▪️Title :「ビリーブ　未来への大逆転」
Original Title :「On the Basis of Sex」
▪️Release Date:2019/03/22
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-188
▪️My Review
本作で描かれているのは、85歳の今もなお現役で活躍する最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日です。ルース・ベイダー・ギンズバーグが弁護士時代に史上初の男女平等裁判に挑んだ実話をもとに描いているんですね、
社会で女性がまだまだ冷遇されていた時代、一人の女性が「絶対敗訴」といわれた裁判に果敢に挑みました。学校、弁護士事務所、社会……逆境だらけだった彼女は、いかにして永遠に語り継がれる“伝説”を打ち立てたのか？　実力派俳優＆スタッフが集結した爽快な感動ドラマですね！！
演技も上質で、最高級のメンバーが集結。それぞれが個性を十二分に発揮し、エモーショナルな物語を一層盛り上げています。本作のメガホンをとったのは、「ディープ・インパクト」のヒットメイカー、ミミ・レダー。女性監督として幾多の劣勢を克服してきた彼女が描く「逆転の物語」は、他の誰が撮るよりも説得力抜群！　さらに、ギンズバーグ本人の甥自らが脚本を手がけた点にも要注目。
本作は、娯楽性を追求しつつ、リアリティも兼ね備えた「両方楽しめる」作品であることは間違いないですね。そして本作を見た人は、男女平等が勇気あるひとりひとりの女性の挑戦によって獲得されたものであることを、改めて確認するでしょう。法は人間がつくる...ことを、忘れないように。
そして、変わりゆく時代の中で、変わらないものは家族と信念なのだとギンズバーグ夫妻は教えてくれました。
良作！！

▪️Overview
「博士と彼女のセオリー」「ローグ・ワン　スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズ主演で、実話をもとに史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いたドラマ。のちにアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグは、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、努力の末に名門ハーバード法科大学院に入学する。夫マーティの協力のもと彼女は大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由にルースを雇い入れる法律事務所はどこにもなかった。やむなく大学教授となったルースは、男女平等の講義に力を入れながらも、弁護士への夢を捨てきれずにいた。やがてある訴訟記録を目にし、それが歴史を変える裁判になると信じたルースは自ら弁護を買って出るが…。ルース役をジョーンズが演じるほか、彼女を支え続ける夫役を「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマー、伝説の弁護士役を「ミザリー」のキャシー・ベイツがそれぞれ演じる。監督は「ディープ・インパクト」のミミ・レダー。

女性蔑視全盛の時代。
男尊女卑も甚だしく、女性は家で家庭を粛々と守るもの。
とされていた時代に、法律から風穴を開けていくというお話。

日本と同じようなことが海の向こうでもあったんだなぁ…と。
作中でもチラッと出てきますけど、男尊女卑の下に黒人差別があったんですよね。
黒人は女以下だ、というセリフが痛いです。みんな同じ人間なのに。

僕は全てにおいて放任主義なので、やりたい事やればいいじゃ〜ん、と思ってしまうんですけど。
まだ世の中そういう風にはなってないのかな。
夫婦や恋人関係、1 + 1 ＝ 2以上にならないとおかしい。
1 + 1 ＝ 1な関係が多い気がするんですよねぇ…。

話を本筋に戻します。
お互いの主義主張で対立する母娘。
娘のある行動により母親の考え方が変わるシーンがあります。
そこが、僕の中のクライマックス。(not G1)
人が変わる瞬間というのは、震えるものです。
どんな事でも、それは物凄い瞬間。
この瞬間を見事に演じきった2人には投げ銭したいです。

そう、それはとてもとても美しいこと。

『ビリーブ 未来への大逆転』
原題On the Basis of Sex.
映倫区分G.
製作年2018年。上映時間120分。

フェリシティ・ジョーンズ主演で、実話をもとに史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いた米国製ドラマ。
ルース役をジョーンズが演じるほか、彼女を支え続ける夫役をアーミー・ハマー、伝説の弁護士役をキャシー・ベイツがそれぞれ演じる。
監督は『ディープ・インパクト』のミミ・レダー。

のちにアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグは、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、努力の末に名門ハーバード法科大学院に入学する。
夫マーティの協力のもと彼女は大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由にルースを雇い入れる法律事務所はどこにもなかった。
やむなく大学教授となったルースは、男女平等の講義に力を入れながらも、弁護士への夢を捨てきれずにいた。
やがてある訴訟記録を目にし、それが歴史を変える裁判になると信じたルースは自ら弁護を買って出るが。。。

BELIEVE
勇気だけを称えよる多くの小説や映画じゃ、どうも、勇気をブンブブーンと振り回しても空回りになりがちなのを散見される昨今。
実際にゃオツムを絞った知恵や、あれ是と技術も必要で、ほんでもって、人間関係のネットワークも重要。
そんなこんなが、この映画の中じゃ、前例のない訴訟で女子の地位を向上させる『改革』の取組みによってありありと❔示されてました。
まだ女子や外国人への差別が堂々と闊歩し、リベラルな言論に『反日』のレッテルを張ってズバババっと攻撃する右派もいる日本においても、勉強になったかな。
日本でも、こんな映画を作ってほしいなぁと熱望をもったほど。
まぁ、この映画を見終わり思い出した、以前、自分が書いた拙い詩を末筆に載せときますのでお時間あるときはどうぞ🙇‍♂️。

