化されていく。淑女による秘められていた情欲の開花を語っているロマンポルノ。団鬼六原作。

疼きっ放しの谷ナオミが、自分が辱めを受けるシチュエーションを様々な場所で妄想していくのが抱腹絶倒。夫の弟子の責め絵師(別所立木)が、女主人(飛鳥裕子)の奴隷になっており、女性主導の主従関係をつくっているのも素晴らしい。

責め絵師にとって、谷ナオミは高嶺の花。だからこそ、「奥さんの絵を描かせてください!」「いいわよ、縛って、きつく・・・」のやり取りに、この上ないほどのエロスが備わっている。欲を言わせてもらえば、谷ナオミの身体に一番最初に触れようとする瞬間の、心的な昂ぶりの表現に創意工夫が欲しかったところ。あと、女に隷属しながら女の責め絵を描くという絵師の心理が飲み込みづらいところが難点として挙げられる。

飛鳥裕子が男を奴隷化させている女王様を喜々として演じており、谷ナオミの存在感に負けていないのがスゴイ。性欲メーターが振り切っている飛鳥裕子と、今まさに燃料を投入させられる谷ナオミの、女たちのエクスタシー一直線がたまらなく面白い。総合的には高評価に値する作品。