獄友を配信している動画配信サービス

『獄友』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

獄友
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

獄友の作品紹介

獄友のあらすじ

自分たちのことを「獄友(ごくとも)」と呼び、獄中での野球や毎日の食事や仕事のことを懐かしそうに語り、笑い飛ばす。そこには同じ殺人犯という濡れ衣を着せられた「冤罪被害者」という立場だからこそわかり合える時間があった。そしてなぜ「自白」したのか、獄中で何があったのか、娑婆に出てからのそれぞれの人生と友情を追う。いま、 "ごくとも"たちは、"青春"のまっただ中にいる。

獄友の監督

金聖雄

原題
製作年
2018年
製作国
日本
上映時間
115分

『獄友』に投稿された感想・評価

なつ
-
シネ友kyokoさんに教わりました。
アジアンドキュメンタリーズ
https://asiandocs.co.jp/
月額972円でドキュメンタリーが観放題なのと、15日までは売上全てをミニシアターエイド基金に寄付なさるそうです。
なんと尊い想いなのだろうか。

石川事件の桜井さんと杉山さん、足利事件の菅谷さん、狭山事件の石川さん、袴田事件の袴田さん…
かつて、殺人犯とされた人達…。
(石川さんに至っては、再審請求が棄却されているので汚名が晴れた訳ではない)
彼等は同志と呼び、“獄友”と呼び、前世では夫婦だったかもね、と言う。
同じ境遇、同じ経験をした者にしか絶対にわからない気持ち、、、
将棋をうち、歌い、誕生日ケーキを食べ祝う。
獄中での話や泣き言は言わない。
くったくなく笑う表情、闇を抱えてしまった袴田さんを見ると、こんなこと(冤罪)あってたまるか!と強く感じる。
あんな無邪気な表情出来る境地て、どーよ?私なら恨み辛みになりそう。

昔、足利事件の書籍を読んだ際に、元刑事の言葉として、
『裁判で“無罪”になっただけ、“無実”ではない』とあって…
腸煮えくり返ったよ。
でも、そんな風に思っている人達は少なからず居るのだろう。

これ以上、彼等を苦しめないで欲しい。
心からそう願った。
「死刑囚は午後9時におはようって言うんです。今日も死刑が執行されずに生きれたって。」

冤罪で刑務所に入っていた5人の遅れてきた"青春"を追ったドキュメンタリー映画。
非常に上手く日常を切り取った作品で、観終わったあとに「冤罪がもたらした生活」を考えさせられる。

「布川事件」で29年獄中にいた杉山さんと桜井さん、「足利事件」の菅家さん、「狭山事件」で31年獄中にいた石川さん、「袴田事件」で48年獄中にいた袴田さん。
5人は青春時代を過ごすべき時間を、警察の決めつけや強引な取調べで「殺人者」にされた冤罪被害者たち。
同じ境遇の仲間がいたから生きられる。

彼らにしかわからない言葉にできない辛い思い。
しかし、彼らは実に明るく笑顔。
「冤罪だが捕まって良かった」と話す人も。
最初は何で?と思ったが、映画を観ていくうちに少しわかるような気もした。
決して冤罪の原因を追求する作品ではない。

一番印象に残ったのは死刑判決を受けながらいつ執行されるかわからず48年も耐えて、そして無実かもと言われた袴田さんの姿。
出所して会見場に現れた彼は精神的に病んでいて、意味不明な呪文のようなものを語り出した。
無実なのに自由な人生を奪われた人間の生の姿を見せつけられた。
もしこの姿を本当の犯人が見たらどんな気持ちになるんだろうか?

これから順次公開される作品。
第2の人生を歩んだ彼らの姿を見て、自由のない人として人生の大半を歩かなければならなかった意味を考えて欲しい。
mi
3.7
ユーロスペース の死刑映画週間より。
冤罪で無実の罪を着せられ獄中生活を送った人々の出所後を扱ったドキュメンタリー。
狭山事件、足利事件、布川事件、袴田事件の当事者たちの話。

まずもってこういうドキュメンタリーでありがちなのは、冤罪で失った時間に対する恨み辛みをベースにした展開が多い。
しかし彼らは冒頭「捕まってよかった」と言う。
これは想定外だし、彼らにしかわからない人生がそこにはある。
もちろんよかったなんて思ってもない当事者もいるわけだが。
横のつながりがあることにはびっくりした。
失ったものを羨むのではなく、得たものを慈しむその姿勢に心を打たれた。
生きている以上前を向くべきであるという彼らなりのメッセージと受け取った。

袴田さんの出所後すぐの会見で精神が崩壊している姿に唖然とした。
民放では間違いなくカットされる場面。
そこがいかに重要か今作は教えてくれる。

それぞれの人生を丁寧に取材しており、この監督がどうやって生計たててるか謎になるぐらい懐に入り込んでいる。
ラストカットのトランペットの音と袴田さんの目つきには鳥肌がたった。

ただ、エンディングの歌は宗教がかっていて結構気持ち悪かった。

冤罪をテーマにしたドキュメンタリーを観ていつも思うのは、被害者の遺族がどういう気持ちなのか。ということ。
真犯人はおろか、罪を犯してない人を犯人とし、その怒りややるせなさはどこに向かうのか。
こういうテーマの映画を是非観てみたい。

2019劇場鑑賞27本目

『獄友』に似ている作品

水俣曼荼羅

上映日:

2021年11月27日

製作国:

上映時間:

372分
4.4

あらすじ

2004年10月15日、最高裁判所、関西訴訟。「国・熊本県の責任を認める」判決が下った。この勝利をきっかけに、原告団と支援者たちの裁判闘争はふたたび、熱を帯びる。「末端神経ではない。有機水…

>>続きを読む

監督

さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年

製作国:

上映時間:

64分
3.5

あらすじ

「家族みんなで支えていたことが、さっちゃんにとって本当に幸せだったのだろうか。辛い辛いで生きていたのではないだろうか」。2021年3月、浅川幸子さんの一周忌で、兄の一雄さんは涙を拭った。地…

>>続きを読む

ニッポン国 vs 泉南石綿村

上映日:

2018年03月10日

製作国:

上映時間:

215分
4.0

あらすじ

大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその親族が、損害賠償を求め、国を訴えた“泉南・アスベスト国賠訴訟”。その8年にわたる闘いの全てを記録したドキュメンタリー。

監督

魂の殺人~家庭内・父からの性虐待~

製作国:

上映時間:

71分
3.6

あらすじ

渡辺多佳子さんが4歳の頃、突然、性虐待は始まった。加害者は、自分の父親だった。“魂の殺人”と呼ばれ、被害者の心に深い傷を負わせる、性虐待。50年以上もの苦しみを経て、多佳子さんは決意する。…

>>続きを読む

ゆきゆきて、神軍

上映日:

1987年08月01日

製作国:

上映時間:

122分
4.0

あらすじ

ニューギニア戦に投入された独立工兵第36連隊の兵士・奥崎謙三は、後々になって、終戦後23日も経ってから現地で2人の兵士が射殺される事件があったことを知る。義憤に駆られた奥崎は、当時の5人の…

>>続きを読む

監督

出演者