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『まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて』に投稿された感想・評価

日本に通信制中学って東京と大阪の2つしかないってことすら知らなかった・・・。
中学を出ていないととれない資格も山ほどあることすら・・。
いかに義務教育を受けられるかって有難いことか。その時はわからないんだけどね。

戦後の混乱期は中学すら行けない人がたくさんいた。
そんな高齢者があらためて中学教育を受ける姿、そして彼らの世界観が広がっていく姿。
その姿が忘れられないドキュメンタリー映画でした。
中には難聴でいじめられ、70歳になるまで家に閉じこもってる人も学校に行く姿もあった。

出演しているある高齢者女性の言葉が印象的でした。
「勉強するって日常の気づきを増やしていくこと。当たり前に思っていた事が学ぶとそうか!と再認識できる」
”まなぶ”ことの大切さは日常と隣り合わせなのに、今まで受けることが出来なかった事実。
しかもその受ける場所も日本にほとんどない事実。
ドキュメンタリー映画が素晴らしいのはこういった知らない世界に少しでも触れる機会を与えてくれることだと思う。

なかなか観る機会がない作品ですが、たまに上映会などしてるみたいですので、興味ある方は是非!
現在全国に2校しかない通信制中学の物語。通信制中学とは、戦後、学校教育が6・3制になったときに中学未修了者を対象に作られた制度である。基本は通信なので、登校は月2回程度スクーリングが行われるが、映像の中心に据えられるのはそのスクーリングの場面であった。最盛期には全国に80校近くあったようだが、現在は東京・大阪に2校で一学年2~3人程度となっていて、教科によっては学年合同で授業を行っている。対象者の高齢化もあるようだが、私のようにその存在を知らない人も多く、もう少し需要があってもおかしくないようだ。実際に私の義母も小学校しか出ていない。
70才前後の人たちが学ぶ姿は本当に楽しそうで、青春そのものといった感じがある。授業の内容はともかくも、高齢になって数学や理科などに取り組み、答えを一生懸命導き出そうとする姿勢は頭が下がる思いである。「81.4÷10」という問題が解けないおじいちゃんに勉強を教える先生も必死である。当時中学にいけなかった理由は戦後の混乱期の貧困や障がいがあったということだが、少なくとも映像に出てくる方たちは家を構えていたり、子を大学までやったりと一見不自由さは感じられない。しかし、これまでの人生の中で中学を卒業しなかったことが精神的な負い目になってきたと皆一様に話されている。
私たち戦後世代は「普通ってなんだよ。普通ってあるわけないじゃない」などと簡単に語ってしまうところがある。とりわけ「個性」の重要性を植え付けられた世代はそう思ってしまうのかもしれない。でも、それはあくまでも「普通」を保障され、無難に通ってきたからこそ言えることで、傲慢な考えなのかもしれない。この映画からは「普通」を通ることができなかった人たちの苦しみが伝わる思いがした。ただ、卒業式の晴れやかな笑顔に本当に救われる思いがしたのも事実である。
そして昨今、貧困問題を背景に学習面で苦労している子ども達がたくさんいる。そのような意味では社会のひずみはいつも子ども達にまわされるのかもしれない。少子高齢化が経済面だけで語られることが多い中、私を含めた社会の中心世代はいろんな視点で物事を掘り下げていかなければいけないと改めて考えさせられた良作だった。
しん
3.7
2017201
飯田橋の神楽座
平成29年度文化庁映画賞記念上映会
(文化記録映画優秀賞)
監督登壇

現在の義務教育制度開始以降でも戦後の混乱や家庭の事情などで義務教育を受けられなかった人達。
その人達が通う神田一橋中学を舞台としたドキュメンタリー。

義務教育を受けられなかった人がいるという驚愕の事実。
それが故にその教育以上に得られなかった物、事は多い。

映画はエンターテイメントであるが、多くの人が知らない事実を広め、知見を広げる産物でもあることを改めて感じた。

うまく言葉にできない気持ちや感情があるが、こういった事実があるということやそれを題材とした映画があることを周知するのが自身の役目なのであろうか。

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