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五人の斥候兵の作品紹介

五人の斥候兵のあらすじ

北支事変の初期。二百人の精鋭を半数まで失いつつも攻略を終えたばかりの一地点。藤本軍曹は部下四名を率いて敵軍の現状を探る任務に就いた。敵のトーチカを発見した斥候兵たちだったが、既に敵軍に四方を囲まれてしまっていた。本作は戦後米国に接収され1968年に返却された新版公開版。

五人の斥候兵の監督

田坂具隆

原題
製作年
1938年
製作国
日本
上映時間
78分
ジャンル
ドラマ

『五人の斥候兵』に投稿された感想・評価

夏休みの宿題=戦争を考える4

太平洋戦争前に国策として作られた戦意高揚映画の一作。

GYAOでは今、日本の古い戦争映画を特集している。こんな作品まで、、気概あるなぁ〜思わず観てしまったがな。

大陸で中国軍と戦う一部隊が描かれています。決して敵をカッコよくやっつける映画ではない。前線の苦労とか、敵に襲われる恐怖とか、とちらかと言えば厭戦映画にさえ見える。よく出来てます。

戦後の反戦映画との違いは、部隊がある種の疑似家族のように描かれていることか?部隊長は部下思いで立派な父親的存在だし。

これを当時の人はどういう気持ちで観たんだろうか?それを戦場に送った息子からの便りと見ていたのか?こういう部隊なら安心して息子を任せられる?息子が戦場で頑張ってるんだから、自分たちも多少は我慢しないといけないとか?したたかな意味がありそうです、、^^;

戦前や戦時中、戦争に反対していた人はたくさんいたと思いますが、賛成した人も多かったのだとすると、何故そういう状況になっていったのか、その事に目を背けず知ることも大事なんだろう。戦争になってしまってからの悲惨さばかりでなく、戦争へと進んだそのプロセスでいったいどんな心情変化があったのか、その時の世の中の空気感とかを学ぶことも必要だと思います。

この映画はベネチアでグランプリではないようですが賞を取ったらしいです。恥ずかしながら日本映画が初めて賞を取ったのは「羅生門」だと思っていました💦皮肉にも、当時の日本映画のレベルは高かったということですね。そう言えば、ナチスドイツも映画によるプロパガンダを結構やってたなぁ〜。
◼️国策映画とは何か。人はなぜ戦争映画を見るのか。

『関心領域』を観て喰らってしまって、迷いに迷って「国策映画ってなんなんだろう」というフェーズに入ってしまいました(何故)。

で、以下の2冊の書籍を読みました。

『戦時下の日本映画〈新装版〉 (新装版)人々は国策映画を観たか』
『日本映画史叢書 映画と戦争―撮る欲望/見る欲望』



◼️確かによく出来ている映画『五人の斥候兵』

『五人の斥候兵』は1938年の日中戦争只中に日中戦争を描いた国策映画です。

国策映画ってのは何かっていうと『戦時下の日本映画〈新装版〉 (新装版)人々は国策映画を観たか』に規定が書かれてますが、
これによると『五人の斥候兵』は国策映画に当てはまる。

で、1938年頃の日本映画ってのはエノケンロッパ的なエンタメ映画が多く、そもそも映画館の環境が劣悪だったわけで、静かに真面目な映画を見るという場にはふさわしくなかった。

当時のインテリ層や映画ファンが好んだのは洋画。映画は洋画であり、日本映画は大衆におもねる程度の低いものが多いとされていた。

国策映画を公開しても実はヒットに結び付かなかった。大衆はわざわざそれを観に行こうとしなかった。

その中でも『五人の斥候兵』は初のヒットをしたし、日本映画界でも高く評価されたし(キネ旬ベスト1位!)、ヴェネツィア国際映画祭イタリア民衆文化大臣賞を獲得し、これは日本映画では初めての海外での受賞作。

確かに面白いんですよ。『五人の斥候兵』。『1917 命をかけた伝令』のようなPOV撮影による銃撃を避けなら川を登って行くシーンはかっこいいし、兵士たちが休憩しているシーンはほのぼのするし、怪我をして銃後に帰されるシーンは複雑な気持ちになる。主演の小杉勇の演技が素晴らしく、物語に引き込まれる。

「敵情・地形などを偵察ために本隊から先んじて派遣され」た五人斥候兵の帰りをただ待つ、という後半のソリッドさにも魅力を感じる。

そりゃ当時のキネ旬で高く評価されるはず。ヴェネチアでも賞を取りそうです。




◼️ただ、、、、、、地味。。。。。。

地味なのよ。。。特に後半は基本帰りを待ってるだけなので。。もちろんそれが良いんだけどね。。

で、疑問がふたつ。
①なんでこれがヒットしたの?
②これを観て戦意高揚するの?

2冊の書籍『戦時下の日本映画〈新装版〉 (新装版)人々は国策映画を観たか』と『日本映画史叢書 映画と戦争―撮る欲望/見る欲望』に答えがありました。




◼️①なんでこれがヒットしたの?

現代日本でも万博に小学生たちを動員しようとしていますね。(教員や保護者から反対の意見が噴出している)

『五人の斥候兵』も学校のクラス単位で観に行かされたようです。当然子供たちは全然楽しくないし眠かった、と。引率の教員も眠かった、と。

で、当時の国策映画なんだから誉めないわけにいかないという空気もあった。キネ旬などの映画批評家たちがその空気に歪められたかはわからないけど(批評家たちは普段から他の日本映画についてはボロクソに言っていた)、

観に行かされたような一般市民が「チョーつまんねぇ」とはなかなか言えない。むしろ褒めることで〝善き市民〟になれたのかもしれない。




◼️②これを観て戦意高揚するの?

ずっと地味だし、陸軍兵士たちの暮らしや戦闘は海軍や空軍に比べると華やかさはないし、泥まみれになり湿っぽい寝床で横になっていてこれを観て「ボクも兵隊さんになりたいっ!」って思えるとは全く思えない。

むしろ逆国策映画なのでは?と思えるほど。

アメリカの国策映画は、兵士を英雄のように撮ってわかりやすく憧れの対象として描くのに対して日本の国策映画はただただ辛く我慢している様子を描くものばかりだったとのこと。

日本ではその方が戦意が高揚するという民族性があった(今もある?)よう。

泥まみれになり濡れたような寝床で体を休め愚直に命令を聞き美しい上下関係の元、仲間たちとの友情を温め、敵に立ち向かう様子を描かれたら、

「あ〜偉い!」「応援したい!」と確かに思いそう。
兵隊さんは偉いんだよ、アンタも兵隊になるんだよ。
うん、ボクも兵隊になるんだ。
兵隊さんたちが頑張ってるんだから私たちが辛くても我慢するんだよ。って思いそう。
確かにそういう風に機能しそう。

一見「これが国策映画とは言えないんじゃない?」という内容でも実は十分に国策映画となり得る、
ような精神構造を我々は持っているということは知っておいた方がいいのかも。
今の時代に見ても面白いわけではないんだけど、歴史の授業的な感覚で当時を知ることができたのは良かったかな。

2025-235
May-5

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