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マインズ・アイ
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目次

マインズ・アイの作品紹介

マインズ・アイのあらすじ

1980年代までにアメリカでは多くの念力(サイコキネシス)に関する事例が報告されていた。その現象を兵器化するため、民間の研究所に連邦予算が投じられた。その研究と育成指導が進むにつれ、超能力者による抵抗も激しさを増していった。90年11月-。尋常でないテレキネシスのパワーを持つ男ザックは、職務質問中に挑発してきた警官に念力で抵抗し、現行犯で捕まってしまう。そんな彼の念力の強さに注目した研究者のスロヴァ クは、研究に協力すれば刑を逃れることができるとザックに持ちかける。しかし、スロヴァクの真の目的は超能力者たちの髄液を集め自らに注入し、人類史上最強の念力を得ることだった。スロヴァクの野望に気づき、さらには、自らと同じく強い念力を持つガールフレンドのレイチェルまでもが研究所に捕えられていることを知ったザックは、彼女を助け出し、スロヴァクに血まみれの復讐を果たすことを決意する。果たして、この比類なきサイキック・ウォーは、いかなる戦慄の結末を迎えるのか―。

マインズ・アイの監督

ジョー・ベゴス

原題
The Mind's Eye
製作年
2015年
製作国
アメリカ
上映時間
87分

『マインズ・アイ』に投稿された感想・評価

Yuuki
4.0
1980年代、超能力者が起こす事件が水面下で増加する中、超能力者ザックが警察に確保された。留置所に現れた研究者スロヴァクは「研究に協力してくれれば君の恋人に会わせる」と提案。ザックは恋人に会うため渋々協力するが、スロヴァクは超能力者の髄液を自分に注入し、スーパーパワーを得ようとしていたのだった!な話

90年代が舞台の、低予算B級サイキックホラーアクション。これ、なかなか面白かったですわ…。80〜90年代の乾いた空気感と、シンプルながら熱い超能力バトル、「スキャナーズ」を彷彿とさせる顔面爆破・人体切断といったゴア描写、印象的な「赤」を多用した画作りのコントラスト、分かりやすすぎるストーリーラインが合わさってとても良い仕上がりになっておりました。良い…。

ザック達が使う超能力は意外と微弱で、銃弾・注射といった小さい物を動かすぐらいの程度。念力で人を殺すとなるともう瀕死になるぐらい体力を消耗してしまうという絶対強者でもない設定もストーリーにいい味出してて良いです。しかし終盤に差し掛かるとザックの怒りのパワーと背水の陣でどんどん強大なものになっていって果てしなく盛り上がっていく!これがサイコーだった!ザックとスロヴァクがにらみ合いながら超能力が拮抗し、お互い血涙を流しながら吐血してうめき声をあげながら少しずつ浮いていくシーンはインパクト大で爆笑必至(本人たちはいたって真面目)!

古き良きゴア描写がとにかく素晴らしかったので、耐性ある人は是非見てもらいたいですね。タイトルロゴやテロップのフォントなども2015年製作とは思えないほど時代を感じさせてGOODですよ
3.7
見る順番を間違えた感があるけど、『Bliss』に向けてジョーベゴス監督作品!『人間まがい』も80年代リスペクトに溢れた作品だったけど、続く長編2作目である本作も、参照してる作品が違うだけで全く同じ路線。

というか前作同様、80年代をリスペクトした現代作品というよりも、そのまんま80年代の映画を80年代の空気感でもって作ってしまってるのがベゴス監督の良いとこだと思う。当時の映画にカウンターをかますわけでもなく、自分だったらこうするだろうなっていう変な(現代的な)アレンジを加えるわけでもなく、当時の映画界で自分が監督業をしていたら…みたいな。それがただのコピーではなく、監督らしさという個性に昇華されてるのがマジで凄い!

なんてったって、ラスボスのオッサンの顔芸写真を80年代のホラー雑誌にそのまま載せても誰も気付かないレベルの再現度。特に青白い光が当たってるとことか。これ現代の映画じゃないよ(笑)

そして、フォローしてる方に似てるって教えてもらった通り、マジで『スキャナーズ』だった!🤣しかも冒頭、雪に囲まれた道をこちら側に歩いてくるショットなんて完全に『ザ・ブルード』だし、ベゴス監督クローネンバーグ好きすぎ!

しかも色彩の対比がすごくオシャレ。青の抑圧・寒々しさと赤の強い感情。同一画面内に半々に配置した構図も意図を含めてバチってキマッてるし、クライマックスに向けてバトルが激しくなっていくにつれ、その双方がより強く画面内に現れ出す。目の前の青と背後の赤とかめちゃカッコいい!

そんで終わり方もめちゃくちゃ良い。あの突き放される感じとあのスコア。堪りませんね!ベゴス監督は87年生まれだから実際に80年代に触れて育ってきた世代ってわけじゃないんだろうけど、多分あの辺りの映画を浴びるほど見て育ったのは間違いないでしょうね。そのまんま80年代の再現とまでは当然いかないんだけど、その時代に対する愛しか感じない作風は大好き♫
超能力者の弱点、それは不意打ちだ!


宇宙人に改造された男が元婚約者のストーカーになって凶行を重ねるホラー映画「人間まがい」で一部の圧倒的な支持を得たとか得ないとか言われているジョー・ベゴス監督が、残念無念なハリポタルックの主演俳優グラハム・スキッパーと再度タッグを組んだサイキックSF!


