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『「もののけ姫」はこうして生まれた。』に投稿された感想・評価

るい
4.2
1100レビュー🙌🙌🙌🙌🙌
何にしようかなってサブスク探したけど
あんまり観たい気分になる作品がなかったので
久々にコレクション棚を漁ってたら
前に繁忙期のストレスでポチッて
無駄買いして
寝かせてたきりの
コレがあったので
これにしました👍

※今回レビューがいつも以上に長くなると思います🤣🤣🤣💦

1997年日本映画を席巻した
ご存知
ジブリの「もののけ姫」

この映画の誕生から企画、宣伝、配給、興行に至るまで全ての工程を2年に渡って記録した、3幕構成
計6時間40分のドキュメンタリー💦
(ちゃんと朝から全部観ました)

第1章 「紙の上のドラマ」(企画・製作)

ジブリの企画ってまず鈴木敏夫さんとの何気ない談笑から
次はどういう作品にしよう?から
始まるっていうのは有名な話
そんなで「もののけ姫」の始まりは
「耳をすませば」が終わったあと
元々宮崎さんが1980年に構想していた
イメージボードの中にあり
93年に絵本化されてた原作
「もののけ姫」を映画化するか
「毛虫のボロ」という毛虫が主人公の
いわば「となりのトトロ」的な作品にするか
のどっちにしようか?で始まる

原作の「もののけ姫」って黒澤映画のような時代劇を背景に
もののけの「大山猫」と
領主の三番目の娘「三の姫」(この名残が後にもののけ姫のヒロイン、サンとなる)の話なんだけど
「独楽に乗る」等の出てくるアイデアが
実は「となりのトトロ」に使っちゃっていて
映画化にする際どうしようかとまず
行き詰まるのがジブリらしいなって思った
それと時代の問題や
出てくる武士の固定イメージの払拭等
とにかく問題が山積み
その中で出てきたアイデアが
宮崎さんが83年に描いた別作品
「シュナの旅」

不作で飢に苦しんでいた国を救う為に
行き倒れた旅人(ジコ坊のモデル)から聞いた
話から
主人公のシュナがヤックルに乗り
神人の国から麦を持ち帰るという使命を帯びて旅をする話

これと掛け合わせたものが「もののけ姫」の
基本プロットとなる

こうやって次々に作品が完成するのは本当ワクワクする
面白すぎて
もうずっと見入ってたな😆😆😆
またイメージスケッチ眺めるのが面白い
「赤毛のサン」とか
イメージと全然違う山犬「モロの君」
全く可愛げのないクリーチャーと化してる
「コダマ」とか🤣🤣
とにかく決定段階じゃないキャラクターのデザインや設定の違いが本当面白かった
アニメの作業工程も各々の個人プレーで完成させてたんだなって
映画作りにおいて
アニメってチームプレーではなく
また違うんだなっていうのを知る

また細かい部分まで色を
あーじゃないこーじゃないって
色彩設計の保田さんと宮崎さんが話し合って決めてるのを見て楽しそうだけど気が遠くなりそうだなって思った
砂金や桶の色を決めるだけで
何時間もかけてるって凄い!💦
一瞬だけのカットの色を決めるのに
この色じゃ嫌だという両者の抵抗合戦が
めちゃくちゃ面白かった🤣🤣
てか宮崎さんがやってる作業が改めて凄いと思った
原画チェックと修正なんだけど
⚫︎何のシーンがどのカットか
絵コンテを全て覚えてないとまずできない
⚫︎アングル等実写で言えばカメラマンの作業を兼任してやってる
⚫︎修正点も指摘し直さないとなので
演出も兼任
まさに超人業!
変なおじいちゃんだなって思う時もあるけど
改めて宮崎駿って人間は凄過ぎると思った
タタラ場の起源や
もののけ姫の世界観に関する歴史などあったり、スタジオ内の何げない様子など
みんなでスパゲッティ食べたり
宮崎さんが作った蕎麦食べたり
面白いドキュメンタリーだな

第2章「命が吹き込まれた!」(製作・宣伝・配給)

タタリ神のCG表現の作業工程が凄い!

