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種をまく人
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目次

種をまく人の作品紹介

種をまく人のあらすじ

3年ぶりに病院から戻った高梨光雄(岸建太朗)は、弟・裕太(足立智充)の家を訪れる。再会を喜 ぶ姪の知恵(竹中涼乃)、その妹でダウン症の一希に迎えられ束の間の幸せを味わう光雄。その 夜、知恵にせがまれた光雄は被災地で見たひまわりについて語る。知恵はその美しい景色を思い 浮かべながら、太陽に向かって咲くひまわりと、時折ふと空を見ている愛しい一希の姿とを重ね 会わせるのだった。 明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたい嘆願する。裕太と妻・葉子(中島亜梨沙)はそれを快 く受け入れ、娘たちを光雄に預けるが・・・幸福な時間も束の間、遊園地で突然の不幸が訪れる。

種をまく人の監督

竹内洋介

原題
製作年
2016年
製作国
日本
上映時間
117分

『種をまく人』に投稿された感想・評価

緊急事態宣言により延期していた大阪公開が無事決まったとのことです。
すぐ公開です。

せっかくですので、
レビューも再アップいたします。




大阪シネ・ヌーヴォ(大阪市西区九条)にて

12月5日(土)〜11日(金)は午前10時から上映
12月19日(土)〜25日(金)は午後19時から上映

※12/6(日)・12/9(水)・12/11(金)はバリアフリー上映(日本語字幕付き)

情報は変わるかもしれないので劇場サイトの映スケジュールをご確認ください。



***




では以下、昨年のレビューのコピペです。



今年の邦画の中でもかなりの上位作品来ましたよ、ハイ、来ましたよ!



『種をまく人』というタイトルはファン・ゴッホの名画に由来しているとのことです。

主人公を演じた岸建太朗さんの風貌もかなりゴッホチックですし
ゴッホの一番有名な作品である〝ひまわり〟も、この映画で重要なモチーフとなっています。

改めてファン・ゴッホの絵画『種をまく人』を見ると、
種をまく時期なわけですから季節は秋で、畑は褪せた枯れた色で覆われてるはずなんですが
この絵は眩しいほどに明るい。希望に満ち溢れた世界です。
この畑を黄金色の麦でいっぱいにしてやる!というほとんど怒りに近い希望を感じます。

*****

映画『種をまく人』の主人公もひまわりの種をまきます。キレイな石を拾ったりもするんですが、思うような結果が得られなかったので、ひまわりの種をまきます。
いつか全開に咲いたひまわりを見て、少しでも元気になってもらえたらと、多分そう思いながらまきます。

*****

四コマ映画『種をまく人』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2364

*****

だいぶ重い話ですし、壮絶な喪失感に襲われるので、たまらんのですが、、、まあね、、どんな人生にでも起こりうることですし、悲しい事件・事故は毎日ニュースで見聞きします。

「生きてるのがキツイ、いっそのこと!」と思ってしまう場面も人生には多いですが、、そういう窮地に立たされた人間に対して、この映画はとても優しい。
「明日があるさ!頑張れ!」なんて無責任なことはけして言ってきません。美しいラストシーンを見りゃ、全部伝わってきます。

*****

この映画にはいろんなタイプの人間や問題が登場します。

障がい、きょうだい児、毒親、独善的な教師、差別、偏見、贖罪などなど

観る人によってスポットを当てる箇所が違うと思いますが、
きょうだい児について描いていることがとても特徴的だと思いました。

きょうだい児とは「障害児の兄弟姉妹」のこと。
親や周囲はどうしても障害を持った子の方に気を回してしまって健常者の子にはあまり注目できない。

子どもであることには変わらず、未発達なんだけど、親に負担をかけないように色々と我慢をしたり、良い子になることを課せられます。

この映画でも、主人公の知恵ちゃんに対してお母さんは「ちゃんと妹の世話をしなさい!お姉さんなんだからわがまま言わないで!」となかなか厳しく、知恵ちゃんが「良い子」であることが前提で家庭の幸せが保たれています。

この辛さを説明ゼリフなしで観客に伝えているのが、すごいところですね。「あ〜、こんな気持ちになるんだ…」と観客はすぐに知恵ちゃんの気持ちに寄り添うことができます。

******

お母さん自身もだいぶ追い込まれてますので、ホラー級の目ヂカラで攻めてきてなかなかの迫力。。
このままだとこのお母さんが一人で悪役になりそうなところを、
このお母さんのお母さん(つまり祖母)を描くことで、問題を単純化させませんでした。