どっかの寒そうな田舎を歩いている主人公のザック。
いかにも怪しげな髭面なので警官に呼び止められます。
そこでザックは念動力を発揮、パトカーの窓を割ったりしますが、いきなり彼ら超能力者の弱点が露呈しますよ!
超能力はすぐには発動できないので、不意打ち食らわされると何も出来ないのです!
そんなんではグラップラー達にはまるで歯が立ちませんよ!
超人ロックぐらいになれるよう頑張りましょうね。

そんなわけで簡単に捕まるザック。取り調べ中の彼は、何故かイスラム国に捕まったみたいに袋を被せられています。
どうも、超能力は目で見たものしか対象にできないらしいのです。
だったらその袋は見えるのでどうにかなりそうなものですが、誰もそのことに気が付かないのか、中盤にようやくザックが袋を裂くまで、「アホだなぁ、超能力者って」と思って観てましたよ。

ともかく、現れた超能力者研究者のスロヴァク博士に、恋人のレイチェルに会わすという条件で協力することになりますが、当然そんな約束は嘘っぱちでありまして、いつまでたっても恋人には会えず、クスリ漬けにされる日々。
しかも週一で髄液を抜かれます。
なんと、博士はその髄液をある事に利用しようとしていたのです。

ついに頭にきたザックは友人のアームストロングと共に脱走を試みます。アームストロングは捕まってしまいますが、ザックはレイチェルを救い出し、なんとか脱出に成功します。
ブチギレたスロヴァク博士は、眼帯の超能力者(なんと、あのノア・セガン様!)を招へいして、2人のあとを追わせるのでした。


ジョー・ベゴス監督は「人間まがい」も80年代の匂いがする作風でしたが、本作も更に香ばしく80年代臭をムンムンさせております。
全体を包むダウナー感が何だかデビット・クローネンバーグかジョン・カーペンターかっていう風味で、それっぽいタイトルインからして素敵。
本作の場合は、寒々としたロケーションと頭が爆発するサイキック描写から、クローネンバーグの影響が大きいのでしょう。
というか、まんま「スキャナーズ」なんですけどね。
超能力バトルなんてお互いがウンウン唸っているだけで、その血管が切れそうな顔芸が完全にスキャナーズのコピーであります!
(もっと派手にしたのが「ダークシティ」とも言える)

DVDのジャケだと車がクルクルと飛ばされたりしていますが、そういったお金かかりそうな場面は皆無。
いいところ、相手に銃を撃たせないようにするとか、机や椅子を動かす程度の能力なのです。
一番派手なのが頭を吹き飛ばしたり胴体を真っ二つ!ですけれど、そこまで強力な力を使うと本人が気絶したり、下手すれば死んでしまうという、超能力は諸刃の刃として描かれているんですね。
正直、手を使ったほうが手っ取り早いし、苦しまずにすみます(汗)
頭部粉砕なんて「ハチェット」の殺人鬼ヴィクターだったら朝飯前ですしね。
そんななので地味な映画ではあるのですが、力を込めた先はゴア描写にあるのです。
やたらと人体破壊の出来が良く、頭が裂けたりするのを執拗に描写してくれますので、グロリンチョを求めるなら満足できるでしょう。
出る映画みーんな、いつも安定の死にっぷりを披露してくれるノア・セガンも、やっぱり最高な死に様で笑かしてくれますよ!
(ノア・セガンの死に芸に関しては「アナーキー無法集団」のレビューを参照のこと)
眼帯のダークヒーローっぽい役だったのに、たんなるアホでしたが・・・(苦笑)

SFというより中盤以降は殆どスプラッターホラーなので、そういうのに目がないマグナム的にはキャッキャ言いながらバカ映画として楽しめましたが、いかんせん話が動き出すまでがスローでつまらないのが難点。
前半は超能力を抑えてしまっているので尚更つまらない。
「人間まがい」も話が動き出すまで退屈だったから監督の持ち味なのか・・・そんなところまで80年代ぽくしなくても良いのに。

まったく普通の家にしか見えない研究所や、プロの兵士とかには見えないチンピラみたいな警備の連中など、政府の援助をうけて危険な研究をしているとはとても思えないチープさもどうなのか。
あの研究所、超能力なくても簡単に脱走できそうなんですけどね。

銃弾の軌道を変えられるとか、せめてもうすこし超能力の凄さが感じられれば良かったのですが、なにしろ超能力者が無敵に見えないのでスロヴァク博士の目的もチープに感じてしまいました。
リアルって言ったらリアルなのかもしれませんが・・・
全員がサイコキネシス能力一辺倒ではなく、バリヤーはったり、透視ができたりなど、異なる能力をうまく使って危機を打開してゆくスタイルだったらもっと面白くなったんじゃないですかね。
ちょっとバリエーションに乏しかったなぁ。
まあ、やりたいのが「スキャナーズ」なら仕方ないんですけどね。
これ、勝手にリブートって事にすれば良かったのに(苦笑)

最終的には、ブライアン・デ・パルマの「フューリー」みたいにもなる本作、超能力でグロリンチョというのもオツであるからして、そういう部分で評価したい一作でした。


NETFLIXにて

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