まだ話が完結してない段階での
鈴木敏夫さんによる宣伝(まずキャッチコピー)をどうするか?から始まる
あの「生きろ」はどうやって誕生したのか
鈴木敏夫さんと糸井重里さんのFAXでのやり取りの件がまず面白かった
候補に
⚫︎おそろしいか愛しいか
⚫︎おまえにはオレがいる
⚫︎惚れたぞ
⚫︎ひたむきと、けなげのスペクタクル
etc‥‥‥
このような案を幾つか提出するを繰り返し
4度目の案提出で
あの「生きろ」が決まったんですね
そして
この頃だったんですね
徳間とディズニーの提携の話って
そう「ジブリがいっぱいコレクション」が発売されるまで
ジブリの過去作って金曜ロードショーしか観る術がなかったんですよね
ブエナビスタの後押しで今があるんだな
ビデオを販売する権利を与える
その代わりに
作品の
世界配給もしてくれと
世界を視野に入れた
鈴木敏夫さんの策略って
やっぱり上手いなって思った
ディズニーとの提携って
winwinの関係で動いてたんだな🤔
この出来事がなければ
ジブリは海を渡ることはなかったろうし
宮崎さんが
「千と千尋の神隠し」や「君たちはどう生きるか」でアカデミー賞を獲ることもなかった
わけだから🤔🤔🤔
予告編による宣伝会議が面白かった
インパクト重視で
あえてグロシーンの部分(首が飛ぶとか腕が飛ぶとかの)を抜粋して取り入れてたり
なんかそれを踏まえて
最初の予告(特報)を観てみると
やっぱり攻めてるなって思った🤔

第3章「記録を超えた日」(興行)

アフレコに同行して熱心に細かく指導する宮崎さんスゲェ💦💦💦
納得いくまで何回も何回もテイクや意見交換を重ねていく製作のガチ具合が凄い
声優の難しさってこういうことなんだよなって改めて思った
特にエボシ様があれだけ高い演技力を求められるキャラクターだったことを改めて思い知ったのと
それを演じ切った田中裕子さんやっぱり凄いなぁって💦
あとやっぱり山犬モロの君の三輪さんのインパクト
演技が凄すぎて
宮崎さんがニヤニヤしてるのが印象的だった
あと
大御所の森繁さん(乙事主)に対しても
遠慮なく役者根性に火をつけていく宮崎さんスゲェと思った💦
「となりのトトロ」以来となる久石さんとの
音楽製作も見応えがあった 
タイトル裏話もあって
元々は「アシタカせっ記」というタイトル案を
宮崎さんは考えていたという
だがやっぱり鈴木敏夫さんはインパクトが弱いと考え「もののけ姫」で通そうとしたが
宮崎さんのいつものワガママで意見を聞かない
ならと
内緒で金曜ロードショーに
もうタイトル含めた第一弾予告(公開の2年前)を強行手段で放送したという笑
もう出されてしまってはと
宮崎さんが折れたっていうエピソードは面白かった🤣
ついに完成して
打倒「ロストワールド」を胸に日米決戦の初日
正直興行面の話は退屈だったかな
徹夜組で中部の映画館で1人並んでたお兄ちゃんに
興行の中部支社の虎岩さんが映画グッズプレゼントしてたのウケた🤣🤣
と同時に有楽町マリオンでは
徹夜組が300人の列を作ってたってエピソード聞いて(最終的に朝までに2300人‼️)
席を予約出来るようになった今となっては
考えられないよなって
昔は映画の初日も徹夜で並ぶ人がいたことを
忘れていたな🤔🤔🤔
各地の初日の盛況ぶり凄い🤣
これ本当に映画なのかってくらい
イベントやん🤣🤣🤣
自分も公開当時観に行ったけど
もうすっかり当時のこと忘れてたな💦
こんなに凄かったかな?
映画で社会現象起きるの凄い