この祖母は、まぁ毒親ですね。娘を自分の管理下においておきたい。

それによってお母さんは、自分の家庭を築いているのにも関わらず、母の目から逃れられない。
母親に叱られないような家庭を築かなきゃ!という重圧と戦っているようでした。


独善的な教師も恐ろしいですね。。ひまわりの絵を頼むシーンなんて。。


*****


かなりの情報量なのですが、極力説明ゼリフを入れずに、演技と演出で伝えています。
これが映画です。

竹内洋介監督、これが長編映画デビュー作というのが信じられません。。
相当思い切ったこともするし、繊細な演出もするし。。

終盤の車運転するシーン凄いですから、お楽しみに。
『へレディタリー/継承』『薄氷の殺人』的な時間経過演出!


*****


色々長々と書きましたが、この映画の大事件については一切書いておりませんのでご安心を!


ネタバレはコメント欄に!
この世界はいつから小さな花が咲いていても気にも掛けず知らないうちに踏み付けていく人が増えてしまったんでしょうか、、。

その一方で、淡々と種をまく人もいる。どんな場所でも、土と水があれば、時間はとんでもなくかかるとしても、いつかは大輪の花を咲かせるかもしれない、、。

ひとつの悲劇が家族を蝕んでいく。

子供、身障者、難民、、いわゆる社会的弱者が、そういう人々の思いに無関心な大人たちや、そんな大人たちが作ってきた社会に追い込まれていく、、。

この映画を観ていて心が苦しくなってくるのは、余白が多く自分で考える時間があるから。出てくる人のあまりに自然な演技が、映画を観ていることを忘れさせ、自分も一緒に追い込まれていきます。ここに出てくる嫌な大人たちは、どこか自分の中にも潜んでいそうで、、^^;
miyu
4.5
ホントに染み入る様な映画で、素晴らしい映画だった。。。
あとから思い出しても 胸が苦しくなり
涙が出てくる…

第57回テッサロニキ国際映画祭で最優秀監督賞と最優秀女優賞を受賞した映画らしい。。。

最優秀女優賞になった、まだ、少女の竹中涼乃ちゃんの演技力には胸が詰まった…

被災地で見た向日葵🌻🌻🌻
その向日葵の花が 場所が変わっても 傷ついたひとたちの心を 癒してくれる…

親って言うのは障害がある子を育てるのに 必死になる…

ダウン症の子どもを育てている夫婦…

母親の その子への愛情は 見ていても
異常に強かった。。。
自分が この子を 頑張って育てなければ…
って気持ちが 痛々しく感じる。。。

よくありがちなのは 健常者と 障害児を育てている場合…
必要以上に 健常者の子に苦難の道を強いる傾向がある…ってこと!!

「あなたゎ 障害がないんだから…」みたいな感じで 健常者の子どもが 障害児が兄弟姉妹にいると 親に手をかけてもらえない理不尽さを感じる事が自分のまわりにもあった…のを ふと 思い出した。。。
そんな様子を 近くから見ていると 可哀想だなぁ…って いつも 感じていた。。。

本作…
突然の不幸が訪れる…
その不幸を 少女の知恵は 親の追及が怖くて
障害のあるおじさんに 罪をなすりつけてしまう。。。

まだ 柔らかくて 傷つきやすい少女…

大好きなおじさんに 罪をなすりつけた事から
自分自身が追い詰められていく…

知恵は 遊園地でおじさんがトイレに行っている間 ダウン症の妹を抱き 落としてしまった為、妹は亡くなったのだ!

その大きな罪で おじさんは 犯罪者扱いされる…

でも 知恵はわかっていた!
自分が 間違ってること。。。

ここに出てくる人物の痛みは 偏っていても
あーぁ わかるゎ その気持ち…
って 思えた。。。

親が怖くて 妹を死に至らしめた事を正直に言えなかった知恵の気持ち…

知恵の告白を聞いても 素直になれない母の気持ち…
おじさんに 罪をなすりつければ 少しゎ楽になるかも…って 思ってしまう。。。←かなり 追い詰められた感じ…

ダウン症の子どもから 逃げたって言われた父の気持ち…

知恵の家族を不幸に落とす事になったことに関わってしまった障害のある叔父の気持ち…

どの気持ちも 切なくて 悲しくて 苦しくて
たまらなかった💧

でも 被災地を元気つけた向日葵の話に🌻🌻
どこか チカラを貰える映画で、涙がとまらなかった。。。

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