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身代金誘拐事件
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『身代金誘拐事件』に投稿された感想・評価

lemmon
3.5
ダンデュリエのどこか3枚目感のある魅力で作品が引っ張られる。

冒頭から物語がすんなり入ってこずで、良くわからなかった。ただ、つまらないかというとそんなことはなく、見終わって、また最初から見返した。理解力が低下しているかも😨。

要所要所で面白いシーンが盛り込まれていたし、ヒーロー的な要素に、愛しい人に対しての悲壮もありで、これがまたデュリエだから輝く要素に。デュリエはこの時すでに40代半ばかあ。若いなあ。

潔いアクションにもニンマリ。
悪役も存在感ありでよかった👍。
デュリエ、体当たり。お疲れ様です🫡。
3.8
霧に包まれたシンガポールの中国人街という、戦争難民が戦後も住み着いたことで生じる文化混濁のカオス感が不気味。スタジオ内に存在するチャイナタウンという、オリエンタリズム風土をラングやスタンバーグのように上手く利用している。
ダン・デュリエが浮浪者に化けたり、人力車で追っ手を撒く追跡シーンの縦構図も凄い。

『キッスで殺せ』然り、ミニマルな人物相関でとてつもなく壮大な主題を扱っている、初期アルドリッチのエネルギーは今なおジャンルという定型化を拒み続ける(この政治活劇ともいうべき志向が後年の『合衆国最後の日』へ昇華するのか)。

他の方が指摘しているようにベッド越しのエスタブショットや、揺れる水面が荷物に反射するカットなど細部の見どころも多い。
4.0
日本未公開のアルドリッチ初期作品がコスミック出版10枚組DVD BOXにしれっと入っていたので満を持して観る。
アルドリッチが監督デビュー前から演出していたテレビシリーズのキャストやスタッフ、撮影セットを流用したスピンオフ的作品とのこと。脚本には当時赤狩りでブラックリスト入りしていたヒューゴ・バトラーがノンクレジットで加わっているそう。「ロバート・アルドリッチ大全」(国書刊行会)ではWorld for Ransom 『世界が人質』というタイトルになっている。『身代金誘拐事件』よりも断然こちらでしょう。

低予算ながら潤沢なリソースで10日で撮り上げたこのB級ノワールをアルドリッチ自身もスタッフも、楽しく作りがいがあり工夫の盛り込まれた作品だったと語っていたことが同書に記されている。水が無いところに水の反射を表したというのは水路を舟で通るシーンだろう。なるほど反射して揺れる光と櫂で水を漕ぐ音だけで、知らなければ当たり前に水があると思ってた。
そういう面白く撮ってやろうという気概が随所に感じられる。扉開閉移動での壁越えもある(清水宏!)。かつての恋人マリアン・カーの前に座るダン・デュリエ、デュリエの横に置かれたカーの夫パトリック・ノウルズの写真額、この三角関係の3人が同フレームに収まる。しかしカーとデュリエの間には窓枠の影が横一直線に入り、デュリエとノウルズの写真はフレーム内でカーと分割されて見える。会話を経てデュリエが立ち上がると横一直線の影の分割線を越え、同時に写真額のノウルズはフレームアウトする。この長回しショットが印象的だった。
あと総督室の、多分クレーンでバストショットからぐーっと上がって俯瞰で捉えるショットは『悪徳』とか『特攻大作戦』などでもああいう俯瞰で部屋内を一望するのあったなと思い出した。
前半ちょっと台詞による説明が多かったものの、核物理学者が誘拐されている村に潜入してからのクライマックスの緊迫感がとても好かった。ここで俄かにダン・デュリエと合流した英国軍少佐との絆が描かれて唐突ではあったものの、のちのアルドリッチ作品の重要モチーフの萌芽とも受け取れた。

『キッスで殺せ』はウラン、本作は核物理学者がマクガフィンとなっていた。冷戦下での恰好のモチーフだったんだろう。『合衆国最後の日』の核弾頭は時を経てだいぶ重みを増している。