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闇に浮かぶ犯罪
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『闇に浮かぶ犯罪』に投稿された感想・評価

3.8
超人的な能力を持つ盲目の探偵が盲導犬フライデイとともに殺人事件の裏に隠された陰謀を暴くという痛快なストーリーが娯楽のツボをわきまえたジンネマン監督の職人的な演出により上質な娯楽映画に。盲目の主人公が独特な感覚で目が見えないハンデをカバーしていくという重要なポイントを杖や些細な音などで説得力を与えるところも見事。

普通の映画のように探偵と悪人がすぐ素性を明かすことなく、事件の裏に潜む組織(メンバーの一人がターゲットとなる家族の執事となって仕えている)と探偵がお互いの存在を警戒しつつも表面では通常通り振る舞う緊張感のある腹の探りあいが終盤まで続いてハラハラさせる。そしてそんな心理戦はどことなく同監督の代表作『ジャッカルの日』の予兆を感じさせた。

どんなときも慌てず常に軽口を叩いて逆転のチャンスを掴む主人公がカッコいい、座頭市よりも先に「暗闇ならこっちのほうが有利だぜ!」という台詞を使っていたりも。

暗闇を効果的に使ったカメラも盲人のハードボイルドドラマによく似合っていた、何も見えない暗闇で銃撃の火で一瞬登場人物が映る『最も危険な遊戯』のような映像センスに痺れる。

犬なのに空気を読んでジョークまでかますフライデイが凄い、あの緊迫感のなかでメスの犬に発情するギャグは笑ってしまったしそれがラストの伏線となり場をさらっていく様はあまりにも決まっていて柴田恭兵や藤竜也みたい。
☑️『闇に浮かぶ犯罪』及び『男たち』『結婚式のメンバー』▶️▶️
商業主義にいつしか染まりゆくハリウッドで、誠実さ⋅良心を貫いた、アメリカ映画の今も誇らしい、ジンネマンの名匠へのスキル⋅スタンスの成長⋅充実過程を示す、3作を観る。個人的には好きなジンネマン映画は、以前に観た『山河遥かなり』『暴力行為』辺に留まってるが。
『闇に浮かぶ犯罪』。私より若い世代でも、サークやマンなどは単なる素人⋅低級で、アメリカ映画の正統⋅良心は、ワイラー⋅ワイルダー⋅ジンネマンらに代表されると公言している人らも結構いると云うのは前にも云ったが、社会の歪みに向かう時でも、ましてや初期の本作の様に、定型私立探偵ものでは殊更、視座の安定感⋅堅実性は際立つ。軍を盛り立てる航空関係の科学者の金庫にある計算式書類を狙う、グループ(学者の使用人や娘を、劇団の中枢者が、妻⋅劇団員=恋人としても引き込んでく)の、内紛⋅強引仕掛けにつけこむ、学者の後妻が旧友の、盲の私立探偵と名犬。闇が九割方包む場面もあるが、影は一般に柔らかめで、カメラワークやカッティングも、じっくり正確に人や場の関係性を押さえてくのが中心で、人の動きに沿い⋅緊迫に寄ったり、90°変等の確かさ以外はスタイル本位でない甘さも出て、俯瞰の鋭い図もそこに留まる。但し、犬の意識⋅感覚⋅判断⋅正義感⋅逸脱体技⋅(恋愛)感情等は、キッチリ定番に切返し⋅繰返し挑戦等でバカ丁寧。人の歪んだ感情も、犬の正統性の方へいつしか吸収⋅霧散している。それや軍に貢献第一など、キナ臭さも戦時中でもあり、問題から外されてく。でも、味わいは極めて好ましいのは確か(継母の、娘の早まりを制すヤンキーパンチ)。
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『男たち』は、デジタル時代以前に、ノースーパーのフィルムで観た記憶があり、何より社会の隅からの挑みの熱と力を感じたが、スーパーが入ると、しっかり教育⋅人間関係の認容の内容を持っている、と分かる。しかし、巧みな左右⋅前後長めの移動すら、主題と現実に突っ走り対峙する、強靭な意志を感じさせ、遊びや弛みを感じさせるカットはなく、ケレンも抑え、積んでくタッチは、完成の手前まで来ているを実感。「戦場の闘いから、(脊髄損傷で)おそらく一生車椅子から離れられない所からの精神と誇りの闘いの段階」を描く本作は、リハビリ療養所と家庭(間の)話で、希望⋅訓練⋅現実⋅幻滅⋅葛藤⋅愛の内容を、力強くぎらつき鎮める正確で迷い無いタッチで突きつける。角度⋅フォロー⋅アッブ⋅繰返し⋅DIS⋅表情がしっかり揺るがぬ中から、煮えたぎり、冷やされてくものが抽出される。「(また、歩けると)過度の希望にすがる弊害より、不可能を認知して(現実の進展⋅充実の)勇気を。現実の心の平穏こそを第一に」
負傷前は、学歴⋅戦歴⋅体力⋅精神力共に有能⋅社会に積極の人間らの、復帰する⋅或いは復帰した社会⋅家庭への恐れ⋅挫折感。指導医師のこの分野未研究でなす術もなく失った妻への想い、どんな形でも戻って来て欲しい、を聞き、妻の元へ戻る主人公のラストはやや安易か。
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『結婚式のメンバー』はアカデミー賞獲得後の、巨匠だけに許された実験作⋅自信作というべきで、当時のアメリカでもなかなかOKの出なかったろう企画だ。´60年代に入ってのベルイマンのシンプルな室内劇を先取りしたような作で、南部色⋅舞台文学色濃い内容で、殆んどを狭いセット(それも主は同じ典型南部家屋内)で押し通し、しかし、密度と艶が圧巻で、私は本は読まない人間だが、カポーティの初期作の匂い⋅その主観世界が甦ってくる。広角めで深く延びある構図⋅植物迄過剰のセット⋅対比されてく特色あるキャラクター⋅真夏感の暑さと空気の実感、カメラワークも横や縦に最短で余韻を与える前のシャープさもこれ見よがしでなく、作品の内面を強める。常に付帯の熱の雑や艶が作品を追い詰め続けてて、スカッと視覚的にさせるのは、街に出て路上に立つ主人公への単純で早めの縦移動と、続く切り替えし酒場の客のヌケのいいカットら辺だけか。少年と区分けのつかぬ外観⋅心の少女の、黒人使用人や年下少年との会話⋅内心発露の苦悩を主に、周囲⋅近隣⋅社会への取っ掛かりの無さの焦り⋅空回りと、熱が高じる中、自分でも知らぬ間の、協調を体得してる成長獲得を描く。
「どこのメンバーでもなく、切り離された存在(の12歳少女)に、(周りの死や逮捕集中以上に)成長⋅変化を与えた夏。無いものを有ると思い込み、(大好きな兄夫妻の)2人と完全に一体で、(ハネムーンについてって)この齟齬しか感じない町を出てやる、想いは成長の過程でいつか乗り越え、棄てられる」生理的と見えて、文学的突き詰め⋅変移の彩は、ちと辛くもある。
katoyu
4.0
鑑賞記録のみ

『闇に浮かぶ犯罪』に似ている作品

抜き射ち二挺拳銃

製作国:

上映時間:

77分
3.6

あらすじ

ゴールドラッシュにわくカリフォルニア。ある金採掘場では強盗団の横行が続いていた。強盗団に父を殺されたリュークは、敵を討つために向かった町で保安官の助手となる。ある時、保安官を襲った男を逮捕…

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