ルース・バーダー・ギンズバーグ（現最高裁判所判事）は、女性の権利向上と男女平等の提唱者。
退陣を拒む頑固な性格は、アメリカ政界やと悪名高く、司法制度の中で最も影響力のある人物の一人となってるのは確かで、今作品は、残念やけとこないなとこは見過ごされているのは否めないまでも、この伝記的な法律ドラマは、平等な権利の歴史における重要な足がかりを教育し、ドラマ化することに成功していると思います。
結局のところ、歴史を作ったのは彼女の物語なんやし。
ルースは、献身的な税理士の旦那さんの協力を得て、男性対象者の税控除を『女性、男やもめ、離婚した人』に不当に制限する裁判を独自に引き受ける。
彼女は不平等な格差を明らかにし、変更を強いるために多くの憲法上の法律に挑戦することを決心する。
ルースは力強い意思を持った人物であり、レダー監督はこの作品を彼女の物語として巧く仕上げてました。
自分を男性と同じように扱ってくれる世界を望む彼女の動機は、物語のタイムシフトを完璧に利用することで実現されている。
今作品は、彼女が別の大学で法学部を卒業することを拒否され、どの法律事務所でもポジションを見つけることができない、若い頃から始まるんやけど、このすべては、彼女が女性であることが理由とはいやはや。
20世紀半ばの女性に対する固定観念と機会の抑圧は、まあ、不公平なモンやなぁ。
スティープルマンのニュアンスに富んだ脚本は、このことをよく理解してるし、ルースの合法的かつ不公平な扱いを十分に生かし、彼女が主な事件を担当する際の動機付けとしたのである。
よく云われる、抗議行動は一時的な変化をもたらすのに適しているが、社会を変えようとするんやったら、法律そのものに挑戦する必要がある。
考えさせられるテーマやし、大きな力を持っているかな。
ルースは、男性が不当に差別されるのなら、女性も同じだと考えた。
彼女は、男性の裁判官のパネルが、男性の控訴人に同調しやすいというプランを巧みに構成した。
微妙な、しかし独創的な心理的動きが、ルースを手強い弁護士にしている。
せや、レダーは彼女に手柄を独り占めさせることはしない。
癌に侵された旦那さんと志の高い娘との親密な交友関係は、この事件が家族の努力の結晶であり、団結の必要性を象徴するものであることを意味してた。
みんなが力を合わせて、裁判に勝つためだけでなく、歴史を変えるために。第一幕の説得力は、最後の法廷劇に及ばないまでも、最初から最後まで、絶対的な説得力がありました。
重いテーマと軽い語り口のバランスをとるのは難しいことやけど、レダーはそれを難なくこなしている。
ギンズバーグの著名な仕事を知らない観てる側にも親しみやすく、社会を変える戦いの中でユーモラスな場面も用意されてました。
まぁ、全てはジョーンズの卓越した演技がなきゃ、上記のどれもがうまくいかなかったと云わざるを得ないかな。ニュアンスに富み、コントロールされた作品でした。
また、ハマーの素晴らしい助演も、彼女の才能を高めてましたし、レイナーのスクリーンタイムがもっとあれば、特に控訴審の場面で、彼の成長著しい才能を発揮できたんちゃうかな。
ギンズバーグの作品を知っている人も知らない人も、この映画がいかに重要なんかは、控えめに書くんは難しいかな。
この100年で飛躍的な進歩を遂げた。そして、その感動的な主役は、私たちが今立ち止まってはいけないことを教えてくれる。
私たちは平等のもと変化を起こすことができるはず。

　　　　　無題
　　　　　　by GEORGEことkuu
男はこの世の生物の中で最も高尚であり
女はあらゆる理想のうちでは最も崇高なのかもしれない
創造主は男のために王座を、女のために祭壇を設けた
王座は男の士気をを高め、祭壇は女を神秘的にする
男は理性であり、女は感情である
理性は眩しさを造り、感情は愛を生ずる。眩しさが生じ、愛が産まれる
男は理性ゆえに迷い、女は泪ゆえにムテキである
理想は俺達を納得させ、涙はわれわれを動かす
男はあらゆる英雄にもなれ
女はあらゆる宿命に打ち勝つことができる
英雄的行為は俺達を潔くし、受難はわれわれを崇高にする
男は支配しようとし、女は選ぶ権利を持っている
支配権は力を意味し、選択権は正義を意味する。
男は堕天使であり、女は天使である
その堕天使は鎖に繋がれ、その天使には限界がない
男が熱望するのは理想的な栄光であり、女が熱望するのは美徳である
栄光はあらゆる偉大なものを造りたし
美徳はあらゆる神聖なものを造りだす
男は倫理であり、女は布教者である
倫理は正義を行い、布教者はムテキにする
男は思考し、女は夢想する
思考とは脳の中に蛆虫を持つことであり、夢想とは額にオーラを持つことである
男は海原であり、女は淡水湖である
大洋は珊瑚で飾られ、湖は歌ででまぶしく輝いている
男は飛べない鶏であり、女は歌うナイチンゲールである
空を飛べないということは支配誤ったからであり、
歌うということは霊を征服するということである
男は寺院であり、女は拝殿である
俺達は寺院の前で自分自身を気付き、拝殿の前にひざまずく
死んで男は砂漠の地に朽ち果て、女は空の始まるところにおかれる。