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天使は白をまとうの作品紹介

天使は白をまとうのあらすじ

少女への性的暴行事件が発生したリゾート地のモーテル。フロントで夜勤していた女性はオーナーの圧力で嘘の証言をするも、やがて、ある行動に出る。中国インディペンデント映画の名作を製作してきたヴィヴィアン・チュウが監督。ヴェネチア映画祭コンペ部門で上映。

天使は白をまとうの監督

ヴィヴィアン・チュウ

原題
嘉年華/Angels Wear White
製作年
2017年
製作国
中国
上映時間
107分

『天使は白をまとう』に投稿された感想・評価

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問題提起として。エモーショナルであって欲しいわけではないのだけれど。マリリンモンローは私には具体的すぎたかなー。新郎新婦の浜辺を抜け殻がゆっくりと進んで行く。純真なドレスは併走してしまう。
今年のfilmexはピンとくるのが少なく、二本しか買ってないのだが、これは秀作。
中国の小さなリゾートホテルで、二人の少女の暴行事件が起こる。
物語の軸となるのは、事件の目撃者となるホテル従業員の少女と、被害者少女の一人。
フェミニズムの枠では括れない問題作だ。
何というか、今の中国で女であることの生き辛さがジワジワと伝わってくる。
正義は金で買われ、ことの本質はいつの間にか霧散する。
無戸籍者は社会の何処にも安住出来ず、時として金すら味方にはならない。
社会の閉塞が、一番弱い立場の少女たちにのしかかる。
幸せそうな観光客で溢れる海岸に立つ、マリリン・モンローの巨大な像が、象徴的に使われている。
厳しい映画だが、一人の少女の頬を涙がつたい、もう一人が邦題通り白をまとう瞬間は、社会の不条理に抗う決意の表明。
ちょっと「裸足の季節」を思い出した。
@東京フィルメックス

今年の女性監督の作品ベスト5に入る秀作。あらゆるシーンが象徴的に現代の中国の−−−−のみならずアジアの−−−−女性への抑圧の構造を指し示している。なにしろ浜辺に立っているマリリン・モンローの巨大なハリボテの像(地下鉄の送風口に立ってスカートを翻している場面)からスタートするのだ。いたいけな10代の女の子たちの運命はこれからどう展開するのか、はらはらとしながら息もつけない思いで見入った。

ヒロインは3年前に故郷から家出、さまざまな街を彷徨ってこの海辺のリゾート地のホテルで不法労働者としてかろうじて糊口をしのいでいる。18歳と偽っているが、たぶん16歳、誕生日も知らないという生い立ち(彼女はおそらくは無戸籍児なのだろう。中国では未婚あるいは非婚の母親から生まれた子は罰金を支払わなければならないので、そんな背景も想像される)。

そのホテルに12歳の少女2人を連れ込んだ男がいて、彼女がその夜の性暴力事件のただ一人の目撃者となった。ヒロインは身分証明書を手に入れるためにその男から金をせしめようとするのだが・・・・・・。加害者は警察当局の幹部であり、被害者の少女に寄り添おうとする女性弁護士の奮闘も虚しく、事件はもみ消されてしまうことになる。

自身に降りかかる圧倒的な事態を前に、自らのなけなしの自由とささやかな尊厳を手放すまいとして懸命に生き延びる道を探りあてようと行動していくヒロインの造型が際立っている。やはり圧倒的に無力な存在ながら黙って立ち尽くして全身で抗っている被害者のひとりである少女も強烈な印象を残す。ふたりとも奈良美智描くところの女の子を彷彿とさせる眼をしているのだ。彼女たちの聡明さは大人たちの振る舞いの裏側を見抜く。その睨みつけるような眼差しは、彼女たちの負けまいとする意志と内に秘めている強さの現れなのだと信じたい。

中国インディペンデント映画の名作を製作してきたというヴィヴィアン・チュウ脚本・監督作品。彼女はニューヨークで学んだ後、中国に戻り、プロデューサーとしていくつかの作品を世界の映画祭に送り出し、この『天使は白をまとう』が2本目の監督作品。中国では今春から当局が許可した作品しか国際映画祭に出品できないことになったが、ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されたこともあって東京フィルメックスでの上映も可能になったらしい。

東京フィルメックスでは、李玉監督『ブッダ・マウンテン』で印象に残っていた大女優シルヴィア・チャンの主演・監督作品『相愛相親』に続けて鑑賞し、同時代の中国を垣間見せてくれる見応えのある作品に出会えて充実した一日だった。

『天使は白をまとう』に似ている作品

星くずの片隅で

上映日:

2023年07月14日

製作国:

上映時間:

115分

ジャンル:

配給:

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  • 大福
  • ポレポレ東中野
3.8

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