よくできてるな〜
ストーリーは短編なのであまり言いませんが初っぱなから少年が警察に追われます。
しかし、その追われる理由には意味がありその意味はラストにわかる。
フランス映画っぽいのにアメリカ映画っぽい不思議な作品

金はかけてあるな
低予算ではないのは確か
どこかの賞も受賞したほどの作品
音楽がまたかっこいい
1番最後の曲なんていう曲なんだろう？
誰か知りませんか？w
このフランスでもなくアメリカでもないというのがこの作品をさらに際立たせている。
19分の短編映画

17歳のマチューはある日グラフィックアートを描くため高架橋へ行く。翌日いつもの日常を友達と過ごすが、家族は空港に向かう用事があった。


夜不穏な空気 不穏な音楽が夜の空気に寄り添い、サスペンスフルに男の行動を見せる。音楽を巧みに切り替え、逃げ切った時はふわっと軽い爽快な音楽になり、その心情がしっかり交差する。いつものたわいもない親子の会話に、友達との時間。何気ない時間の中にうっすらと陰りを漂わせ、その不穏な何が明かされた時、マチューへの見方が変わる。黒と赤のコントラストで浮き彫りにするその不穏の正体は痛く重くのしかかる。しかし淡々とした中に冒頭へつながって行くシークエンスを埋め込み、作品として非常に収まりのよいラストへ導いてくれる。

そこに描かれた何気無くも深い言葉、マチュー17歳ができた最高にイキで、愛に溢れた行動が良い余韻として心を温めてくれる。

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少年は真夜中に高架橋に吊るした板に乗り、スプレーで必死に何か落書きをする
不安定な板の上
スリルを感じる
そして続いて警察に追われるスリル
逃げ切った少年マチューは安堵の溜息とともに笑みをこぼす
思春期のマチューがダチとつるむシーンでは上からの長回しで少年の手元だけが写されている
良い
(目薬をさすのに右手と左手に持ち変える仕草は疑問だったがw)

兄さんを家族で空港に迎えに行くマチュー
そしてラスト
車の中から見える高架橋の落書き
そこに描いてあった文字

良い

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