燃ゆる大空の作品情報・感想・評価

「燃ゆる大空」に投稿された感想・評価

yuma

yumaの感想・評価

5.0


【卒論用】


アツい🔥🔥

白黒映画でありながら、熱く燃える大和魂が感じられる🌋🇯🇵💪🏽🔥🔥

昔の日本の戦争映画に対して、

「自決!!」「敵に撃たれて死ぬ!!」「敗戦!!」「大日本帝国!!」

って
習ってきた日本史を当てはめ、軽く結末やストーリーを想像して、観ようとも思わなかったけど、、、心揺さぶられた!!

手にとってよかった。

ただ、ちょっと映画が怖くなった、でも、その力のすごさにも気づけてよかった、今日で6000字超えるぞー!!
nori007

nori007の感想・評価

3.7
1940年公開で支那事変の戦いを描いた作品であるが、戦意高揚でもなんでもなくただただリアルな軍隊描写が描かれている。見どころはやはり現在では絶対不可能な実機を使っての撮影だろう。九七式戦闘機という隼が登場する以前の戦闘機であるけれど格闘戦にすぐれた名戦闘機であった。
日本機に多くあったオイル漏れ(燃料漏れ)による不時着や、敵を深追いしすぎて被弾などどちらかと言うと負のエピソードばかりが描かれている。

印象的なのは兵士たちの死生観である。それは武士道そのもので死ぬ時は潔く死ぬという現在の価値観では中々理解しづらいものだったりする。
しかしその一方、戦友同士の絆はとても強いもので、一本のタバコをまわして吸い、互いに歌を歌い合う。未帰還機が帰ってきたら基地の全員で向かい入れるなどなど、その男同士の友情は今風に言えばほぼBLである。
終盤でも死の淵にいる兵士が戦友にお願いするシーンがあるのだが、これまた驚きの願い事をする。。。。これは見てのお楽しみということで。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

陸軍省後援・陸軍省航空本部長監修。特撮監督円谷英二・音楽早坂文雄。長谷川一夫の坊主姿が見れる国策映画。国策映画はぜんぶ網羅したい♡あまり認知されていないようですが、日本の国策映画の一番の特徴は“戦争の悲劇”を延々と描くところかと思います。普通プロパガンダは"自軍マンセー&敵愾心"でバランスとるはずなんですが、敵愾心煽ることはゼロ(見たことない)の上、自軍万歳とイケイケにならない陰鬱で悲しい摩訶不思議なプロパガンダです。そもそもプロパガンダとして機能しているのか謎すぎる。

簡単なあらすじを言うと、兵学校の同期が戦地で出会ってみんな死んでいくお話です。涙を流しながら埋葬し、その報を聞く者もまた涙する。
佐藤生徒が死んだ時の言葉は一篇ももれなく名台詞…七生報国の重み。行本生徒の帰還せずの報告の時の緊張感…序文として「神鎮りて永く皇国の砥柱たる陸の荒鷲の英霊に謹んでこの一篇を捧ぐ」とありましたが、アメリカの核の傘でヌクヌクと生きてきた身としてはまったく背筋が伸びます。今の感覚で当時の人を断罪する趣味は持ち合わせていませんから「天皇陛下万歳」と死んでいく兵士にあれこれ言うなんてしたくないので、ただ彼らの姿に敬意を抱きます。
その上で軽口たたいて申し訳ないんですが…この映画の脚本の構成って、戦地で死んでいく兵士たちの"死に様バリエーション"なんですよね…とにかく悲しいんですよ…もうこれでもかってくらい。こんな陰気な映画でいいのか?って全力でツッコミたい。戦後の邦画の戦争映画は70年代くらいからは特に戦争の悲惨さを訴えるものが多くなりますが、なんと戦前から日本人にとって戦争は悲しくむごいものに変わりはないんですね。
日本ではドラマツルギーとして悲劇が好きなんでしょうか。戦争の是非もあんまり触れないんですよね…戦争の大義名分について、たいていの戦争映画は「我に正義あり」とする前提が置かれると思うんですけども。兵士や将校は大体「こんな状況なんだからやるしかない…」という受動的な動機が目につく。で、彼らは泣くんです。悲惨で、避けられない、その状況の辛さ悲しさ虚しさに泣く。そして戦中の最中ですからどうにもならないので、「それでもがんばろう」と前を向く。たいていこんなシーンがあります。この映画はまさにそのパターン。
戦中批判の声としてはその「前を向く」ってのがプロパガンダになるのでしょうが、なんかこれで世論誘導というか戦意昂揚というか…まして敵愾心を煽るとか到底遠いんじゃないかと(なお敵の表象ですがこれまた薄ぼんやりしています)…感じますけども。
一応お涙頂戴のシーンが印象強いと木下恵介“陸軍”みたく女々しい!とか軍からお叱りを受けるようです。でもそんなんばっかりですけどね、国策映画って。今のところ日本の映画界は悲劇が好きということを仮説にしておくべきでしょうか。

しかしみんな仲良よすぎだろ…可愛いな。しょっぱなの学校はアンパン騒動とかもう可愛すぎて(ノω<`*)「せめて十くらいで我慢しとけ」って…なんて大らかなんだ…

ちなみに陸軍航空部隊のドラマですがこれ実機なんですね…すごい…国策映画は実機見せてくれなかったり俳優載せるのも旧式だったりするんですが、今作は全面協力なんですね。空撮、航空機にカメラ載せた撮影は当時の映画に結構残っていますが、機銃をうってるところは迫力。中国の軍機は陸軍の旧式戦闘機を使っているそうです。
先に見た「上海陸戦隊」DVDの画質と比べるとかなり鮮明で、この時代のものとしては最良といえるレベルではないでしょうか。

実機を使った戦闘シーンが有名だが、普通の男子を感じさせる航空兵の日常的なやりとりが微笑ましい。
晴れやかに「故郷の空」(スコットランド民謡)を口ずさむシーンが数回出てくるも、故郷の父母や兄弟を想う曲なだけに、支那戦線に出ている若者の境遇が一層浮き彫りになってくる。

戦前戦中の戦意高揚映画をちょいちょい見始めて、悲劇的エピソードで肉付けされてることが多いことに驚いたが、この作品はその傾向がより強い印象を受けた。