裏側を今回改めて知ったことにより
やはり「もののけ姫」って作品は凄かったんだなと
この得た知識を踏まえて
もう一回「もののけ姫」を楽しもうと思った

レビュー
長々とすみませんでした💦
「命を吹き込む」

観る前は6時間40分という長尺(DVD3枚組)にビビってしまったんですが、観てみたらあっという間でとても面白かったです。

『もののけ姫』を映画館のリバイバル上映で観て改めて引き込まれて、勢いでディスクを購入。
ゼロからの制作過程に密着し、宮崎さんや鈴木さん、スタジオジブリの数々のセクションの仕事風景や音楽・主題歌作成、アフレコ風景を経て上映までを追いかけた、まさに長編スペクタクルドキュメンタリーでした。

【ディスク1】
スタジオジブリでの、主に絵コンテから動画、着色や撮影に至るまでの工程。
宮崎さんの手元をたくさん撮してくれるのでその勢いや作品への想いが線から伝わってくる。
背景や撮影技術裏側や技術、配色へのこだわりなどみどころたくさん。

【ディスク2】
引き続き絵や着色、撮影など。
平行して鈴木プロデューサーの宣伝への想いなどが宣伝会議の映像や東宝や電通のスタッフさんから伝わってくる。
そういった宣伝活動をしながらもまだラストまでできておらず、できていないどころか15分延ばすことになって大変なことになるところまで密着取材されていてこちらもハラハラしてしまう。
主題歌をどうするかについても監督も加わり一体感を持って取り組んでいて興味深い。

【ディスク3】
ついにアフレコ。
意外だったのが、大御所俳優もアニメーションのアフレコは初めて。という人が多かったこと。それでも宮崎さんのディレクションから着実にキャラクターに命が吹き込まれ、生き生きとしてくる様子を見られるのは貴重。なかなかアフレコ風景をこれだけ見られる映像もないと思うので興味深かったし知らない世界を覗けて嬉しかった。
当時は『ジュラシック・パーク2』や『スピード2』の公開と被ることで興行をとても心配されていたみたい。『もののけ姫』自体が今までのジブリと違う子どもも観られるものかといわれると、血の気が多いのでその点も懸念されていたよう。

【特典映像】
アメリカ公開での宮崎さんへの密着取材をまとめたもの。
『もののけ姫』もだけど、他のジブリ作品もアメリカでは人気とのことで、取材時間も膨大だったそうで。
今までのジブリとは違うジブリが海を越えて海外でどのように受け入れられるのか、宮崎さんのインタビューの言葉は、もしかしたらこの中で一番洗練されて語られているかもしれない。


全編通して見応えたっぷりでした。
欲を言えばスタジオジブリでの宮崎さんのやりとりに字幕を付けてほしかったのと、音楽を作る過程ももっと見たかったくらい。
アニメーションが出来上がるまで、途方もない時間と人と知識が関わっていて、そのどれもが欠かせなくて、まさに骨身を削って作られたもので、このドキュメンタリーを観ると、ジブリに限らずアニメーションを観る意識が変わると思います。買って良かったです。
2MO
4.3
記号的、またの名をマンガ的な表現には殺意を抱いて忌避する。
類い稀な観察眼と空間認識能力を有し、天才と呼ぶ他ない神業なる“線”で象られるキャラクターには、生きた人間としてのリアリティが吹き込まれる。
あるべきリアリティへの追求が妄想の世界を支えている。

トトロと同根の着想を得て、後の千と千尋とも通底するヒロイン像への眼差しに導かれた物語は、ナウシカの精神的続編を成す。

アニメーション監督、なにより“アニメーター”宮崎駿の才気みなぎる野心的冒険活劇、その戦いの全過程である。

もう一人の主役、映画プロデューサー鈴木敏夫。
400分にも及ぶ大長編の中には、芸術をビジネスに繋げる配給や興行、芸術と大衆を結びつけるパブリシティ、それらもまた実にクリエイティブな才覚をもって為せる業であることを垣間見るのに十分な、いくつもの含蓄あるやり取りが記録される。

たかがアニメ映画。されどアニメ映画と。
精魂尽き果てるまで、まごうことなき人生を創作に懸ける人達。「映画の奴隷」たちの、“夢と狂気”の静やかな戦場を余すことなく歴史に残す貴重なドキュメントである。

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