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フォービデン・ゾーン
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『フォービデン・ゾーン』に投稿された感想・評価

izu
4.9
素晴らしい人生だった…
悪いことするのって、なぜこんなに快感なの?

カリフォルニア州、ベニス。ヘラクレス一家が引っ越してきた一軒家の地下には、6次元世界へ続く禁断のドアがあった。ある日、娘のフレンチーは禁断のドアを越え、「フォービデン・ゾーン」へと突入してしまう。そこでは小人の王様ファウストやドリス王妃が統治する混沌と快楽の国で...。

素晴らしい、素晴らしい。私はこういった映画を観て興奮する為に生きている。

一部のマニアに超絶カルト的人気を誇る1980年のモノクロ・ミュージカル。

物語はあるようでないと言って差し支えなし。何度も観れば大方書けるしある程度は掴めるだろうけど初見だと勢いがありすぎてストーリー以前に勢いに圧倒される。(このレビューは初見時に殴り書きしたもの)

娘のフレンチーが扉を越えてから...ではなく、もう開始2分のオープニングからもう超楽しい。

実写とアニメが頻繁に入れ替わり、時に混合する形で、なんと言ったら良いか...紙芝居的な感じで背景は絵、そこに登場人物が移動したり何かアクションを起こすというものが多い。
口から入って大腸をヌルヌル通りケツァナからから向こう側の世界に出るあのシーン最高。

とにかく登場人物が多く、かつ皆キャラも衣装も個性的でハイテンション。それでいて映画そのものもハイテンションだから終始ポップでカオス。

それにミュージカルまで入って歌うわ踊るわでこれは流石に楽しいが過ぎる。
ギリギリついていけないカオスさじゃないのも見事。
ミュージカルとしても程よく歌うし踊る...というか標準以上にはある。ブチギレた女王がフレンチーを電気ショックで処刑しようとする所の歌が一番好き。

アニメと実写が合わさる事で、元からある勢い(カオス)が更に増加されていて最高。
カエルマスクの太っちょタキシード、小人の王様、印象的すぎる王妃、他にも当たり前のように乳丸出しの娘が居たりフレンチーの家族も変な格好のやつばっか。

このハイテンション具合はカルト映画好きなら絶対に楽しいはず。
分かりやすく言うとジョン・ウォーターズ作品でダラダラした下品な会話(面白いには面白いんだけど、いかんせん長ったらしくて冗長に感じる)をハイテンポ・もっとハイテンションにして更にポップさを加えた感じ。だから退屈しない。

登場人物誰かがキチガイではなく全員もれなくキチガイなので学校では銃撃戦が起こります(!?)。
70分でこのカロリーは流石にヤバい。
セリフもどれも素晴らしく、

素晴らしい人生だった…
悪いことするのって、なぜこんなに快感なの?

は作中屈指の名言で、

お前の乳首が硬くなる、その感触が好きだ…
もえたーなる𝑳‌𝑶‌𝑽‌𝑬。

私は国内盤DVDで観たし、国内盤は全てモノクロっぽいんだけど海外では色がついてるらしい、あーーーお金~~~~~~~~〜〜〜〜〜

視聴 2025年5月14日
「悪いことってどうしてこんなに快感なのかしら」

ティム・バートン作品の音楽でおなじみダニー・エルフマンが映画界に入るきっかけとなったカルト映画。
『オインゴ・ボインゴ』が音楽劇団だった時代の『ザ・ミスティック・ナイツ~』がショーでやっていたことを残すため映画にしたものらしい。

その内容は、まさにアングラ劇団の芝居を見ているかのような気分になるイミフさ、下品さ、ハチャメチャさ。
どこを見渡しても変人しかいない世界観。六次元世界どころか現実世界ですら性欲オバケやらオカマやらドMやらそんなのしかいないw
どう見ても大人なのに学校に行くというだけでもアレですが、普通に銃撃戦が行われるなど治安は最悪の一言w
弟がタケコプターつけてるな~と思ってたら、本当にそれで空を飛び出したのには笑ったし、首チョンパされた奴の頭に羽が生えて飛べるようになってたのは、南米の妖怪チョンチョンを思い出した。
セットは本当に学芸会レベルのチープさなのに、時折挟まれるアニメはフライシャー兄弟やテリー・ギリアムの影響を受けただけあって完成度が非常に高い。
序盤の食卓が六次元世界化する場面なんかセンスありすぎる。
そのギャップが素敵。特典映像を見たらすべて一人の方が手がけたらしい……スゴイ!
ですが、六次元世界に行くときのアレ……せめて産道にしてよ(苦笑)というか、普通は「生まれ変わり」の意味を込めてそっちにしない……?
モノクロの映像も相まって悪夢じみていて、本当に「い、一体何を観てるんだ……?」という気分になること請け合い。

しかし、『オインゴ・ボインゴ』なだけに曲は印象に残るものばかり。
OPからしてカッコいいのなんの!もうここからハートをつかまれるというか、何度もリピートしたくなる中毒性がある。
ダニー・エルフマンが出てきた時は思わずにやけてしまう。素敵な美声からの『ミニー・ザ・ムーチャー』だし。
ラストも罪と快楽の国を肯定し、宇宙征服を目指すという謎の壮大さと感動に満ちたもの。
さらに特典映像にはこのラストの歌の原型の映像が入っていて感動!
アニメ共々、学芸会レベルのセットとまったく釣り合ってない(苦笑)

観客に受けるかどうかは度外視、本当に作りたいものを作ったからこそ熱意が伝わるし、中毒性がある。
資金が底をついた時、家を売ってでも作ろうとしたくらいだったらしい……その熱意はどこから?!『カップヘッド』みたいな話だ。
そしてこのあらゆる混沌をひっくり返したかのような世界観は、ある意味バートンの世界観に通じるものがあるかも?
アメリカの一部マニアに根強い人気を持つB級カルト・ミュージカルコメディ。1980年制作のモノクロ映画。原題は「Forbidden Zone(禁断の国)」。

カリフォルニアのベニスに引っ越して来たヘラクレス家の娘フレンチは、地下室の開かずの扉を開いてしまう。地底深く落ちて行くとそこはフォービデン・ゾーン(禁断の国)だった。好色で小人の国王ファウストはフレンチに目をつけ妾にしようとするが、それを知った女王ドリスは怒り狂い先代女王のいる牢に投獄してしまう。。。

苦手なコメディだが有名なカルト作なので鑑賞。アナクロな子供向け番組にSM色を加えたような作品。映像はレトロアニメも加えたキッチュな仕上がりで割と好み。だが内容はナンセンスそのもので、一応物語はあるのだが頭に入ってこなかった。

近い作品を挙げるとしたら「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)あたり。世界観は初期のティム・バートンを連想させるが、バートンのデビュー短編「ヴィンセント」(1982)に先駆けた作品。音楽を担当した監督の弟ダニー・エルフマンは後に「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1994)劇伴を手掛けている。

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