英タイトルThe circleから分かるように、物語が戻ってくる点が面白かった。
本作品は複数の女性を追うが、日が暮れていくとともに、それぞれ女性の苦しみが続いていく様子が見られる。
病院で赤ちゃん…
生まれた瞬間から始まる性別によるハンディキャップ、投獄、不当な差別等、女性があまりにも理不尽を背負わされる社会。堂々の地獄めぐり体験でした。市井に生きる女性たちによる、視点の切り替えが素晴らしい。
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【負の円環構造】
三大映画祭を制したイランの名匠ジャファル・パナヒがヴェネツィア国際映画祭で最高賞を受賞した『チャドルと生きる』を観た。
英語タイトルが《The Circle》であることからわかる…
これも凄い。テヘランの産婦人科での妊婦の悲鳴から始まり、女子が生まれたと知った妊婦の母がヨロヨロと病院から出ていく様を背中から追うショットで始まり、すれ違い様に他の人物に視点がスイッチする。
すれ違…
待ちぼうけを食らう事は汎用的な恐怖であり、それが1人で街を歩く権利も許されていない事への表現にしつこく使われているから恐ろしい。宗教そのものの話は徹底的に透明化され、結果としてある社会の抑圧と恐怖だ…
>>続きを読むイランの反政府デモが拡大し、政府による虐殺も始まったが、ここに出てきた「彼女たち」は今何をしてるんだろう。叫んでいるのか、黙っているのか、それとももう殺されてしまっているんだろうか。
この作品には、…